浪漫飛行への誘(いざな)い

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年末年始を迎えいつも~紅白の奇跡

2022年01月01日 00時19分22秒 | イベント

 

今年もついに大晦日を迎え、紅白歌合戦 ⇒ ゆく年くる年(除夜の鐘) ⇒ ニューイヤー駅伝というパターンがここ何十年と続いている。紅白が終わる寸前に近くの品川寺に行き、パリ万博(1867年)にも出展された名鐘で除夜の鐘を叩き、鐘餅(金持ち)のお土産をもらう。家に戻ってから、お風呂に入り、起きるとニューイヤー駅伝がテレビで始まり、駅伝を見ながらおせち料理をいただく。年賀状をチェックし、書いていない人に返信の賀状を書く。2日、3日は、沿道に出て、箱根駅伝の応援を行い、何となくずうっと駅伝のテレビ中継を見てしまう。しかし、残念ながら、今年も昨年に続いて、除夜の鐘突きは中止となってしまった。それでも、こんな平凡な年末年始をいつまで続けられるのかと不安にかられる。何も起こらないことが一番の幸せであるともいえる。

こんな平凡な日常が1999⇒2000年に嬉しいニュースで思いがけず、壊されることになった。ニューミレニアムを迎えるということで、日本のみならず世界中が大騒ぎをしていた時である。何とこの記念すべき年に大晦日恒例の紅白歌合戦のチケットが200倍の倍率の中、見事当選したのである。伊豆への家族旅行から急遽離脱し、一人だけ、NHIKホールに向ったが、そこには百メートル以上ににわたる長蛇の列ができていた。当選した人が席をもらうために列を作っているもので、早く並んだからといって、いい席が取れるわけではないが、そこは人情でつい並んでしまうのである。NHKホールには3000席位あるが、あまりに並んでいるので、恐らく1500番前後くらいだと感じた。無欲が功を奏したのか、何と1階席のチケットをゲットした。3000席のうち、2000席以上が2階席、3階席であるが、何と前から12番目の中央席というから、ダブルの奇跡が起こったともいえる。後でビデオを見ると何回も自分の姿がテレビに映っていたほどである。今こそ、当選者は2枚のチケットがもらえるが、当時は、1枚のみだったので、ほとんどがシングル観戦で、二人連れは、間違いなく裏口であったと思われる。あまりにいい席だったので、最後に勝敗決定のために会場に投げられたボールを2個もゲットすることになり、事後、NHKにいる知り合いに頼み、司会者のサインをもらうというオマケもあった。

1回当たるだけでも奇跡的であるが、その後、2011年にも再度当たるという奇跡が起こった。この時の競争倍率は約1000倍であったので、まさに奇跡の復活である。このチケット2枚は、子供にプレゼントしたが、残念ながら3.階席であった。紅白の観覧は従来は、ハガキによる応募であったので、一人で100枚以上出すのは当たり前であったようであるが、今年はWEBによる応募で一人1通となった。今年は、東京国際フォーラムでの開催で、5000人位収容できるが、コロナで間引いている感じだったものの、倍率は相当下がったものと思われる。その後も毎年(昨年は観覧中止)応募しており、今年も応募したが、残念ながら落選であった。

1999年の紅白は、50回目という節目であったこととニューミレニアムということもあって、紅白が終わっても出演者が全員残り、会場でいっしょにカウントダウンするというセレモニーもあった。こんな貴重は経験は絶対できないので、一生分のつきを使い果たしたともいえる。カウントダウンが終わってから、NHKホールから明治神宮に移動し、初詣を行った。明治神宮は超満員であったが、終わってから、品川に戻り、何とニューミレニアムにちなみ、2000番の切符をたまたまゲットするという更なる奇跡が訪れた。家に一旦戻ってから、その足で羽田空港に向かい、千歳行のニューミレニアムの初飛行便(5時50分発)に搭乗した。天気がよかったこともあって、富士山頂より早く、日本で最初のニューミレニアムの初日の出を上空から拝むことができた(6時44分)。ニューミレニアムで飛行機計器の誤作動も心配され、航空会社関係者も同乗していたが、何事も起こらなかったのは幸いであった。おまけながら、タレントの磯野貴理子さんも同乗していたことを後の新聞記事で知った。新千歳空港で1時間ほどステイし、折り返し、お昼頃には羽田に戻り、家で、ニューイヤー駅伝を見るという凄まじいスケジュールをこなす結果となった。この時は、唯一、除夜の鐘を叩くことができなかったが、贅沢な話であった。

紅白歌合戦は、年中行事なので、毎年何となくテレビで見ているが、最近は、半分以上が知らない歌手ばかりで、年寄りにとっては、興味が半減しているのも事実である。知らない歌手の時は、他のチャンネルに回してしまうことも少なくない。同じ歌でもテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」の方がずっと親しみやすい。今回で一番よかったのは、朝ドラを見ているせいか、AIの「アルデバラン」であった。今年は紅組が勝ったが、最後のトリの演出をはじめ、仕組まれているような印象を持った。紅白の生観戦は、テレビとは雲泥の差があるので、買えるなら買えるなら10万円位の価値があると思うが、曲がり角に来ていることも事実であろう。

 

   第50回紅白歌合戦の紅組うちわ及び勝敗カウントで観客席に投げられたボール

 

               ニューミレニアム(平成12年1月1日)の2000番切符

 

        ニューミレニアムの初日の出(機内より 6時44分)


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