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ネアンデルタール人vs.ホモ・サピエンス

2024年06月09日 06時49分04秒 | TV番組

8日のNHKEテレの「地球ドラマチック」では、「ネアンデルタール人vs.ホモ・サピエンス」というタイトルで、なぜネアンデルタール人は絶滅し、我々ホモ・サピエンスは生き残ったかについて、興味深い謎解きをしてくれていた。フランスの番組を取り上げたようであるが、4万年前までヨーロッパに暮らしていたネアンデルタール人が我々ホモ・サピエンスと遜色のない能力を持っていたにも関わらず、なぜ彼らは絶滅したかを科学的に分析して、その謎に迫っていたが、大変興味深く見ることができた。

4万年前に絶滅したネアンデルタール人。かつてはホモ・サピエンスよりも原始的で劣った存在とされてきたが、近年の研究により彼らの意外な能力が次々と明らかになってきた。筋力や寒冷地への適応能力、そして脳の大きさではホモ・サピエンスを上回り、狩りの能力も高かったとされるネアンデルタール人。なぜ彼らは絶滅し、ホモ・サピエンスは生き残ったのか…?である。ネアンデルタール人はヨーロッパを中心に、ホモ・サピエンスはアフリカを中心に繁栄し、両者は、数千年間は、共存していたようである。近年のDNA解析の結果、今のホモ・サピエンスは、1~4%はネアンデルタール人のDNAを受け継いでいることがわかったという。これは、両者が交配していたことを意味するという。ネアンデルタール人は、最大でも7万人しかおらず近親交配がやむなく発生し、集団孤立となり、それが絶滅した原因であると分析されているようである。ホモ・サピエンスは、人口の広がりとともに、集団的に協力する能力がすぐれていたことが、絶滅せず世界中に広がって行ったものと思われる。

ネアンデルタール人に個人的に興味を持ったのは、ドイツ駐在中、1988年10月にデュッセルドルフの近くにあるネアンデルタール谷を訪れたことがあるからである。1856年にこの谷でネアンデルタール人の人骨が発見され、この谷の名前からネアンデルタール人という名称がつけられたものと思われる。現地に、博物館もあって、見学したことを覚えている。人類の歴史には興味があるが、昔は、ネアンデルタール人 → クロマニヨン人 → 現在の人類と習ったような記憶があるが、今の解釈は大分異なるようである。今のホモ・サピエンス人類のルーツはアフリカ大陸から来ているようであるが、肌の色からするとあまりピンと来ない気もする。


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