↑ ドゥカーレ宮殿からは下り坂です。
そして城壁の上を渡るように進むと、
めざすサン・ジョバンニ祈祷堂 Oratorio San Giovanniに辿り着くはず。
地図と勘が頼り。
入り組んだ小道は民家の前だったり、小さな広場だったり・・・
↑ あらあら、ここは教会かな?
聖職者のユニフォームが干されていました。
↑ 着きました。
見過ごしてしまうかもしれないような小さな教会。
サン・ジョバンニ祈祷堂です。
こんな小さな教会に何があるのだろうと、前知識なしに入った私たち。
内部のフレスコ画の美しさに圧倒されてしまいました。
↑ 15世紀の初めのフレスコ画はサリンベーニ兄弟によるものです。
木で組まれた天井に近い窓からの陽射しを受け、金の色彩がきらきらと光って
いました。
↑ ここの簡素な二階からドゥカーレ宮殿がよく見えました。
あそこから下ってまた上がってきたんですよね。
↑ この教会の近くにもう一つのオラトリオ、サン・ジュゼッペがあります。
この二階の窓の模様が素敵でした。
実は私たち、先にこちらにたどり着いたのですが、扉が閉まっていました。
ええ?ここじゃないの?
で、何やら扉にメッセージがあるので見ると
「ここが開いていなかった場合、サン・ジョバンニ祈祷堂にいます。」的なこと。
それで、振り返ってすぐ近くにあるのがわかったのです。
フレスコ画を堪能して帰るとき、入り口にいたお兄さんに
「むこうの教会が閉まっていた」
と告げると「見たい?」「そりゃ見たいです。」
それなら、と重そうな鍵を持って「いっしょに来て」・・・徒歩2分
お兄さんは二つの教会の係りを掛け持ちしていたのでした。
(入場料もそれぞれいります。)
私たちが見学している間、開いているので観光客が入ってきます。
むこうのサン・ジョバンニは無人。
どうするんでしょうね。(いらん心配です(^^ゞ)
forchettaさんのお写真、とっても鮮やかでキレイです!
私はどうも手ぶれしてしまって...
それにしてもこのサン・ジョバンニ祈祷堂は本当に印象的で美しい場所でした。
特に天井の木のトラスがなんだか古代の船を連想させて、
壁の椅子に座って絵を眺めていると、船に乗っているような気がしました。
改めて写真を見て、Ayumiさんのいうとおりだと思いました。
よく調べると、天井はやはり船の底板で作られていたのですね。
仕上がりがよくないのですが、これはやはり追加しておこうと思います。
帰ってきてから「そうだったんだ」と思うことがよくある私です。(^^ゞ