朝一のニュースで未明に首里城正殿から火の手が上がり、正殿、北殿、南殿のすべてがほぼ全焼していく映像を目の当たりにして、ショックを受けた。世界遺産にも登録され、琉球王国の城として沖縄のシンボルにもなっていただけに残念というしかない。14年前に訪れたのが最後だったが、もうあの朱色できらびやかな建造物を見ることができないと思うと寂しい限りである。原因究明はこれからだと思うが、もっと初期の段階で消火できなかったことが悔やまれる。
火事はあっという間に建物を壊し、怖いものだと痛感しているので、自分のマンションでも細心の注意を払っている。一番怖いのは、コンロの火のつけっ放し。今までに、やかんや鍋を焦がしたことを何回も経験している。火を付けた後、自分の部屋にちょっと戻って、急に何か他のことをしてしまうと、火を使っていることをすっかり忘れてしまい、真っ青になる。今は、火を付けた時は、タイマーを部屋に持ち込むようにしている。今まで大事には至っていないが、火の元注意の警告文を玄関に常に貼っている。外出後、火の元が気になって戻った経験もあるし、火の元チェックは最重要事項である。年をとるとますますその危険度が増すので、注意を要する。
火災保険に入らなければといつも思っているが、まだ加入していない。自分の家財道具などはどうでもいいが、マンションなので、隣人や共用部分への影響を考えると火事だけは絶対気を付けなければならないと言い聞かせている。もう年なので、病気も心配であるが、自動車事故、自転車事故や火事などの突発的出来事も一瞬にして発生するので、輪をかけて心配である。この機会に再度肝に命じたところである。