天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

4月文楽公演1部「新版歌祭文」「釣女」

2013-04-15 21:47:37 | 観劇
さて、続き。

「新版歌祭文」“お染久松比翼投げ”(「愛宕山」)って、このお染久松やったんや…。
いやあ、これもなんだかモヤモヤしましたわ!
いろんなことを割愛して説明すると、丁稚の久松はお嬢さんのお染と恋仲になりますが、まあいろいろあって許されないので久松は家に返されます。養父は自分の連れ子・おみつと結婚させるのがええんでないかと祝言の準備をするし、久松も納得します。
なのに、やってくるお染。…来ちゃあかんやないかい。なんだかんだあって、心中するのイキオイのお染久松を止める(町の嬢ちゃんはパッションが違う)お父ちゃん。しかし、続いて部屋に入ってきたおみつは髪を下ろして身を引くと伝えるのです。
救いがないやないかい、おみつちゃんはっ。
しかも、お染のお母さんが迎えにきて久松は一緒に帰るんですよね~。ヤなヤツだ、久松は!
この話、ここで終わるんですけどこの後に結局心中しちゃうようです。
ああ、報われないおみつちゃん。
人形使いの勘十郎さんがおみつちゃんの悋気を表現しはるんですが、これが笑いが起こるくらいかわいかったです。
“野崎村の段”だけだと、おみつちゃんをのぞいてハッピーエンドに見えなくもないんですけどね。
これはやはりその後の悲劇を思ってラストを見る方がいいのかなあ。

「釣女」狂言→歌舞伎化→文楽化の演目。華やかでおかしいお話。お笑い担当の太郎冠者は英大夫さん。
大名、咲甫大夫&美女、芳穂大夫のしゅっとしたカップルに、醜女は三輪大夫。
でも、醜女はお福ちゃんの頭なので「みにくくないぞ!」
動きと言動は怖かったかも(笑)
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