卓球の世界選手権個人戦が5月21日より南アフリカのダーバンで開催されている。卓球の世界選手権は、個人戦と団体戦が1年ごとに別々に開催されていて、今年は、男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスという個人戦が行われている。卓球は昔に比べて人気のあるスポーツになってきており、テレビ東京のお蔭でテレビでライブの中継も楽しむことができる。昔に比べると日本と中国との実力差は縮まってきており、結構互角の試合も楽しめるようになってきている。男子より女子の方が実力が接近してきているから楽しみである。今回は出られなかったが、張本の妹である張本美和(14才)が実力をどんどんつけており、早晩、日本一になるものとみている。
今回、混合ダブルスで、張本智和・早田ひな組が準優勝したが、中国との決勝は完敗という印象であった。女子ダブルスで長﨑・木原みゆうコンビが準決勝で中国ペアに惜しくも破れ、第3位となったが、長﨑のチキータプレイは光っていた。シングルスでは、現在日本一の早田ひなが準々決勝で中国選手に熱闘の上、競り勝ち、メダルを確定した活躍ぶりを見せた。3-3の最終ゲームは、21-19という昔の卓球のスコアを思い出させるような死闘で、見応えがあった。準決勝は、残念ながら世界ランク1位の中国選手に惜しくも負けたが、銅メダルを獲得し、中国選手独占の一角を崩したことは高く評価される。
世界卓球といえば、いつも思い出すのは、1991年に千葉での第41回世界選手権である。当時名古屋で勤務していたが、休暇を取って見に行ったほどである。世界卓球の生観戦の経験はこの時だけである。なんたって、目玉は、韓国と北朝鮮の統一チームが結成され、女子は決勝で中国を打ち負かし見事優勝したことであった。その模様は、韓国で映画化され、日本でも「ハナ奇跡の46日間」というタイトルで上映された。その女子統一チームのコーチが大韓航空のコーチでたまたま知っている人であったこともあり、より親近感があった。もう32年も前のことであるが、懐かしい思い出となっている。
『ハナ 奇跡の46日間』予告編: https://youtu.be/v8mkz_s6DsI
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