Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

ローマ街歩き ☆ヴィラ・ジュリアからボルゲーゼへ

2007-12-20 00:00:17 | ☆イタリア 記憶の風景


 ブックショップで買ったガイドブックを見ながら、
 見逃していたものを辿っていく・・・

 このとき、一人で美術館めぐりも楽しいわ~と思ったのでした。
 好きなものを好きなだけ観られるってこういうことだったのかと・・・



 中庭には、古代ローマ時代の館に見られたニンフェウムという噴水のある
 建物があります。
 バルコニーから覗いてみると、ご覧のような景色。
 その中ほどの階に、ガイドブックにあってどこにも展示されていない「アポロ像」
 の看板を見つけました。



 近づいてみると「RESTAURO」 修復中 とあります。
 な~んだ、観られないのかと思っていたら、薄暗い部屋の中から声がかかりました。
 そこには、まさに修復中の「アポロ」がいました。

 修復に使う道具がちらかっているガラス張りの部屋には、つぎはぎだらけの
 思ったより大きい(部屋が小さいのもあるかと)アポロがこっちを向いています。
 「見てください」と声をかけてくれたのは修復師の人でしょうか?
 お仕事中のようでした。
 ほんとに間近で見ると迫力があります。

 ガイドブックのおかげで、専用のガイドさんがいるようでした。
 満足・・・
 でも、またボルゲーゼ美術館にむかって戻らなければなりません。



 元来た道を急ぎ足で帰ります。
 帰りはなぜか余裕が出てきて、周りの景色を遠くまで楽しめるようになっています。

 国立近代美術館を通りすぎ、、反対側に公園があるのをみつけました。
 ちょっと行ってみよう~



 幅の広い階段を上がっていくと、公園はまだまだ奥に続いているようす。
 これは無理だな、時間がないわ。


 


 きれいな噴水のところまでであきらめ、ボルゲーゼに戻ったのでした。
 この公園はストロール・フェルン公園。
 その先はピンチョの丘へと続くようです。

 ああ、ローマは広いなあ。

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ローマ街歩き ☆ヴィラ・ジュリア・エトルスコ博物館

2007-12-17 23:58:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 私がこの博物館 Museo Nazionale Etrusco di Villa Giuliaで
 ぜひ観たかったのがガイドブックの表紙のこれ。

 「夫婦の寝棺」Sacrofago degli Sposiと呼ばれる紀元前6世紀のもの。
 エトルリアの墳墓にあって、死後の道具を入れていたそうです。

 二人の少し微笑んだ表情が美しいのはもちろん、
 夫が妻の肩に手を回し、包み込むような姿に理想を感じます。
 「うわ~、いいなあ」
 って、一人で観に来ているのがもったいないと思う私です。



 実はボルゲーゼ公園からの入り口は正面ではなく、中庭をはさんでいるのでした。
 ルネッサンス様式の建物の向こう側が正面の入り口。
 
 そして、この「夫婦の寝棺」は、このとき、上の写真の中ではなく
 横にある建物の1階の隅にありました。
 えっ、ここから入るの?っていうほどの扉から入るのです。

 もしかしたら、工事中だったのかも。

   


 法王ユリウス3世のための別荘は1550年ごろのもの。
 天井や壁面は修復されてきれいになっています。



 



 アーチの上の階を見て、1階に行くと、正面入り口。
 ということは出口でもあるわけですが、まだ観ていないものもあるようです。
 ここで、出るわけにいかないなと思いブックショップでガイドブックを
 買いました。
 開いてみると、見過ごしているものがいっぱいあることがわかりました。

 そこで、一案。
 美術館に入ったら、まず 気にいったガイドブックを買って、
 それに沿って観ていくのです。
 すべての作品が掲載されているとは限りませんが、観るべき作品は
 押さえてあるはず。
 お目当てのものがどこにあるかもわかります。
 
 続く


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ローマ街歩き ☆ボルゲーゼ公園

2007-12-13 00:03:56 | ☆イタリア 記憶の風景


 広い広いボルゲーゼ公園。
 これは 2006年1月の景色です。

 クラスメートたちは幸い予約なしでボルゲーゼ美術館に入れました。
 一度見ている私は、ボルゲーゼ公園の先にあるヴィラ・ジュリア エトルスコ
 博物館に一人で行くことに決めました。

 いざ、出発!



