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若かりし頃勤めていた会社の親睦会が、今年は熱海のホテルで行われると
いうので出かけました。
去年の親睦会は横浜のベイエリアのホテルで、思いがけず数年ぶりに横浜山手
西洋館巡りや山下公園などの散策を楽しみました。
あれからもう1年、早いですね。
よろしかったら横浜山手西洋館めぐり その1と横浜山手西洋館めぐり その2
はこちらからどうぞ。
今年は熱海。
熱海と言うと何度となく新幹線で通過していますが、下車したのは今回が初めて。
新幹線の窓から海沿いの崖に聳えるホテルの林立が見えてきます。
駅前から乗り降り自由の一日観光の“湯~遊~バス”(800円)に乗って熱海の
名所を一巡り。
“熱海の海岸散歩すりゃ~~“で有名な松がこちら。
こんな道路わきにあったんですね。もっと松林の中かと思ってました。
熱海は坂の町。バスは海岸べりから山手へ。
坂の上から振り返ると東洋のナポリがが眼下に広がっています。
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バスはこのあと熱海城、アカオハーブ&ローズガーデン、起雲閣、澤田政廣記念
美術館、熱海梅園、来宮神社とひと回りします。
一回りした後もう一度同じコースに乗り、今日の目的地の起雲閣で下車。
この立派な薬医門の中に起雲閣があります。
起雲閣は、大正、昭和の浪漫あふれる名邸として知られ、非公開の岩崎邸、
現存しない住友邸と並び、「熱海の三大別荘」といわれた名邸。
もとは実業家根津嘉一郎、海運王と呼ばれた内田信也の別邸でしたが、昭和22年に
旅館として生まれ変わり、平成12年からは熱海市所有の観光施設となっています。
中に入る前に外からちらっとお庭を覗いて、、、、うわー広い!!
そして最初に入ったお部屋が、大正8年に建てられた旧内田信也別邸の主屋。
ラピスラズリの壁の色が独特の雰囲気を出しています。
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そしてこちらは根津嘉一郎別邸のガーデンハウスとして昭和4年に竣工された洋館。
“玉渓”の間は、中世英国風のチューダー様式で作られていますが、暖炉の脇には
古社寺の丸柱を配し、日本建築の床の間と床柱を連想させる空間になっていました。
サンルームはセンスあふれるステンドグラスの高い天井と、タ イル張りの床が明るく
開放的です。
サンルームに続くこの部屋は、洋風の暖炉に和風の天井、そして中国風の欄間に
装飾された和洋折衷の“玉妃”の間です。
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日本家屋の母屋と離れは大正後期、洋館と広大な庭園は昭和初期に造られた
ものとか。
緑豊かな庭園を備えた三千坪におよぶ敷地の中は、松や石を配した庭が池の
周りに広がり、家屋に続いて緑の広い芝生が広がっています。
この部屋の中から眺める風景は、この建物が市街地にあるとはとても思えない
緑豊かな庭園となっています。
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昭和22年には、旅館として生まれ変って以来太宰治を初め山本有三、船橋聖一、
谷崎潤一郎、志賀直哉などの多くの文豪たちが逗留した旅館としても有名です。
各々の部屋はゆかりの文豪たちの資料展示室にもなっていました。
きっとここでいくつかの名作も生まれたのでしょうね。
最後の部屋には、この熱海が舞台の金色夜叉を書いた尾崎紅葉の展示室になって
いて、文人達の愛した名旅館の風格が感じられる部屋が連なっていました。
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こちらはローマ風浴室。
多くの文人達も入ったのでしょうか??
床や壁の内装から浴槽の仕上げは、当時の姿を再現したもの だそうですが、
窓のステンドグラスや湯出口は創建当時のものとか。
ローマ風呂の隣には、広くゆったりとしたお風呂がありました。
そう言えば、ここは立派な温泉地でしたね。
大きく開けられた開放的なガラス窓からは庭の緑の木々が眺められ、ゆったりと
湯船につかり疲れを取っていた文人達の姿が浮かびます。(失礼!)
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建物は後から移築や増築をしたのか、かなり入り組んだ構造のようで、絨毯の敷
かれた長い廊下が続き、どこを歩いているのか迷うほど。
こちらは離れの大広間のようで、大正8年に建てれた旧内田信也別邸の一部。
以前は母屋の隣にあったものを後になり移築されたもの。
この部屋からの庭の眺めも素晴しく、しばし見学の足が止まります。
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部屋の見学が済んでからは、お庭に出てゆっくりと起雲閣の全体を眺めました。
その当時の熱海の一等地に建てられた贅を尽くしたこの起雲閣は、今では熱海市
有形文化財となっています。
熱海に行かれることがあったら是非お薦めしたい所です。(入館料500円)
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起雲閣の門の横にいた可愛い“熱海の猫”ちゃん。
伊豆へ行ってしまうからでしょうか?
