あっという間に今年も早師走になってしまいました。
年々一年が早く、まるで背中を押されているような感じです。(笑)
というわけで晩秋の紅葉の時期も終わりとなりました。
今秋の紅葉の見納めに美濃市にある紅葉の名所の「大矢田神社もみじ谷」に出かけてみました。
ナビに目的地の設定がうまくいかず肝心なところでナビが終了となり、ここまでたどり着くのに
四苦八苦。
人に聞こうにも車は走っていず人の姿もなく心細いことこの上なしでしたが、やっとこの神社
近くまで来て人のざわめきにほっとしました。
初めて来た大矢田神社は、飛騨・美濃紅葉三十三選の一つに指定されている所で
祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)とのこと。
さすがにもみじの名所だけあり、境内にあるという約3000本のヤマモミジは光に映えて
綺麗です。
山門から歩いてすぐに見上げると高台にある本殿までの100段の階段がありました。
この日もバスツアーの皆さんが100段の階段を上って本殿へ~~~。
途中の階段の左には高い崖から流れ落ちる滝がありました。
「直毘の滝」(なおびのたき)といい、裏山の天王山の奥深くから湧き出る浄水とか。
ちょっと喉も乾いていたので、思わず流れ落ちる聖なるお水を頂き、ついでのお清めのお水に、、、
やっと本殿まで上がってきました。
本殿は江戸時代初期の1672年、拝殿は1671年再建であり、ともに国の重要文化財に指定されているとか。
切妻檜皮葺きの立派な趣の社です。
11月23日にはこの大矢田神社の例祭である「ひんここ祭り」が行われたばかりとか。
「ひんここ祭り」に使われたという素朴な人形が社務所の横に立てかけてありました。
本殿の妻の部分、左が軒唐破風、右が千鳥破風、ともに寛文12年(1672年)建立され
のちに再建されたようです。
詳しい説明書きが立て看板になっていました。
高台のある本殿から帰りはなだらかな坂道を降りて、、、
途中にはこんな珍しい夫婦樹が、、、
一本の幹から杉と檜が生えているとか、不思議です。
山を下りて帰りにもう一度楼門を通ります。
なかなか風情のある楼門で、名残りのもみじが黒い檜皮葺きの屋根に映えていました。
はじめて行った美濃市の山奥にある大矢田神社は、今年のなごりのもみじ見物になりました。
もみじの時期が終われば本格的な寒さの冬もすぐそこです。
今年はどんな冬になるのでしょうか?