白氏文集の天永点を写本か版本で確認したいと思ったのですが、残念ながら確認できませんでした。
しかし、国立国会デジタルコレクションに宇都宮睦男氏による「神田本白氏文集天永四年点総索引」という文献があり、「とミオロセハ」「トミクタセハ」の訓のある事が分かりました。
神田本の神田って神田喜一郎氏のことだったんですねぇ~~。

早稲田大学の古典籍総合データベースに、那波道円 校 [元和4(1618)跋]の版本があったので、こちらも見てみました。
画像は見づらいかもしれませんが、以下のように書かれています。
直下ト(右下)
直下ミオロセハ/ミクタセハ(左側)
(巻第三 新楽府 海漫漫)
花魚尾がかわいい・・・ こういうのがあるとホッとします。
国語辞書の「直下トミクタセば」の「ば」はひらがな表記であることから推察すると、辞書側の判断で濁音表記にしてあるのですね。この判断は、データ化している者にとってはとてもありがたい配慮です。
データ化する際は、原則として墨字に忠実に作業することが求められるわけなのですが、時代によっては清濁が現代語のように表記されていない文献も多く、そのまま墨字通りに書いたのでは利用者に文意が正確に伝わらない可能性も生じます。
この辞書のように、現代語に則して濁音表記してくれると作業する側が悩まなくて済むので大変助かります。
この点は非常に助かるのですが、文選読みのことでちょっと引っかかっていました。
前回の記事で、「わかりやすく書いておられる~」と書きましたが、これは私の勘違いで、最初の記事の時と書き方が同じだったんだと気づきました
一般の読者からしても音訓両方の読みがあるほうが分かりやすいのでは?
作業する側からすると、文選読みの説明をしなくて済むので助かるのですが・・・
しかし、国立国会デジタルコレクションに宇都宮睦男氏による「神田本白氏文集天永四年点総索引」という文献があり、「とミオロセハ」「トミクタセハ」の訓のある事が分かりました。
神田本の神田って神田喜一郎氏のことだったんですねぇ~~。
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早稲田大学の古典籍総合データベースに、那波道円 校 [元和4(1618)跋]の版本があったので、こちらも見てみました。
画像は見づらいかもしれませんが、以下のように書かれています。
直下ト(右下)
直下ミオロセハ/ミクタセハ(左側)
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(巻第三 新楽府 海漫漫)
花魚尾がかわいい・・・ こういうのがあるとホッとします。
国語辞書の「直下トミクタセば」の「ば」はひらがな表記であることから推察すると、辞書側の判断で濁音表記にしてあるのですね。この判断は、データ化している者にとってはとてもありがたい配慮です。
データ化する際は、原則として墨字に忠実に作業することが求められるわけなのですが、時代によっては清濁が現代語のように表記されていない文献も多く、そのまま墨字通りに書いたのでは利用者に文意が正確に伝わらない可能性も生じます。
この辞書のように、現代語に則して濁音表記してくれると作業する側が悩まなくて済むので大変助かります。
この点は非常に助かるのですが、文選読みのことでちょっと引っかかっていました。
前回の記事で、「わかりやすく書いておられる~」と書きましたが、これは私の勘違いで、最初の記事の時と書き方が同じだったんだと気づきました
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一般の読者からしても音訓両方の読みがあるほうが分かりやすいのでは?
作業する側からすると、文選読みの説明をしなくて済むので助かるのですが・・・
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