あべのハルカス美術館の「北斎展~富士を越えて」に行ってきました。平日の夕刻というのに長蛇の列。中に入ってもお客さんいっぱい。げっそり。思えば夏に岡山の美術館で浮世絵展に行って正解でした。人の数が違う。
大英博物館をはじめとする海外の美術館からの里帰りで肉筆画が中心の展示でした。90才を過ぎるまで描き続けた作家の最後の展示作品は写真に載せてる「虎」。最晩年にこのタッチはなんだ?どこかパペットのような筋肉と愛嬌のある顔。
70まではとるに足りないものを書いてたけど73才すぎて生き物や草木の形が分かってきた。86才になったらますます上達し、90才になった奥義を極めて100才になったら神妙の域になる、と。そんな言葉がでるだけあって時間や物の見方が人とは違うんだろうな。北斎漫画といって北斎をまねる人たちにあてた教本も出していたそうで、その使命には後進に教えるが大きくあったそうです。
ところで、NHKが作った番組が流れていたのですが、北斎の描く波の先🌊は普通の肉眼では捉えられないリアリティのある描写なんだそうです。
カメラマンに同じ状態の波の写真を撮ってもらおうとしたら、5000/1秒。常人には見えないものが見えたのか?
北斎自身の作品もよかったのですが、娘応為(おうい)が手伝ったかも?という軸が素晴らしい。色と繊細な線が絵でしか表現できないものでした。で、チケットを買うのに並んでいたら、その応為作の「吉原格子先之図」が11/6-19に特別公開されるという情報が。えええええー。これ一番見たいヤツやん。所蔵の大谷記念美術館でもしばらく展示の予定がないとのこと。行きたいなあ、でもあの人ごみはしんどいしなあ、と逡巡しとります。
あべのハルカス美術館
https://www.aham.jp/sp/
大英博物館をはじめとする海外の美術館からの里帰りで肉筆画が中心の展示でした。90才を過ぎるまで描き続けた作家の最後の展示作品は写真に載せてる「虎」。最晩年にこのタッチはなんだ?どこかパペットのような筋肉と愛嬌のある顔。
70まではとるに足りないものを書いてたけど73才すぎて生き物や草木の形が分かってきた。86才になったらますます上達し、90才になった奥義を極めて100才になったら神妙の域になる、と。そんな言葉がでるだけあって時間や物の見方が人とは違うんだろうな。北斎漫画といって北斎をまねる人たちにあてた教本も出していたそうで、その使命には後進に教えるが大きくあったそうです。
ところで、NHKが作った番組が流れていたのですが、北斎の描く波の先🌊は普通の肉眼では捉えられないリアリティのある描写なんだそうです。
カメラマンに同じ状態の波の写真を撮ってもらおうとしたら、5000/1秒。常人には見えないものが見えたのか?
北斎自身の作品もよかったのですが、娘応為(おうい)が手伝ったかも?という軸が素晴らしい。色と繊細な線が絵でしか表現できないものでした。で、チケットを買うのに並んでいたら、その応為作の「吉原格子先之図」が11/6-19に特別公開されるという情報が。えええええー。これ一番見たいヤツやん。所蔵の大谷記念美術館でもしばらく展示の予定がないとのこと。行きたいなあ、でもあの人ごみはしんどいしなあ、と逡巡しとります。
あべのハルカス美術館
https://www.aham.jp/sp/