好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

『古事記』の「背く・報ゆ・経」について

2013-09-20 21:19:54 | 古事記
11日の講座終了後に、先生に「漢文の古訓点から観た古事記の訓読」(小林芳規 1982.01)をお見せして、以前にお話しのあった「~を問ふ」に関するものかどうか伺ってみました。
先生は著者と同郷の後輩にあたり、書いたものを送っていただいているので読んでいると思いますがこれだったかどうか分りませんし、これが「~を問ふ」について書かれた最初のものかどうかわかりません、とのことでした。

そして先生も「~を背く」「~を報ゆ」「~に経(ふ)」も同様に考えておられますかと伺ったところ、お答えのニュアンスではどうも全ての項目について同意見ということではなさそうでした。
「~を問ふ」に関しては、古い版を書き直してくださいとおっしゃったのですからこれに関しては賛同なさっておられると思います。

「報ゆ」について『新編古典文学全集 古事記』(山口佳紀・神野志隆光)では
「ムクユ(報)という動詞は、「・・・に報ゆ」の場合と「・・・を報ゆ」の場合とがある。前者は報いる相手を示し、後者は「仇を報いむ」などのように報いる事柄を表す。
と説明しています。
「漢文の古典から観た古事記の訓読」とは意見が異なるようです。

「背く・報ゆ・経」については他の新しい学説があるかもしれませんので調べてみようと思います。
最新の情報をなかなか簡単に得られないというのは辛いです! やはり学会などには積極的に参加しておくべきなのかもしれません。ただ聴いているだけでも。

とりあえず手元にある『古事記日本書紀必携』(學燈社 1995年)に「参考文献案内」があったので、そこから手繰ってみようと思います。


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