花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬、黄色い樹木花(4)

2020-03-03 | 植物 花

花色が、一層、濃くなってきた「ギンヨウアカシア」です。


「銀葉アカシア」の詳細は、以前に挙げた記事から抜粋しました。

画像は、開花前の蕾の状態の画像でした。

<「ギンヨウアカシア」>

開花は、3月頃ですが、今は、小さな ”金色” の蕾が、膨らみ始める時季です。

開花期には、総状花序に黄色い花が、多数咲き集います。

此の時季は、名前の通り、葉が、灰銀色ですので、灰色のキャンバスに金の粒を鏤めた様相です。

「ミモザ」とも称していますが、正確には、「ミモザ」は

「オジギソウ」(含羞草/眠り草/タッチミーノット/Mimosa pudica)を指す由

似た花の「フサアカシア」(房アカシア/Acacia dealbata)も「ミモザ」と称しますが

此も正確には、間違っているとのことです。

マメ科、アカシア属、半耐寒性常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia baileyana

英名 Cootamundra Wattle、別名「ミモザ」、 「ミモザザアカシア」、「ゴールデンミモザ」

今回の ”黄色い樹木花” は、「マンサク」の花にしました。

灰色の寒い灰色の世界に春を告げる明るい色の樹木花です。

<「マンサク」>

「マンサク」(万作、満作)の花は、葉が出る前に咲きます、花弁は、4枚、雄蕊も4個、雌蕊が2個

赤褐色の萼、花弁は、ユニークな形で、黄色で細長い紐状です。

山肌に咲く様子は、黄色い霞が、懸かった様です。

赤茶色の萼と細長い紐の様な花弁とのコントラストを愉しみます。

葉は、紅葉して落葉します、同 じマンサク科、トキワマンサク属の「トキワマンサク」(常磐万作)

「アカバナトキワマンサク」(赤花常磐万作)、別名「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐満作)が

名前のとおり常緑なのとの違いです。

亦、「マンサク」より、開花期が早い(1月~3月頃)、中国原産の「シナマンサク」(支那万作)が有りますが

一見、判別が難しいのですが、ポイントとして<「シナマンサク」(1)は、開花期に前年の葉が付いている場合が多い

(1)の葉は、表面に毛が生えているが、「マンサク」(2)は、無毛

花の中心部が(1)は、暗赤色で、(2)より濃い、開花期が(1)は、(2)より早い、(1)は、(2)より花に強い香りが有る

花の大きさは、(1)の方が、(2)より大きい>等々です。

尚、“万作、満作” の名前の由来は、昔、稲の作柄を占う樹木花で、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとか 

黄金色の花を咲かせる姿が、豊年満作の縁起担ぎから

他に、早春に咲くので “まず咲く” を東北地方の訛りで “まんず咲く” から「満作」になった由

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、日本原産、学名 Hamamelis japonica 、英名 Japanese witch hazel

別名「アオモミ」、「ハマメリス」、開花期 2月から3月頃

下図は、「シナマンサク」

下図は、「トキワマンサク」(Loropetalum chinense)の花です、常緑なのが分かります。

下図は、常緑の「アカバナトキワマンサク」Loropetalum chinense var.rubra の葉と花です。

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次は、<過去の記事の再掲載>です、>続きを読む から入ってください。

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