私の好きなアメリカン・バンド、モントローズは4枚の魅力的なアルバムを残した。特にファースト・アルバムは今でも私の愛聴盤だ。
そんなモントローズが解散した後、リーダーのロニー・モントローズが結成したのが次のバンド、「ガンマ」。
デビュー・アルバムの「ガンマ1」は1979年にここ日本でも発売されたが、ほとんど話題にならなかったのを覚えている。
売れなかっただろうな。
私も、発売直後、レコード屋で試聴したのだが、期待した音と違いすぎて、がっかりしてしまった。
あのモントローズの勢いのあるサウンドはなかったのだ。
明らかに、この時期のロニー・モントローズはシンセを大幅に導入して、新しい形のハード・ロックを模索していて、「モントローズ」とは違うバンドを作ろうとしていた。
アメリカン・ハード・ロックはジャーニーやボストンの活躍で、どんどん変化していた頃であり、よく考えれば当然だが、ポップでもなく、AORでもなく、ハード・プログレでもなく中途半端なサウンドであったことは、こうやって今聴くとわかってしまう。
それでも、けっこう、面白い。意外に独創性があるのだ。結果的に売れ線ではないけれど聴きごたえがある。やはりそこはロニー・モントローズのギターが結構良かったりするのだ。
まずは、シンセの導入部が印象的なこの曲。
ヴォーカルの入りもかっこいい。
ちょっと軽いハード・ロックに肩透かしだが、いい曲だと思う。
ロニーのギターはやはり魅力的。
No Tears
次にこの曲。モントローズ時代に比べると地味かもしれないが、ハードな曲。
Ready for Action
そして、この曲。バラードだが、導入部のギターは泣きであふれていて、ゲイリー・ムーアのようだ。ちょっと聴き入ってしまう。
Wish I Was
最後はこの曲。
よくできた曲で、けっこうドラマティックで、ヴォーカルもソウルフルでいい。もちろん、ロニーのギターも生き生きしている。
メリハリの強さが魅力のナンバーである。
Fight to the Finish
日本において、バンド「モントローズ」はハード・ロック・ファンなら超有名バンドだが、「ガンマ」は全然聴かれていないと思う。
こうやって、紹介できてよかった。
朝から聴くにはハード過ぎますが(笑)、かなりいいですね。実はモントローズすら聴いたことないので、まずはモントローズをチェックしてみます。
それにしても「ガンマ」、言うほど悪くないし、結構好みでした。しかもベースはナイトレンジャーに加入するアラン・フィッツジェラルドだったんですね。彼がベーシストだったことも知らなかったです。
まさか、240さんが気に入ってくださるとは思いませんでした。
当時の売れ線の音ではないのですが、地味にかっこいいところがありますからね。
そうです。アランがいるんですよね。その辺でも親しみがわくかも。
モントローズ解散後にロニー・モントローズが再びバンドのがこのバンドでしたね。
ドラムが非常にシンプルなため、モントローズ、以降のガンマと比較して楽曲がポップな産業ロックという印象です。
voのデイヴ・パティソン(後にマイケル・シェンカーと共演)のブルージな歌唱が良いですね。
バラエティーな曲のなかでエキサイティングなFIGHT TO THE FINISHがラストで締めてなかなか良かったです。ジャケットは❌ですが(笑)
コメントありがとうございます。
ガンマは元気いっぱいのモントローズと比べると地味ですが、聴き込みがいがあるロックだと思います。
そうですね。ブルージィな歌唱は魅力ですね
ありがとうございました。