好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

文選読み、直下トミクタセば

2020-05-20 13:51:04 | 漢文・漢字
 ある国語辞典に、白氏文集(天永点)からの引用があり「海漫々たり、直下トミクタセば底も無し」と「直下」の部分が文選読みされていました。

 実はこの国語辞典、以前に「文選読み」で、用例の書き方がわかりにくい、と書いたのと同じ辞書です。やはりわかりやすく書いておられる執筆者もいらっしゃるんですね。(←尊敬をこめて)

 一昨日、早稲田大学の古典籍総合データベースから『邇言便蒙抄』をダウンし、読めるところだけ拾い読みしていたのですが、この辞書の言語門に「直下」がありその用例の白氏文集に「ハクシブンジウ」の読みがあるのをみつけました
 まさに犬も歩けば・・・

 この『邇言便蒙抄』(天和元序)は、『あて字用例辞典 名作にみる日本語表記のたのしみ』「《あて字》概説」に江戸時代に出版された辞書として記されていたものです。

       

 興味本位で眺めていたこの辞書に、まさか「ハクシブンジウ」の読みを見つけられるとは、そしてたまたま作業中に引いた国語辞典に、このように天永点でも記されていたであろう音訓が文選読みとして記されているとは 

 これだから古辞書を読むのは止められません。
 これ以外に『斉東俗談』(延宝七序、同九跋)・『古名録』(天保一四)(日本古典全集)のデータも入手しました。
 今度は何が見つかるか、当分楽しめそうです 

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