ノウゼンカズラ科の花(2)は、「ピンクノウゼンカズラ」、「ガーリックバイン」、「インカルビレア」です。
<「ピンクノウゼンカズラ」(ポドラネア)>
「ノウゼンカズラ」(凌霄花)といえば、中国原産のオレンジ色を花を思い浮かびますが
此の花は、名前の通りピンク色で、赤紫色の筋が、縦に入ります。
属も違って、「ノウゼンカズラ」が、<ノウゼンカズラ科>、<ノウゼンカズラ属>に対して
「ピンクノウゼンカズラ」は、<ノウゼンカズラ科>、<ポドラネア>属です。
円錐花序をつくり多数の釣鐘型の花を着けます、花冠は5裂して、前回載せた「パンドレア」に似ています。
葉は、羽状複葉で、小葉は、10枚位、”夏の花” に相応しい涼しげな花です。
常緑蔓性低木、南アフリカ原産、学名 Podranea ricasoliana、英名 Pink trumpet、Zimbabwe creeper
別名 「ポドラネア」
><「ガーリックバイン」>
開花期が春から秋と長く、冬場は、植物園等の温室で愉しむことが出来ます。
尚、原産地や沖縄地方では、周年咲いている花とのことです。
赤紫色で内部が白色の漏斗状の花で、花冠が、5裂しています、以前は、ビグノニア属に
入っていたとのこと、前回に載せた花々によく似ています。
花の色の濃淡が、時間の経過で、濃い色が褪せて、徐々に淡い色の変化するので、濃淡の色の花が、混在します。
名前の由来は、葉を揉むと「ニンニク(大蒜)」の香りがするからとか
別名に「ニンニクカズラ」(大蒜葛)の名前が、付いています。
ノウゼンカズラ科、マンソア属、常緑蔓性低木、熱帯アメリカ、学名 Mansoa alliacea
=Pseudocalymma alliaceum、英名 Garlic vine、別名「ニンニクカズラ」
他の画像は、例によってgif にしました、クリックで拡大表示します。
「インカルビレア・デラバイ」もノウゼンカズラ科の花です。
<「インカルビレア・デラバイ」>
此の花も4月頃から咲き初め、今月の終わり頃迄咲き続けます。
根生根の中央から花茎を伸ばして、先端に総状花序を出して、白やピンクの漏斗状の大きな花を咲かせます。
原産地が、ヒマラヤ地方とのことで、栽育は、少々難しい植物です。
高温多湿に弱いので、涼しい半日陰で育てるとか、水捌けの良い土壌を選ぶことなど、手間が懸かります。
ノウゼンカズラ科、インカルビレア属、耐寒性多年草(球根)、ヒマラヤ地方、中国原産、学名 Incarvillea delavavayi
白色も清楚な感じです、白と中心部の黄色のグラデーションも