花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

暑さ続く 昔を思い出す夏 2020/08/12(鹿児島)

2020-08-13 18:31:43 | 思い出
残暑お見舞い申し上げます。

鹿児島市都市農業センター 茶碗ハス 以下の画像は8月12日に撮影


8月12日(水)は台風5号が過ぎた日置へ出かけました。茶碗ハスは風雨で少し傷んだ程度、蕾が多くもうしばらくは楽しめそうです。大賀ハスは今季最後と思われる一輪が咲いていました。

溜池のホテイアオイ 日置市日吉町 黒木殿の池(くろっどんのいけ)


すぐ横に口髭のお医者さん、黒木医院がありました。今は大河ドラマ西郷どんで知られる赤山靭負(あかやまゆきえ)墓地の駐車場になっています。

鹿児島では武士家系は昭和の頃まで○○さんではなく、○○殿(どん)と呼び習わしていました。いわゆる士族殿で、私の育った集落にも数軒ありました。

お金持ち、資産家のことは分限者殿(ぶげんしゃどん)と言っていましたが、今は死語になったようです。

吹上浜日置海岸 秋も感じる空模様


台風の影響で少しウネリが残っていました。この日は昭和53(1978)年8月12日の吹上浜拉致事件から42年と新聞記事が出ていました。当時は北朝鮮に拉致されたなどとは想像もつかず、アベック行方不明事件として捜索が続きました。

電電公社同僚(?)5名ほどが吹上浜沿岸部を歩いて探し続け、私の住む集落にも情報を求めて訪れたことを記憶しています。

組織的誘拐でしょうが、いまだに事件は解決せず気の毒な限りです。前の年に日航機ハイジャック事件で福田総理が「人の命は地球より重い」と発言。多額の身代金を支払い、「超法規的措置」で収監者を釈放したことも遠因ではないでしょうか。

ノボタン


冬場は地上部が枯れ込みますが春には新芽が伸びて夏に開花します。ここ数年は放置状態ですが、生育が良いようです。

ショウガ 花が咲き始めたが強い日差しで萎れ気味


祖母が植えていたショウガですが、日当たりが確保され今も花を咲かせています。甘い香りが好きですが、茎葉が茂り過ぎるのが難点です。

雨後の雑草に先手を打つ 畑を耕す人


雨の後は雑草が勢いづきます。近所の畑を農家さんが小型トラクターで丁寧に耕していました。

ハマユウの種が大きくなった


今年は何本も花茎が立ち上がり、早いものでは種がかなり大きくなっていました。野菜園の隅ですが土との相性、日当たり、肥料分など生育条件が良いのでしょう。

オクラは大きくなりすぎ


ナス(手前の列)をさらに切り詰める


夏野菜はキュウリが早々と枯れました。オクラ(右側)は意外にも元気で半分は食べられないほど大きくなっています。

苦瓜はまずまずの収穫で週に一度で3~4本。ナスは今度の台風で枝が折れた株もあり、小さなものも全部収穫して枝を切り詰めました。猛暑が落ち着く頃に株が回復し、秋ナスを味わえると好都合です。

芙蓉を追い越したユリの花


芙蓉の隙間で茎を伸ばして花を咲かせています。ユリは強健な植物であちこちに群落を作り成長します。

青空だけ見ると秋を感じるほどですが現実には猛烈な日差しです。この日は12時過ぎの室内で34.5度でした。

幼い頃は、団扇と扇風機、蚊帳で暑い夏を過ごしました。当時は日本脳炎が危険な病気とされ、予防接種を受けるものでした。昔は暑いと言っても32度程度。完全に気候が変わってしまいました。

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