天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

初春文楽公演一部

2015-01-05 22:37:16 | 観劇
今年も文楽・人形浄瑠璃をガツンガツンと応援していきたく存じますぞ!

初春文楽公演に一日こもってきました!

第1部 午前11時開演
花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)
 万才(春)・海女(夏)・関寺小町(秋)・鷺娘(冬)

舞踊もの四作のメドレー。新春一幕目は華やかなのがいいね!
…秋「関寺小町」は、おばあさんになった小野小町の哀愁ただよう舞。人生の秋。冬は春を待ちわびる若い娘さんの躍動的な舞です。

彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
 杉坂墓所の段/毛谷村の段

一部唯一の物語。ですが、最後までは語られず。いや、最後は想像つくんですが。仕官を断っている剣豪に勝ったものは仕官できるというので、婆さんを連れた男が、耳の聞こえない母のためにわざと負けてくれんかというてくるのですが、剣豪はあっさりその話に乗ったところが、実は騙されていて婆さんはそのへんの婆さんで最後に殺されていて。あのさ、そんな剣豪なら人を見る目も養えよ…。というところですが、もうひとつこの人には弱いものがあって、それは…お・ん・な。
虚無僧姿のこれまた腕のたつ女がやってきて、殺されかけるのですが誤解がとけると実は許嫁。いいのか!そんな浅慮な許嫁でいいのか!
※お笑い文楽ではありません。

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
 道行初音旅

一部で一番見たかったのが、こちら。
私が習っている落語で、これに合わせて踊るのですよ。音源はほんとの文楽の浄瑠璃からとっているのですが、その前のセリフやら仕草は歌舞伎なんですね(私がしているのは)。踊りのところでは思わず振りの確認。
こちら、静御前が勘十郎さんで狐忠信が幸助さん。勘十郎さんは狐忠信のイメージだったのですが、静御前もお美しい。私の大好きな演目。あ、居候(落語のね)と一緒じゃないか。
何度も言いますが、もういっぺん勘十郎さんの狐忠信で河連法眼館奥庭の段を見たい!見たい!見たい!見たい!あ、取り乱してしまった。今回、勘十郎さんが静だったので、もしかしてもう…と思うと心が乱れてしまう。文楽劇場さん、お願いしますよ。道行はけっこう正月にかかってるのに!

私の文章を読んで行きたいと思った奇特な方へのご案内。
まだまだチケットあるようですよ。
それに幕見もありますから。この機会にぜひ!
幕見席の案内
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新春寝坊 | トップ | 初春文楽公演二部 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇」カテゴリの最新記事