”冬、青い実 (2)” は、「カクレミノ」(隠れ蓑)、「シャリンバイ」(車輪梅)
「ビバーナム」の実です、熟す段階で<青色>とは言えない色合いも有りますが
<「カクレミノ」の実>
「カクレミノ」(隠蓑)の実も青紫色に熟してきました、トンガリ頭のユニークな形をしています。
実の先端に、花柱の名残がユニークさの秘密です。
初夏から夏に懸けて五弁の白い花を咲かせます、光沢が有る葉を互生させます。
三裂から五裂の葉が二、三裂の浅裂の葉と変化するので、種々の形の葉を同時に視ることができます。
三裂した葉が、伝説上で、天狗が着る姿を隠す<蓑>に似ているので<隠蓑>の名前が付いた由
ウコギ科、カクレミノ属、常緑高木、本州、四国、九州、沖縄に自生するとか
学名 Dendropanax trifidus 、別名「カラミツデ」、「テングノウチワ」
「ミゾブタ」、「「ミゾブタカラミツデ」等々
三裂した葉が、昔の雨具の蓑の形に似ているから<蓑>の名前が着いた由
<隠>は、此の蓑を着けると身を隠すことが出来るとの伝説からとか。
<「シャリンバイ」(車輪梅)>
「車輪梅」の名前もユニークですが、由来は、車輪状に着く葉が
車輪のスポークに似ていて、花が、「梅」の花に似てる故の命名とか
花は、初夏の頃、円錐花序に、五弁の白、亦は、淡いピンク色の花を咲かせます。
実は、緑色から紫色、青色、熟すと黒色と変化します。
バラ科、シャリンバイ属、常緑低木、日本、中国、朝鮮半島原産、学名 Rhaphioleps umbellata
別名 「タチシャリンバイ」、「ハマモッコク」
下図の様に、葉が、車輪の様に着きます、名前の由来です。