今日は、紺碧や漆黒に熟した「クサギ」の実です、ピンクの萼との対比を愛でます。
<「クサギ」(臭木)>
”臭木” の名前ですが、臭いのは、葉に傷つけた場合で、花は、其の分、甘い良い香りがします。
「香木」では無く、「臭木」の名前の由来のようです。
集散花序に、白く筒部が細く長い花を咲かせます、先端は、5裂して平開します。
緑色の萼が、段々に赤色に変化するのも見物です。
秋に瑠璃色に熟す果実も、赤い萼とのコントラストが美しいものです。
熟す前の実は、黄緑色ですが、熟すと紺碧に変わります。
花や実は、仲間の「ボタンクサギ(牡丹臭木)」や「ゲンペイカズラ(源平葛)」に似ています。
果実は、オクナ科の「ミキーマウスの木」の実にも似ています。
シソ(旧クマツヅラ)科、クサギ属、常緑小高木、日本、朝鮮半島原産、学名 Clerodendrum trichotomum
英名 Harlequin glory bower
秋が、深まると、 萼の色と果実の色合いが素晴らしい実になります、ルビーの輝きです。
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夏に咲く花です、良い香りのする白い花です。