新しいNHKの朝ドラ「ブギウギ」が10月2日から始まったが、笠置シヅ子の一生を描いた作品ということで興味が惹かれ、久しぶりにちゃんと見ている。前回の「らんまん」はあまり見ておらず、真面目に見るのは、ラジオ英会話を扱った「カムカムエヴリバディ」以来である。笠置シズ子といえば、TBSテレビ「家族そろって歌合戦」の審査員としてその姿をよく見ていたので、馴染みは深い。当時は、50代後半から60代であったようであるが、美人とはいえないすごいオバチャンというイメージであった。元松竹歌劇団で活躍し、「ブギウギの女王」と呼ばれ、有名な流行歌手、女優であったということは、随分後で知ったものである。
ちょうど生まれた頃であるが、服部良一作曲の「大阪ビギウギ」や「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などのブギものが大ヒットし、一世を風靡したようである。もちろん発売当時は知らないが、自分が大人になってから彼女の歌声に接する機会も多かった。顔は個性的というか大衆的で、「わてほんまによういわんや」などの大阪弁が不思議と心の奥に残っている。高峰秀子との「銀座カンカン娘」(1949年)の映画や歌声も印象的であった。ブギウギといえば、10年位前に、浅草で虎姫一座のレビューがあって、当時のレビューを再現したショーを生で見てきたことを思い出した。75年も前の歌であるが、今聴いても新鮮な雰囲気が伝わってくるから不思議である。
そんな彼女の一生が朝ドラになるということで興味津々である。今、松竹に入った頃が放映されているが、子役の女の子は笠置シヅ子のイメージを醸し出していてなかなかいい。大人になってからの主役は、趣里という女優で、水谷豊と伊藤蘭(キャンディーズ)の子供と聞いてビックリしたが、どんな演じ方をするか楽しみである。久し振りに楽しみが一つ増えた。
東京ブギウギ(1948): https://youtu.be/0e-AiyIjydI?si=mllEVtIeIE1X5eve
買物ブギー(1950): https://youtu.be/Q_tHACJ12kw?si=g5HqEd1_FZyjEmnY
銀座カンカン娘(1949): https://youtu.be/R3YDTeoHn-U?si=IXcoDjqcMvZ2VOAh
虎姫一座のレビュー: https://youtu.be/AI9RVfCKpls?si=Cwb8_YB2Kosp3amH
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