カタクリの群生地を見た後は、その先に広がる森へ~~~
ここは隠れた穴場のような飛騨木曽川国定公園の中です。
森に広がる木々は、早や芽吹きの時期を迎えたように爽やかな萌黄色です。
しばらく森の中を散策してみました。
石垣が組まれた場所は、大正時代ここには氷場があった所とか。
12月になると谷川の水を入れ、池いっぱいに氷が張ると、「寒のうち」(1月中旬から2月初め)に
約40センチ角の氷を切りだし、船着き場まで運び対岸の坂祝にある倉庫にオガクヅなどを詰め保存
したのだそうです。
その多くは、船で一宮や笠松、岐阜や名古屋にまで運ばれたそうですが、大正末期頃には機械で氷を
作るようになり、しだいに氷場の存在も忘れ去られていったようです。
氷場のある場所へ坂道を上がり石垣に近づいてみると、、、、
ここが石の組まれたいくつもの氷場があったところのようです。
大きくて広い四角の氷場がたくさん残っていました。
反対側の川沿いからは、木曽川の流れが見えてきました。
川沿いの道を下がっていくと、昔の船着き場だった場所に出ます。
ここから船を出して風流な舟遊びもやっていたようですが、氷場で切り出した氷もここから運ばれて
いったようようです。
そこには、木曽川の青く澄んだ流れがありました。
早春の森には、気持ちの良い春の空気がいっぱいあふれていました。
これから森は日一日と芽吹きの時期を迎えることでしょう。
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