LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

大切な四つ葉のクローバー

2006年05月14日 | Weblog
カミングアウト無料相談をしてくださっているアイデンティティハウスのかじよしみさんのサイトにすばらしい詩を見つけました。アメリカのP-FLAG(レズビアン・ゲイの親、家族、友人の会)のニュースレターに掲載されていたあるお母さんの詩だそうです。「四つ葉のクローバー」このブログの模様と偶然にも一致していました。まだ読んでいない人のために!

『私たちのほとんどは、普通見過ごされてしまう、三つ葉のクローバーのような存在ですが、その中に、時折、四つ葉のクローバーのような人がいます。四つ葉のクローバーは珍しく、私も子どものころ何時間もかけて探したものです。たまに見つけると、押し葉にして、宝物として大切にとっておきました。・・・私の子どもは、四つ葉のクローバーのようです。性的指向は、たまたま私と違っていますが、私にとっては、大切に守ってあげたい宝物です。四つ葉のクローバーは、不自然なものではありません。ただ、珍しくて、大勢とは違っているだけです。私は、それから葉を一枚もぎとって、三つ葉のクローバーに見せかけたいとは、決して思いません。』

 あまりにも素敵なこの詩に感動してしまいました。四つ葉のクローバーのみなさん、あなたたちは私たちにとって本当に大切な存在なのです。

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はじめてのゲイパレード

2006年05月14日 | Weblog
 5月13日。あいにくの雨でしたが、神戸まつりでのはじめてのゲイパレード、すばらしかったです。当事者の息子は中間テスト勉強のため欠席。家族代表で二人の母親と姉が参加してきました。「セクシャルマイノリティ発展向上委員会」と書かれたプラカードを見て、思わず涙しました。

 「私達は、アンロック、インスレーブという二つのクラブイベントを通して、セクシャルマイノリティの地位向上、HIVの予防啓発、脱クローゼット等を神戸で訴えかけてきました。今回、広く全国から同じ気持ちのセクシャルマイノリティの仲間の思いをハンカチに込めてもらい、メッセージと共に一体となって歩きます。何者をも差別しない開かれた国際都市神戸を目指し、このムーブメントが世界に広がるよう、胸を張って歩きます。」なんという感動的なメッセージでしょう。この紹介文が数ヶ所でマイクを通して読み上げられると、その都度彼らはハンカチを高く掲げ、笑顔で歩きました。メッセージどおり、胸を張って。

 沿道からの応援とはいえ、デモ行進の経験もないわたしにとってははじめてのパレード。ましてやゲイパレードの応援など、この数ヶ月前の私には予想もつかないことでした。集合場所はミッドナイトカフェ。つまりゲイバーというところでしょうか。これもはじめて。そこで着替えている自称?きれいどころのお兄さんたち(といっていいのかお姉さんといっていいのか・・・)とも初対面。

仮装していない参加者も合わせると50人近くいたでしょうか。この子たちがみんなセクシャルマイノリティ? すぐ横の沿道を歩いている子たちとなんら変わらない彼ら、彼女ら。笑顔で楽しそうでした。私たちがパレードの入り口に到着する頃には、不思議と雨はやみ、出口を抜けて「お疲れ様!」のとたん、また降り出すといったぐあいで、天も味方してくれたパレードでした。

親として、一人の人間として彼らを応援する、社会を変える、と決めてからの数ヶ月。私の毎日は驚きと感動の連続です。私の知った新しい世界。まだ社会の表には出してもらえていない問題の数々。これをみんなに広く伝えたい。お父さん、お母さん、一緒に頑張ってくれませんか?

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