 ローマの公園を歩くのに「いざ」ってことはないようですが、
 実は、私にとってこのときが「イタリア一人歩き」のはじめの一歩だったのです。

 思えば いつも誰かといっしょでした。
 それが、少しは慣れたはずのイタリアなのに、妙な緊張感が走り、
 「しっかりしなくちゃ」と思って歩き始めたことを覚えています。
 笑っちゃいますね。



 公園内はご覧のように親切な案内があります。
 これに沿って行けばいいんだ・・・

 「Vale di cane」犬の谷 と呼ばれる広大な緑地を囲むように
 道は続きます。



 道なりにカーブしたところにあるのは Giardino Zoologico。
 動物園です。

 おう、ローマにも象とかがいるんだ~など考える私。
 当たり前ですよね。連れてきてるんですから。

 誰かといっしょなら、「静かやねえ」「ほんまやねえ」なんて
 きっと話しているでしょうに、相手がいないとなると、ぶつぶつ
 つぶやいてる自分にびっくり。
 でも、一人旅さんたちは、いつもどうしてるんでしょうか・・・

 めざすヴィラ・ジュリアはけっこう遠い!
 とうとうボルゲーゼ公園の外に出てしまいました。
 地図では緑色なので、公園の中のように勘違いしていたのかも。

 バスも通る広い通りをまだまだ歩いて、やっと着いたのがここ。



 門構えがこじんまりしていますが、たしかにここが Villa Giulia。
 ここまで 約20分。(ちょっと迷いながら)
 ここには 前から見たかったものがあるのです。

 続く


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里芋の蒸しただけ

2007-12-10 00:25:46 | ☆おいしいもの


 神戸では今年もルミナリエが始まりました。
 その光のアーチには圧倒されますが、
 ここ 大阪の心斎橋のデパートも御堂筋に沿ってルミナリエ風な飾りが・・・

 画像は10日前ですが、今 銀杏並木は黄金色。
 
 そのデパートのむかいにあるホテル日航大阪で夕食をいただいたとき、
 料理長さんが「メニューにはありませんが、おいしいので召し上がってください」
 と、持ってきてくださったのがこれ。↓


 


 里芋を蒸して、沖縄の塩を軽く振っただけだそうです。
 (思わず、箸を入れてしまいました!)

 ただし、その里芋は福井県大野産、日本一でんぷんが多いのだそうです。
 たしかに、甘くてほくほく。
 ネットで 里芋 福井 大野 と検索すると出てくる出てくる。
 里芋の名産地だったのですね。勉強不足でした。

 一度、手元にある里芋で真似してみよう、
 さつまいもも昔、こうして食べたような、かすかな記憶があります。


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ローマ街歩き ☆ボルゲーゼ美術館

2007-12-08 00:17:14 | ☆イタリア 記憶の風景


 春のイタリアに別れを告げる日、出発は夜だったのでゆっくりできました。
 早朝出発なんて時は一日損した気分ですが・・・

 そして、その日は日曜日。
 何度訪れても飽きないボルゲーゼ美術館 Museo e Galleria Borgheseは
 広大なボルゲーゼ公園の中にあります。

 日本からネットで予約できるので、指定時間に間にあうように行けばOK。
 ただ、地下鉄スパーニャ駅から長い地下道を通って辿りついたら公園の中央に
 出てしまいました。
 ちょっと大回り。(^^ゞ

 
 


 指定時間の30分前までに受付に行ってプリントアウトした予約票を見せます。
 友人夫妻と私たち夫婦で4人分だから・・・
 「え~っと、全部でいくらですか?」
 「8ユーロです。」
 「えっ?一人分?」
 「いいえ、4人分です。」
 「本当ですか?では、はい8ユーロ。」

 どうなってるのか、予約料の2ユーロ×4人だけ?
 どうしてか。。。を聞かずに友人夫妻に「得しちゃったよ、」と話したら
 「そういえば、昨日 コロッセオに行っても無料だった。」とのこと。
 少しあとでわかったのですが、土日と「ローマ市民の日?」だったようです。
 わ~い、イタリアは太っ腹!symbol4




 もらった入場券の裏にも、00ユーロの表示。
 これは最近みつけました。bikkuri
 表はボルゲーゼ美術館の作品になっていて、何が当たるか?わかりません。

 私たちは午後1時から3時まで。
 この2時間、入場者数が限られているのでゆっくり観ることができます。
 作品数もめちゃめちゃ多くないので疲れません。

 その中でやはり、多くの時間眺めていたいのは
 上の入場券のカノーヴァ作「パオリーナ・ボルゲーゼの肖像」。
 本当にどの角度から見ても美しいbeauty

 ローマにまた行けるのなら、やはりボルゲーゼを最後にしたいな。


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