Mahogany Rush-The Answer
私の世代、70年代中盤に思春期を迎えたおじさんにとっては、ロックを聴き始めたときはすでにジミヘンは亡くなっていました。その代わり、ジミヘン・フォロワー3人が活躍してました。元プロコルハルムのロビン・トロワー、元スコーピオンズのウリ・ロート(当時はウイリッヒ・ロート)、そしてマホガニー・ラッシュのフランク・マリノです。
実は私のブログ仲間でアメリカン・ロックのデータベースのような240さんが、何と、フランク・マリノをご存じないと聞いて、ちょっとショックでした。
私の世代だと、超有名なギタリストだし、なんて言ったって、日本人なら誰でも知ってるXジャパンの「ワールド・アンセム」のオリジナルを作った人です。
でも、やっぱり私よりちょっと若い世代からは認知されていないのかもしれませんね。アメリカのヒット・チャートで活躍したわけではないですから。
ロック・ジャーナリズムを賑わしたのは70年代だけですし。
というわけで、フランク・マリノをちょっと紹介します。フランク・マリノはカナダのモントリオール出身。1954年11月20日生まれで67才。昨年2021年に音楽の世界を引退しました。彼は、マホガニー・ラッシュというバンドを結成し、1972年にデビュー。
オリジナル曲よりも、ジミ・ヘンのカヴァー曲の演奏が有名で、まさにジミヘン・フォロワーとして人気を博しました。そして、ここ日本では、1977年発表した「ワールド・アンセム」という曲が評判になります。クイーンのような荘厳なインストですが、日本人の心に響きました。日本人はこの手の曲が大好きですね。私も好きです。まあ、当時はロック・ファンの間だけで人気になりました。まさか、Xジャパンがカヴァーして、多くの一般人に知られるようになるとは思いもしませんでした。
彼は「パープル・ヘイズ」「見張り塔からずっと」のカヴァーが有名で、かっこいいので、この2曲をご紹介しましょう。
そして、やはり必殺のオリジナル「ワールド・アンセム」ですね。こちらも聴いてください。70年代ですが、いまだにその輝きを失っていません。
Frank Marino & Mahogany Rush - Purple Haze(1978)
FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH - All Along The Watchtower
Frank Marino & Mahogany Rush - World Anthem
マホガニー・ラッシュのご紹介、有難うございます。
やっぱり知らない方でしたが、ジミヘンのカバー、強烈…!
また「World Anthem」は70年代の音とは思えないくらい、時代を感じさせないものですね。
勉強になりました…、感謝です!!
まだまだ知らない音楽が有り過ぎて困りますね~(笑)。
『ジミ・ヘンドリックスの再来』と言われるフランク・マリノのギタープレイは、あのエディ・バン・ヘイレンでさえ及ばないと何かのレビューで読んだ覚えがあります。その鬼気迫るプレイはライヴでこそ特に映えますね。アルバムもギタープレイが永遠と続くわけでは無く1曲1曲は比較的コンパクトに纏められており、まるでオリジナルのように昇華されており、名盤として語り継がれるべきかもですね!
コメントありがとうございます。
情報提供できてよかったです。
意外と知らない音楽もあるものです。
このバンドは、私が中高生時代に、渋谷陽一氏がラジオでレコードをかけていた記憶があります。その時に気に入りました。
そんなレビューがあったんですね。
このバンドはおっしゃる通り、ライブの方が熱い演奏をしています。
スタジオ盤はちょっと淡泊かも。
ジミヘンのフォロワーでは最も、ジミヘンの熱気を再現できた人だと思います。歌もうまいですし。
おっ、リアルタイム世代なら、私より年上ということでしょうか?
ハンドルネームからすると、若い世代に感じてしまいますが・・・。
リアルタイムでウッド・ストック体験ならすごいなあ。
「見張塔からずっと」は私のブログで、ボブ・ディランのオリジナルを前に取り上げたのですが、彼自身がジミヘンのアレンジを気に入ったようですね。
私の記憶では、ロビン・トロワーは自分で歌っていないし、ウリ・ロートは歌が今一つ、やはりフランク・マリノがすごいです。ウリについては、確かにスカイ・ギターの印象強いですね。