生まれた瞬間から?泊?日(1泊10年)の人生の旅がはじまる。旅行中、旅館・ホテルに滞在するが、まずチェックイン手続きを行う。生まれたばかりなので、親が代わりに手続きをしてくれる。こうして旅館・ホテルへの滞在が始まるとチェックアウトするまで、人生の旅を楽しむことができる。竹内まりやではないが、1泊ごとに人生の扉が開いていくのである。
旅館・ホテルにもランクがあり、五つ星から一つ星まで、ゲストハウスもドーミトリーもある。幸いにも五つ星に宿泊できたとしても、いつかはチェックアウトしなければならない。どんなに長くても9泊10日程度が限度である。シングルルームもあれば、ダブルやツインルームやファミリータイプの大部屋もある。豪華な温泉旅館に泊まれる人もいる。
各部屋には、きれいな掛け軸やインテリア、風光明媚な庭や清潔な布団やベッドなどがあって気持ちいいが、どんなに「これいいな」と思っても滞在中だけしか自分が自由にはできない。旅館・ホテルを出るときに「気に入ったから」といって部屋から持っていったら、窃盗罪で逮捕される。滞在中だけの、しばらくの所有物である。
滞在中、美味しい食事を食べたり、プールや遊興施設で楽しんだり、バーで一杯やったり、カラオケに興ずることもできる。テニスやゴルフ施設があれば、それも楽しめる。近場での観光もできるが、遠出しての観光も楽しめる。満開の桜や色づく山の紅葉も鑑賞できる。一人でも楽しめるが、ファミリーで楽しむこともできる。宿泊代は、保証されているものではないので、滞在中に労働に従事し、宿泊代を稼ぐ必要も出てくる。働き方も千差万別である。
人生の旅は、平均的には、7泊8日位であるが、人によっては、1泊や2泊でチェックアウトさせられることもある。長くても9泊、10泊以上できる人はほとんどいない。自分たちが手にしている財産も地位も名誉もこの世にいる間、しばらく自分のものになっているだけである。誰しも、いつかはチェックアウトしなければならないが、その時は全部置いて、丸裸で出て行かなければならないのである。
人と駆け抜け争い、手に入れて、「おれのものだ」と誇っていてもしばらくの間。夢幻のように消えていく、はかない一生の間だけのことである。大金を手中にしたとしても、権勢をほしいままにしたといっても、歴史絵巻をクルクルと早送りボタンを押してみれば、旅館・ホテルの客の出入りさながらである。朝、客が部屋を出ていけば、昼過ぎにやってくる次の客が使う部屋となる。その客も出て行ってまた次の客の入ってくる準備が始まる。
どんな権力者とて、旅館・ホテルの一介の客にすぎない。チェックアウト後、どこへ旅立つのかも知らないのである。それなのに私たちはなぜ生きているのであろうか。
このブログは、親鸞聖人のメール講座をヒントに書きました。
「人生の扉」 (竹内まりや) : https://youtu.be/g5YHNbaaTqo
旅館・ホテルにもランクがあり、五つ星から一つ星まで、ゲストハウスもドーミトリーもある。幸いにも五つ星に宿泊できたとしても、いつかはチェックアウトしなければならない。どんなに長くても9泊10日程度が限度である。シングルルームもあれば、ダブルやツインルームやファミリータイプの大部屋もある。豪華な温泉旅館に泊まれる人もいる。
各部屋には、きれいな掛け軸やインテリア、風光明媚な庭や清潔な布団やベッドなどがあって気持ちいいが、どんなに「これいいな」と思っても滞在中だけしか自分が自由にはできない。旅館・ホテルを出るときに「気に入ったから」といって部屋から持っていったら、窃盗罪で逮捕される。滞在中だけの、しばらくの所有物である。
滞在中、美味しい食事を食べたり、プールや遊興施設で楽しんだり、バーで一杯やったり、カラオケに興ずることもできる。テニスやゴルフ施設があれば、それも楽しめる。近場での観光もできるが、遠出しての観光も楽しめる。満開の桜や色づく山の紅葉も鑑賞できる。一人でも楽しめるが、ファミリーで楽しむこともできる。宿泊代は、保証されているものではないので、滞在中に労働に従事し、宿泊代を稼ぐ必要も出てくる。働き方も千差万別である。
人生の旅は、平均的には、7泊8日位であるが、人によっては、1泊や2泊でチェックアウトさせられることもある。長くても9泊、10泊以上できる人はほとんどいない。自分たちが手にしている財産も地位も名誉もこの世にいる間、しばらく自分のものになっているだけである。誰しも、いつかはチェックアウトしなければならないが、その時は全部置いて、丸裸で出て行かなければならないのである。
人と駆け抜け争い、手に入れて、「おれのものだ」と誇っていてもしばらくの間。夢幻のように消えていく、はかない一生の間だけのことである。大金を手中にしたとしても、権勢をほしいままにしたといっても、歴史絵巻をクルクルと早送りボタンを押してみれば、旅館・ホテルの客の出入りさながらである。朝、客が部屋を出ていけば、昼過ぎにやってくる次の客が使う部屋となる。その客も出て行ってまた次の客の入ってくる準備が始まる。
どんな権力者とて、旅館・ホテルの一介の客にすぎない。チェックアウト後、どこへ旅立つのかも知らないのである。それなのに私たちはなぜ生きているのであろうか。
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「人生の扉」 (竹内まりや) : https://youtu.be/g5YHNbaaTqo
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