NEW ° The Association — Windy ᴴᴰ (Stereo)
1960年代末と言えば、歴史に残る新興のロックが次々と出てきた時期である。
ポップなロックは、目立たなかったかもしれないが、ちゃんと王道のポップ・ロックバンドがいた。
それが The Association 。1965年結成で、あのモントレー・ポップ・フェスティバルのトップ・バッターだったらしい。
1967年に全米一位を獲得したこの曲はイントロのベースが始まった時は、ポップな曲が始まると思えないのだが、どんどんポップな展開になってくる。
当然、コーラスは素晴らしい。
Association - Never My Love (1967)
全米2位のこの曲はしっとりとした曲で、対照的だ。邦題は「かなわぬ恋」。ビージーズのように、日本人に知られていないバンドだが、見事なコーラスとメロディはさすがだと思う。
Association - Everything That Touches You (1968)
全米10位。洗練された感じに変化している。ドラムの音に時代を感じてしまうが、曲の構成の素晴らしさには息を飲む。
The Association - Time For Livin' (1968)
全米39位。10年ほど前だったら、「古くさい音だなー」と思ってたかもしれないが、最近は録音の古さも楽しめるようになってきた。
このコーラスとアレンジの素晴らしさは普遍的な魅力がある。
ちなみにこのバンド、まだ存在している。オリジナル・メンバーが1名残っている!すごい!
ヴォーカル兼リード・ギターのJules Alexander 77才だ。
初期のメンバーも1名残っている。ほぼ、オリジナル・メンバーと言ってもいいヴォーカル兼ギター兼キーボード担当の Jim Yester 81才!
2018年の映像をお楽しみください!
The Association Live! 2018
実はソフトロックは大好物なんですよね。
なかでもアソシエイションの「Everything That Touches You」って大好きなんです。この曲が収録されたアルバム「Birthday」って、ボーンズ・ハウがプロデュースしたソフトロックの最高峰のアルバムじゃないかなって思ってます。
まだ現役とは知らなかった(笑)。いい音、聴かせてますね。
確かに当時は「ソフトロック」という呼称が使われてましたね。いつの間にか使わなれなくなってしまいした。彼らはソフトロックの最高峰と呼ばれてたみたいですね。
音質が古いために、若い人にはアピールしにくいですが、コーラスやアレンジは見事です。いいグループですね。
「ネバー・マイ・ラブ」はブルー・スウェードのカバー(全米7位)の時に知りましたがこっちはアップテンポですよね。それで最高位を調べるために検索したらアソシエーションもカバー。それも日本のジャニーズのために書かれた曲で実際最初に録音されたもののリリースはされなかった、と。
歌詞を見ても歌いやすそうなのでそもそも日本人向けだったのかな?20世紀アメリカのラジオでエアプレイされた曲の2位なので、発売されていたらどうなっていたでしょうね。坂本九さんの「スキヤキ」(上を歩こう歩こう)に匹敵するヒットになっていたことを夢想してしまいます。
ジャニーズのために書かれた曲だったんですか?
知りませんでした。
貴重な裏話、ありがとうございます。