11月24日のTBS世界遺産は、トルコの「カッパドキアの岩窟遺跡」であった。キノコみたいな形の巨岩の柱がニョキニョキと立っている景観にビックリさせられが、高さ50メートルにおよぶキノコ岩もあり、自然が造った「妖精の煙突」と呼ばれている。この一帯は火山灰などが堆積してできた凝灰岩で比較的柔らかく、その大地が雨などによって浸食され、林立する「妖精の煙突」が生まれたという。
カッパドキアはこの奇岩の絶景によって自然遺産になっているが、地底に広がる世界最大級の地下都市の遺跡があることから、文化遺産としても世界遺産に登録されている複合遺産となっている。その「デリンクユ地下都市」は地下85メートルまでアリの巣のようにトンネルが張り巡らされ、最大2万人が暮らすことができたという。
カッパドキアに旅行したのは、2009年2月末のことで、まだ雪が一部残っていたのをよく覚えている。トルコ旅行は、見どころが点在しているので、個人で旅行するよリ、ツアーに入ったほうが便利ということで、添乗員付きの「夢と感動の十字路トルコ8日間」というツアーに入った。イスタンブール観光後、トロイの木馬、イズミール、エフェソス、パムッカレ、カッパドキア等をバスで巡り、走行距離は1700㎞にも及んだ。カッパドキアも強く印象に残っているが、トルコは観光的にも魅力が多い。イスタンブールの街も気に入っており、その後も3回訪れている。カッパドキアの岩窟を美しい映像で見ていると、当時の旅行風景が一気によみがえる。行ったことがある世界遺産が番組で取り上げられると嬉しい気持ちになる。
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