テレビの「旅するイタリア語」はけっこうまじめに観ている私ですが、
ラジオの「まいにちイタリア語」はネットの「らじるらじる」から
ストリーミングで聞いています。
ストリーミングは1週間遅れの放送を聴くわけですが、
それがちょいちょい忘れ気味。
あっという間に1週間が過ぎてしまい、日曜日の深夜に慌てて
まとめて聴くことが多いのです。
そこで、今週もストリーミングの中から11月17日放送分を聴いていたところ、
ローマのトラステヴェレに、今も帝政期ローマ時代の消防の詰め所の遺跡がある、
という興味深い話がありました。
それはExcubitorium エクスクビトリウムというのだそう。
Vigiles ウィギレース(夜景という意味だそう)という消防士の部隊が
当時は7つあって、
火事の多いローマの街の消火活動や取り締まりをしていたのだそうです。
第2次世界大戦中は防空壕としても利用された地下8メートルにある場所で、
馬や馬車、ポンプなどの設備もあったといいます。
で、ピーンときたのが、
ロザンナ先生とのトラステヴェレぶらぶら歩きで
「なんだろ、これ?」と思っていた建物のこと。
遺跡のようでもあり、地下空間があるようでもあり、
落書きなんかもあってわかりにくいところだったのですが、
検索してみたら、なんと それがエクスクビトリウムだったのでした。↓
ね、地下空間があるみたいでしょう?
ここを左に曲がってみたらこんなところに出るはずでした。
Roma Segreta.it からお借りした写真です。↑
詳しくは こちら
からどうぞ。(イタリア語)
「これ、なんやろ?」と思ったら、正面からだけではなく、
ぐるっと回ってみなければね。
これでやっと、
記憶の中にひっかかっていたトラステヴェレの不思議ひとつが解決しました。
でもまだまだあるのよね。
不思議だらけのローマ。