風のたより

つれづれに

オーストラリアあれこれ ⑧   Waverley cemetery(ウェバリー墓地)

2007-01-28 | オーストラリア滞在記 その1
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<上の画像をクリックしてください。フルスクリーンです。>

シドニーの街中のドライブの中で、印象に残る場所がありました。 それはまるで映画のワンシーンのように、今も私の心に映っています。

それはシドニーの街中からさほど遠くない海辺に突き出た岬のはずれにありました。
Waverley cemetery(ウェバリー墓地)です。
この墓地はシドニーの東海岸のBronteとClovellyの間にあり、40エーカーの山腹に 広がる墓地は、太平洋に向いています。
    墓地の入り口から入ってすぐ,眼前に広がるこの光景に、私はただただ圧倒されてしまいました。

この墓地は1877年に造られたシドニー郊外の共同墓地で、なだらかな坂の下に広が る80、000もの墓標は,真っ青な海と空をバックに静かに眠っていました。
真っ白な大理石と淡い茶色の砂岩の数限りない墓標は、まるで私には野に咲き乱れる お花畑にように思えたのです。

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<上の画像をクリックしてください。フルスクリーンです。>

この光景を見た瞬間、“うわーなんて綺麗な墓地なんだろう!!”と思いました。
そして不謹慎にも“こんなきれいな所なら今すぐにでも入ってもいいな”と、、、、、

実際この墓地はオーストラリアでも有名な墓地で、今までにもたくさんの著名人が埋葬 されているのです。
第一次、第二次大戦戦没者を初め、詩人、軍人、政治家、最高裁判所長官、作家、飛行 士を筆頭にスイマー、やボクサー、クリケッターと言った人々も眠っているようです。

   

埋葬方法は火葬が主の日本と違い、オーストラリアは今も土葬が主流のようです。
それでも最近火葬にする例もあるようで、同じ墓所内の大きな木の下に小さい石の墓標 が二重に並んでいる場所が火葬された人々の墓地のようでした。
またまるで個室のような立派なお墓(?)も真っ青な海に向けて立っていました。

またごく最近では、メルボルン郊外のダーリントン墓地では、オーストラリア初の新埋 葬法 として「立葬」が可能の墓地になるということです。
これは牧草地を共同墓地にした後、のちのちにはまた牧草地に戻すと言う計画とか。
これは自然に戻すと言うことなのでしょうか。

いずれにしてもこのWaverley cemetery(ウェバリー墓地)に私はいたく感激して しまいました。忘れられない今回の旅の印象に残る一こまです。

 

今日本では“千の風になって”という歌が静かなブームになっていますね。
まるでそんな声がどこからか聞こえてくるような風景でした。


        私のお墓の前で、泣かないで下さい。
そこに私はいません。眠ってなんかいません。
千の風に、千の風になって
あの大きな空を、吹きわたっています。~~~~~
         

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウェバリー墓地! (maruco)
2007-01-29 08:47:23
tomoさま ウェバリー墓地 とても広い墓地ですね。
まだ土葬で埋葬されてる方が多いのにはビックリしました。
墓標も同じに統一されないで思い々の墓標でその方の生前を思わさせる様ですね。
珍しいところのご紹介ありがとうございました。


何時も写真が素晴らしいですね。
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marucoさんへ (風のたより(S.K))
2007-01-29 09:20:01
おはようございます。
いつもいつも見ていただき本当にありがとうございます。
この墓地は娘の紹介で訪れた場所なのですが、本当にきれいな所でした。
日本の墓地のイメージとはだいぶ違いますし埋葬方法も墓標の形も違いました。
これも異文化体験ということでしょうか。
空と海の青が印象的な場所でした。
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こんにちは (non_non)
2007-01-29 11:08:06
真っ青な海と空を見渡せる墓地・・・
墓地というイメージには ほど遠い 明るい感じですね
ここに眠っている方は やはりセレブに属する方々のようですね
シドニーの未知の名所をご紹介頂きまして ありがとうございます
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non_nonさんへ (風のたより(S.K))
2007-01-29 13:52:47
こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

本当に墓地と言うイメージにはない明るさを感じました。どうしても日本の墓地はあまり明るいイメージは少ないですね。
ここも共同墓地のようですが、墓地と言うよりまるで彫刻群のようでした。でもお墓の形からしても土葬なのですね。まだ火葬は少ないようです。
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おはようございます (naoママ)
2007-01-30 10:34:23
トップの写真をクリックしたら、青い海と青い空がド~ン!と目に入りました。
岬の外れにある墓地は本当に明るい所なのですね。
そして、とても爽やかな風も感じられますね

ツアー旅行では滅多に現代の「墓地見学」はありませんが以前タイ旅行をした時、クワイ川近くの英兵の墓地見学がありました。
緑の芝生と綺麗に咲き乱れる花々がとても印象的な明るい墓地でした。

パースに住む家の大家さんからメールが届き、この所の最高気温は40度を越える日々とか・・・
知り合いが「2~3週間パースでノンビリしたい」と旅行社に相談したら、今は暑すぎるから5~6月頃に延期しなさいと言われたそうです。
私たちが出かける2~3月もまだまだ暑いのでしょうか
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noaママさんへ (風のたより(S.K))
2007-01-30 13:09:13
こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうですね私もこんな明るい広々とした西洋のお墓を見るのは初めてです。
この日は抜けるような青空に白い大理石のお墓がとっても綺麗で、なんだかあまりの美しさに感激してしまい、“お墓を見て喜んでいるのはお母さんぐらい”と娘にも言われたのですが、西洋のお墓は好きですね。

イタリア・ミラノに行った時も“ミラノ中央墓地”をツアーを抜け出して見に行ったほどです。(笑)
ここもまるで彫刻群のようなお墓のたたずまいに圧倒されましたが、今回見たこのお墓はまるで暗さがなく、天国のようにさえ見えました
私ってちょっと変っているのでしょうか?????
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naoママさん!!へ (風のたより(S.K))
2007-01-30 13:19:33
naoママさん、ごめんなさい!!
お名前を間違っていたようで申し訳ありませんでした。勝手にnoaママさんと思ってしまって、、、、
naoママさんだったんですね。
早とちりの慌て者がバレました。(笑)
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こんばんわ (satomine)
2007-01-30 21:43:42
オーストラリア旅行記、楽しませていただいてます。
青い海と空・眩しいくらいの太陽、見ているとどこか暖かい所へ行きたくなってしまいます。

外国の墓地、日本の墓地と違いとても綺麗でいいですね。
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satomineさんへ (風のたより(S.K))
2007-01-30 22:12:52
こんばんは。
いつも読んでいただきありがとうございます。

本当に日本の墓地と違い明るく広々としていてここが墓地と言うことを忘れるほどでした。
この海と空の青さがいっそう効果を出しているのかも、、、、。
季節が違うとまた違った表情になるのかもしれませんが、印象に残る風景でした。
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