花色が、一層、濃くなってきた「ギンヨウアカシア」です。
「銀葉アカシア」の詳細は、以前に挙げた記事から抜粋しました。
画像は、開花前の蕾の状態の画像でした。
<「ギンヨウアカシア」>
開花は、3月頃ですが、今は、小さな ”金色” の蕾が、膨らみ始める時季です。
開花期には、総状花序に黄色い花が、多数咲き集います。
此の時季は、名前の通り、葉が、灰銀色ですので、灰色のキャンバスに金の粒を鏤めた様相です。
「ミモザ」とも称していますが、正確には、「ミモザ」は
「オジギソウ」(含羞草/眠り草/タッチミーノット/Mimosa pudica)を指す由
似た花の「フサアカシア」(房アカシア/Acacia dealbata)も「ミモザ」と称しますが
此も正確には、間違っているとのことです。
マメ科、アカシア属、半耐寒性常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia baileyana
英名 Cootamundra Wattle、別名「ミモザ」、 「ミモザザアカシア」、「ゴールデンミモザ」
今回の ”黄色い樹木花” は、「マンサク」の花にしました。
灰色の寒い灰色の世界に春を告げる明るい色の樹木花です。
<「マンサク」>「マンサク」(万作、満作)の花は、葉が出る前に咲きます、花弁は、4枚、雄蕊も4個、雌蕊が2個
赤褐色の萼、花弁は、ユニークな形で、黄色で細長い紐状です。
山肌に咲く様子は、黄色い霞が、懸かった様です。
赤茶色の萼と細長い紐の様な花弁とのコントラストを愉しみます。
葉は、紅葉して落葉します、同 じマンサク科、トキワマンサク属の「トキワマンサク」(常磐万作)
「アカバナトキワマンサク」(赤花常磐万作)、別名「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐満作)が
名前のとおり常緑なのとの違いです。
亦、「マンサク」より、開花期が早い(1月~3月頃)、中国原産の「シナマンサク」(支那万作)が有りますが
一見、判別が難しいのですが、ポイントとして<「シナマンサク」(1)は、開花期に前年の葉が付いている場合が多い
(1)の葉は、表面に毛が生えているが、「マンサク」(2)は、無毛
花の中心部が(1)は、暗赤色で、(2)より濃い、開花期が(1)は、(2)より早い、(1)は、(2)より花に強い香りが有る
花の大きさは、(1)の方が、(2)より大きい>等々です。
尚、“万作、満作” の名前の由来は、昔、稲の作柄を占う樹木花で、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとか
黄金色の花を咲かせる姿が、豊年満作の縁起担ぎから
他に、早春に咲くので “まず咲く” を東北地方の訛りで “まんず咲く” から「満作」になった由
マンサク科、マンサク属、落葉小高木、日本原産、学名 Hamamelis japonica 、英名 Japanese witch hazel
別名「アオモミ」、「ハマメリス」、開花期 2月から3月頃
下図は、「シナマンサク」
下図は、「トキワマンサク」(Loropetalum chinense)の花です、常緑なのが分かります。
下図は、常緑の「アカバナトキワマンサク」(Loropetalum chinense var.rubra) の葉と花です。
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