「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」などのヒット曲で知られ、中尾ミエ、伊東ゆかりと「三人娘」のメンバーとしても人気を集めた歌手の園まりさんが7月26日、80歳で亡くなった旨のニュースが流れ、ショックを覚えた。もうそんな年かと思ったが、三人娘とも自分とほぼ同年代なので、仕方ないところともいえる。1960年代は、テレビが普及し、歌謡界にも様々なスターが誕生していたが、彼女も愛らしい顔立ちでささやくように語りかける独特の歌唱で一世を風靡していた。テレビの歌番組では三人娘の他、ザ・ピーナッツ、弘田三枝子、森山加代子、坂本九、飯田久彦などの歌手が外国からのヒット曲を歌ったり、いわゆるオールディーズの音楽が流行っていて、今でも懐かしく思い出される。考えてみたら、ピーナッツも弘田三枝子も森山加代子も坂本九も皆すでに旅立ってしまっているから、否が応でも年の流れを感じる。
園まりさんは、NHK紅白歌合戦には63年から6年連続出場。「逢いたくて-」、「夢は-」や「愛は惜しみなく」は映画化もされ、自ら主演するなど、日活黄金時代のスクリーンでも活躍した。66年と67年には、マルベル堂のブロマイド売り上げで女性歌手1位になったほど人気があったという。ご冥福をお祈りする。
逢いたくて逢いたくて(1966):
夢は夜ひらく(1966):
読売新聞オンライン(8/1):
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