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昨年3月、コロナで東京五輪をどうするかの議論があった時、記憶が正しければ、IOCは、WHOの勧告に従うと言っていたような気がするが、WHOの今の見解は一体どうなっているのであろうか?世界中でコロナの感染が拡大している現時点において、WHOは、世界中から人が集まるビッグイベントの開催は問題ないとでも思っているのであろうか? 5/22のニュースでIOCのコーツ副会長は、「WHOのアドバイスもあり、緊急事態宣言が出ていても五輪は開催できる。」と堂々と語っていたのに驚いた。WHOとして本当に問題ないとアドバイスしているのであろうか?WHOが中止を勧告しない裏に、北京冬季五輪を控える中国に色目を使うあの悪名高きテドロス事務局長の影が見え隠れする。WHOはちゃんと仕事をしろと言いたい。
たとえ無観客であっても、世界中から何万人もの選手、役員、審判、大会関係者、VIP、スポンサー招待者、記者等が東京に押し寄せるわけであるから、WHOの立場で問題なしということはあり得ないとも思えるが、どうもそういう動きは見られない。日本政府は安心・安全な大会にすると言っているが、どんな基準なのか不明だし、選手、役員等が全員ワクチンを接種したとしても、そこに関わる審判や何万人ものボランティアはほとんどワクチンを接種していないので、感染の不安は拭えない。
日本国民は十分PCR検査や治療を受けられず、医療崩壊も起こるほどの環境にあるのに、五輪関係者だけは、毎日のようにPCR検査を受けさせ、安全を確保するようだが、どう見てもおかしい。貴重な医療施設を五輪関係者のために押さえていることも大変気になる。菅首相が、五輪関係者より、日本国民の命の方が優先であるとはっきりと言わないこともひっかかる。政府の暴走もひどいが、日本国民はおとなしすぎるような気がする。ボイコット運動が大きなうねりとして起こらないのが不思議である。
五輪はどう見ても中止すべきであるが、決断が後手後手となっているため、どんどん準備が進行し、もはや中止もできないところまで来ており、「進むも地獄、退くも地獄」の感がある。こんな無能なトップを持ったのは日本の悲劇ともいえるが、世界大戦突入に突き進んだかっての軍部の再現フィルムを見ているようである。
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