遠藤周作『沈黙』『女の一生~一部』を読んで、キリシタンの殉教について興味を持ち、山本博文『殉教 日本人は何を信仰したか』を読みました。
資料から当時の日本で何故殉教者が大量に出たのか、を読み解きます。なかでも『沈黙』についても、物語としてのフィクション的な部分を指摘していて興味深いです。踏み絵などの棄教について役人自ら形だけでいいのだから、と諭してもキリシタンたちは殉教を(しかも、凄惨な…)を選ぶのが現代を生きる私には馴染みません。生きぬけることこそ、大切なのではと思うのですが。遠藤作品はそういった意味でも私を惹きつけます。
大名が庶民が自ずから殉教の道を選び、それでも尚、日本に密入国しようとする南蛮人の司祭たち。その何故?に『殉教』は迫ります。
カラー写真のページにザビエルさんのミイラ化した片手が写ってます~。ひゃ。これがこの時代のカトリックの信仰のひとつなのです。でも、ひゃ。豆知識ですが、教科書などで有名なフランシスコ・ザビエル画は大阪茨木の隠れキリシタンの屋敷から近代に発見されたのですよ。現物はもうありませんが、キリシタン遺跡資料館というのがあるので興味があるかたはぜひ(キリシタンが隠れられるような山奥です)。
さて、この本を読み終わったので、ちろりさんの旦那さん・豊蝶さんのいとこさんが文学賞を取ったという作品を買いに行ってびっくり。まさかのキリシタンもの!
“引き寄せ”って、あるんだなあ~。てな訳で次回更新はその村木嵐さんの『マルガリータ』の感想文をアップの予定。
資料から当時の日本で何故殉教者が大量に出たのか、を読み解きます。なかでも『沈黙』についても、物語としてのフィクション的な部分を指摘していて興味深いです。踏み絵などの棄教について役人自ら形だけでいいのだから、と諭してもキリシタンたちは殉教を(しかも、凄惨な…)を選ぶのが現代を生きる私には馴染みません。生きぬけることこそ、大切なのではと思うのですが。遠藤作品はそういった意味でも私を惹きつけます。
大名が庶民が自ずから殉教の道を選び、それでも尚、日本に密入国しようとする南蛮人の司祭たち。その何故?に『殉教』は迫ります。
カラー写真のページにザビエルさんのミイラ化した片手が写ってます~。ひゃ。これがこの時代のカトリックの信仰のひとつなのです。でも、ひゃ。豆知識ですが、教科書などで有名なフランシスコ・ザビエル画は大阪茨木の隠れキリシタンの屋敷から近代に発見されたのですよ。現物はもうありませんが、キリシタン遺跡資料館というのがあるので興味があるかたはぜひ(キリシタンが隠れられるような山奥です)。
さて、この本を読み終わったので、ちろりさんの旦那さん・豊蝶さんのいとこさんが文学賞を取ったという作品を買いに行ってびっくり。まさかのキリシタンもの!
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