熱海は中学の修学旅行で行きましたが 勿論ゆっくり見るわけもなく記憶にあるのは寛一お宮のあの松だけです。
大きな温泉地として有名すぎて宿も大規模・・・
個人で行くには敬遠してしまいがちで、伊豆や箱根に行く時に通るくらいです。
そうそう美味しいラーメンとオムライスのお店にはハイキングの帰りに何度か行った事があります。
ですからこんなに立派で歴史のある「起雲閣」の事も知りませんでした。
3000坪の敷地の中の庭園というのも心惹かれますね。
今度機会があったら「熱海」を目的に行ってみたくなりました。
会社の親睦会今年は熱海だったのですか
お宿も歴史ある「起雲閣」立派な佇まいですね。
格式の高さを感じますね。
1年ぶりに昔の職場の方と会われお話もはずんで楽しいひと時でしたね。
熱海は此方からは東京に行くより近いのに最近行ったことが無かったです。
日帰りも充分にできる近さですので何時か必ず行きたいと思いました。
新幹線が開通すると、熱海よりももっと遠くへと足を延ばすようになり
在来線でも2時間かからないのに、いつしか遠い存在になっていました
新幹線の窓越しに見るホテルやマンションの景色と海沿いの道路、お宮の松と梅林程度の印象でしたが
こんな素敵な市の有形文化財があるのですね
最近、戦前までの日本家屋に魅かれている私としては機会があれば行ってみたいです
窓から崖沿いのホテルと海を眺める程度のところ
でした。
今回初めて熱海の名所を回りましたが、それも
みなバスの中からが多く、お宮の松もバスの中から
見学しました。
この観光バスはもう一つ別コースもあったのですが
今回はこの起雲閣でストップしてしまいました。
いつもは新幹線の窓から林立するホテルと海を
眺めているうちに通過してしまいますし、、、
宿泊場所が熱海の某ホテルと決まったので、早速
近くの見学場所をネットで検索しこの起雲閣を知り
ました。かつて文豪の愛した名旅館とのことで、
是非見たくなりました。
naoママさんの所からはお近いでしょうね。
街中にこんな広い旅館がありびっくりでした。
是非一度お出かけください。
皆さん以外に行かれないようですね。
そちらからだと伊豆や箱根の方に行かれるので
しょうね。
今回私も初めて熱海の街中をバスで見学し、この
立派な起雲閣ではゆっくりと隅々まで見せて頂き
当時の名旅館に宿泊したような気分になりました。
お近くでしたら一度お出かけください。
当時の名旅館素晴しいです。
羨ましいお話ですね。
では熱海と言うとyoccoさんにとっては懐かしい
所ではないですか。
私にとっては熱海と言うと日本屈指の温泉地で
芸者さんがいっぱいいる綺麗処のイメージでしたが
今回のちに旅館になった素晴しい別荘を見学でき
感激でした。
大正後期、昭和初期の重厚な建物は一見の価値あり
です。是非一度お訪ね下さい。
久し振りに 熱海の温泉街の景観を見ましたが 相変わらずホテルが林立して 壮観ですね
バブル崩壊の直後は 経営困難に陥ったところが多かったようですが 今は再生したのでしょうね
起雲閣は 由緒ある旅館なのですね
根津嘉一郎は 東部鉄道の創業者ですね
有名な小説家の定宿でもあったようですね
素晴らしい旅館の様子を 詳しくご紹介頂きまして ありがとうございました
熱海はバブルがはじけてから高額なホテルや旅館がかなり倒産したみたいですが、最近はどうなのでしょう。私は社員旅行と知人との2回宿泊したことがあります。日本のあちこちの温泉地には作家の足跡が多いですね。起雲閣には錚々たる文豪の足跡があるのですね。
私の地元の塩原温泉にも何人かの作家が執筆のために宿泊した旅館がありますが、起雲閣にも見えた尾崎紅葉は「金色夜叉」の関係で共通していますね。熱海でお宮との恋に絶望した寛一が心の癒し場所として塩原温泉に来るのです。その執筆のため尾崎紅葉も塩原の清琴楼に逗留しています。
通り一遍な記事の多い中、こうした記事は嬉しいですね。熱海の猫ちゃん初め画像が綺麗ですね。ありがとうございました。