私たちの初秋の旅、
実は滞在地については結構最終まであれこれ考え練り直しました。
ただ飛行機のチケット代を考えて Firenzeイン、Milano アウトは決めていたのです。
なので、
Firenzeは今回1泊だけで、次の地に向かうことにしました。
でもたった1泊だからこそ、そこにいるだけでFirenzeを感じることが
できればいいな、と選んだホテルは Hotel degli Orafi
ポンテヴェッキオやウフィッツィ美術館にも近く、
前から一度は泊まってみたいと思っていたホテルでした。
空港からのタクシーの順番がなかなか来なくて
ホテルに着いたのは夜の8時半を過ぎてしまいましたが、
満面の笑顔で迎えてくれたホテルのスタッフからのうれしい言葉は
「お部屋は無料でグレードアップしました。素敵なお部屋ですよ。」
え?もしかして、もしかして・・・あの「眺めのいい部屋」の撮影場所?
↑ じゃーん!
案内された部屋はアルノ川に面した広いテラスのある部屋でした。
で、部屋の壁にもその言葉が・・・↑
イタリア語、英語、そして日本語でも。
うわあ、ラッキーすぎる!みんな大興奮です。
↑ テラスからの眺め、右側。
ポンテヴェッキオがすぐそこに見えます。
そこから目の前に見えるのがヴァザーリの回廊。
↑ 目を左に移すとウフィッツィ、
(え?まだ開いてるの、と思ったら、金曜日の特別開館延長でした。)
アルノ川の向こうの丘にに大好きなサン ミナート アル モンテ教会が
輝いています。
興奮冷めやらないまま、ウェルカムドリンクのチケットを持って、
ホテル最上階のバーへ移動します。
大きな窓のむこうに反対側のドゥオーモや(味気ないクレーンが残念ですが)、
パラッツォ ヴェッキオを眺めながらプロセッコで乾杯しました。
幸先いいねえ。
リクエスト欄に「眺めのいい部屋希望」と書いたのが聞き入れてもらえたのかも
しれません。
たった1泊のFirenzeだから、このままベッドで休んでしまうのはもったいない。
と、その後 夜のFirenze散歩に繰り出した我々でした。
(そのご報告は次回に)
↑ そして次の日、ホテルの朝食会場です。
天井画が素敵。こちらは19世紀のダンスルームだったそうです。
向こうに見える窓から見える景色は映画にあったような・・・
この旅を終え、確認もしたくて映画をもう一度見直しました。
映画の中に出てきたアルノ川の向こうにドゥオーモが見える「眺めのいい部屋」は
合成でない限り、こちらのホテルとは反対側のエリアになります。
でも映画のエンドロールにもこのホテルの旧名がちゃんと出ていたので
撮影はあの部屋とテラスが使われたのでしょう。
それはともかく、この部屋は本当に「眺めのいい部屋」でしたよ。