BLACK SABBATH - "Black Sabbath" (Official Video)
オジー・オズボーンの本名はジョン・マイケル・オズボーン。
ラストネームである「オズボーン」の愛称が「オジー」で、それがファースト・ネームみたいな扱いになったと推測される。
アメリカのMTVのリアリティ番組「オズボーンズ」のおかげで、家族とともに、世界的に認知されるミュージシャン、ヴォーカリストである。
日本でも、ロックを聴かない一般人で知っている人が多数いる。(何せ、「オジンオズボーン」というお笑い芸人が有名である。)
ネットニュースでも出てくる名前だと思う。まさに、世界的ビッグ・ネームの人物だ。
そんな彼の業績をおおまかに振り返ってみたい。
まずは、ファースト・アルバムのこの曲。
引きずるようなギターのリフレインとオジーのおどろおどろしいヴォーカル。
まさに、ブラック・サバスを象徴するような曲だ。後々に「ドゥーム・メタル」と呼ばれるこの様式はここから始まった。
黒魔術を思わせる不気味な曲だが、途中から、アップテンポになるところが実にかっこいい。ハードロック好きなら、この部分は虜になる。そして、前半部分のダウナーなところもクセになってしまうのだ。聴けば聴くほど虜になる。たぶん全世界にそうしたファンがかなりいたはずだ。
そして、ブラック・サバスはツェッペリン、パープル、ユーライア・ヒープとともにハード・ロック、ヘヴィ・メタル・ロックの元祖となる。
特に80年代以降の先鋭化するヘヴィ・メタル・ロック・バンドの一部にはこの悪魔的な雰囲気がすごく好まれ、オジー並びにブラック・サバスは教祖的な存在にまでなったと推測される。