花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、ノウゼンカズラ科の花(2)

2021-06-21 | 植物 花

ノウゼンカズラ科の花(2)は、「ピンクノウゼンカズラ」、「ガーリックバイン」、「インカルビレア」です。

<「ピンクノウゼンカズラ」(ポドラネア)>

「ノウゼンカズラ」(凌霄花)といえば、中国原産のオレンジ色を花を思い浮かびますが

此の花は、名前の通りピンク色で、赤紫色の筋が、縦に入ります。

属も違って、「ノウゼンカズラ」が、<ノウゼンカズラ科>、<ノウゼンカズラ属>に対して

「ピンクノウゼンカズラ」は、<ノウゼンカズラ科>、<ポドラネア>属です。

円錐花序をつくり多数の釣鐘型の花を着けます、花冠は5裂して、前回載せた「パンドレア」に似ています。

葉は、羽状複葉で、小葉は、10枚位、”夏の花” に相応しい涼しげな花です。

常緑蔓性低木、南アフリカ原産、学名   Podranea ricasoliana、英名  Pink trumpet、Zimbabwe creeper

別名  「ポドラネア」

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<「ガーリックバイン」>

開花期が春から秋と長く、冬場は、植物園等の温室で愉しむことが出来ます。

尚、原産地や沖縄地方では、周年咲いている花とのことです。

赤紫色で内部が白色の漏斗状の花で、花冠が、5裂しています、以前は、ビグノニア属に

入っていたとのこと、前回に載せた花々によく似ています。

花の色の濃淡が、時間の経過で、濃い色が褪せて、徐々に淡い色の変化するので、濃淡の色の花が、混在します。

名前の由来は、葉を揉むと「ニンニク(大蒜)」の香りがするからとか

別名に「ニンニクカズラ」(大蒜葛)の名前が、付いています。

ノウゼンカズラ科、マンソア属、常緑蔓性低木、熱帯アメリカ、学名   Mansoa alliacea

=Pseudocalymma  alliaceum英名   Garlic vine、別名「ニンニクカズラ」

 
 

他の画像は、例によってgif にしました、クリックで拡大表示します。

「インカルビレア・デラバイ」もノウゼンカズラ科の花です。

<「インカルビレア・デラバイ」>

此の花も4月頃から咲き初め、今月の終わり頃迄咲き続けます。

根生根の中央から花茎を伸ばして、先端に総状花序を出して、白やピンクの漏斗状の大きな花を咲かせます。

原産地が、ヒマラヤ地方とのことで、栽育は、少々難しい植物です。

高温多湿に弱いので、涼しい半日陰で育てるとか、水捌けの良い土壌を選ぶことなど、手間が懸かります。

ノウゼンカズラ科、インカルビレア属、耐寒性多年草(球根)、ヒマラヤ地方、中国原産、学名  Incarvillea delavavayi


白色も清楚な感じです、白と中心部の黄色のグラデーションも


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