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木曽川の鵜飼いの起源は、今より1300年前といわれています。
それより下り、340余年前、時の犬山城主の成瀬正親公の頃から犬山鵜飼いが始まった様です。
今では夜の鵜飼い見物は優雅なものですが、実際の漁としてより観光としては明治になってからとか。
古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼いになったようです。
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観光船の待つ中,鵜と鵜庄の乗った鵜舟がやってきました。
今夜は三隻の観光船がもうすでにスタンバイです。
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花火見物も終わり、今度は篝火のともる中、いよいよ鵜飼いのショーの始まりです。
川面に揺れる篝火の光がいっそうきらめいて鵜庄の手元を照らします。
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10羽の鵜を操る鵜庄の鮮やかな手さばきとともに、川に潜った鵜が捕ったアユや川魚を上手に口から
吐き出す様子に歓声があがります。
暗闇の川面を照らす鵜舟の篝火の光が川風に揺れて一段と鮮やかに~~~
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いかにも夏の夜の優雅な川遊びという感じですが、本来鵜飼いは夜行われる漁法で、特に木曽川や
長良川で行われている鵜飼いは、今や観光の目玉になっています。
船の上から観光客の多くは、皆スマホでその様子を撮影でした。
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篝火が川面に揺れて~~~幻想的です。
鵜匠の装束は風折烏帽子、漁服、胸あて、腰蓑という古式ゆかしい姿です。
こんな姿も、いっそうショ―を盛り上げているのかもしれません。
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こんな優雅な様子を、花火を見終わったたくさんの見学者が、川べりのこちらから今夜は無料で見学です。
私もその一人ですが、、、、(笑)
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鵜飼いが終わった後は、鵜匠さんから伝統の鵜飼いのことや古式ゆかしい衣装などの解説があります。
その中に、、、
時には鵜がウナギを捕まえ、ウナギが鵜の首に巻き付き、吞み込むのに難儀する。
”鵜が難儀をするからウナギ”とか。
なるほど、、、ほんと???(笑)
鵜飼いのショーが終わるころには、夜空に三日月が、、、、
暑かった今日の一日の終わりの夏の夜のひとときでした。