hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

観念と概念

2010-09-05 23:54:44 | 日記
 人間社会にとって、その存在が在った方が都合が良いものが創り上げられ、それが法律として定められたり、常識として慣習化されて、生活が営まれています。
 自然の原理と同様で、こういった概念も淘汰されるものです。 要らないものは取捨されなければいけません。 人間の体の浄化と同じです。 適切に、適時に作用されないと、無理や無駄が生じるのです。
 ここに述べたのは、概念のことです。 観念は違います。 感性に近い考え方ですから、培われた観念は、余程の事がないと変わるものではありません。 ほとんど、個人の範囲に占める考えですから、単に、損得や、好き嫌いで決定されるものではありません。
 肉体で味わう、五感とも違いますから、目に見えるものでも、触れ得るものでもありません。 言い方を変えれば、心とも言えるものです。
 人間の男女の感情で言うと、一方は愛で一方は欲情のようなものです。 
 最近は、この愛情というような感性には否定的な人も多く、国や風土で捉え方が違っています。 私は、どちらも否定しません。 愛情を感じない人間同士の関係には、人間らしさを感じないからです。 
 その意味で、人間は2種類に分かれます。 他人を愛するタイプと、自分を愛するタイプです。 どちらも歴然と存在していますし、どちらのタイプが善い、悪いでもありません。
 愛という観念的な想いですから、通じ合える人にしか通じません。 無理に通じ合おうとすれば、無理が生じます。
 それぞれに、人間が幸せを感じ合えれば良いのです。 他人を愛する人も、自分を愛する人も、私のブログに触れた人は、皆さん幸せであって下さい。

小沢さん、菅さんの違い

2010-09-05 08:00:52 | 日記
 今朝の、フジテレビでの2人の主張のには大変大きな違いがあります。 この違いを明確に説明できない情け無い報道関係者では、視聴者も哀れですね。
 菅さんの”雇用、雇用”と叫ぶ手法は、小泉さんの”郵政、郵政”と同じです。 小泉さんは改革が必要だという事以外何も中身が理解できていなかったのと同様で、菅さんには雇用が重要だと解っていても、その為に何が必要か?どうすれば景気が良くなるのか? どうするのかは理解も判断も出来ていません。
 沖縄の基地問題も言ってる事は、誰でも解っている問題点だけで、前進する為の具体案は全くありません。 この点は、小沢さんも早急に具体化できる案は持っていないようですが、菅さんほど支離滅裂ではありません。
 政治や制度を根本的に変えるという為の知識と意欲は、全く違います。 菅さんは、小沢さんの言うように、改革そのものが理解できていません。 理解出来ているのは、改革が必要だということだけです。 
 財界や、官僚の機嫌取りをしていては、財政も公務員も改革は出来ません。
 日本と言う国に残る、特権、利権構造に仕組まれたカラクリを全て無くさないと国は立ち直れません。 それが出来るかどうかで言えば、菅さんでは無理なのです。

過払い返還トラブル

2010-09-04 22:16:07 | 日記
 世間では、過払い部分の違法行為を、グレーゾーンと言って、誤魔化していますが、明らかに違法な利息を過払いさせて、社会問題化したから返還請求した人に、返還しているのが現状です。
 以前にも、記事しましたが本来は、行政が金融業者に自主的に返還する事を義務付ける事件です。 如何にもグレーという言葉で曖昧にし、司法書士や弁護士やは都合良く、商売にしています。
 金融業者も、不法行為を犯したような認識もなく、強行に返還請求があった時だけ、仕方が無く対応している状況です。
 日本と言うのはこういう国なのです。 ずっと以前に、この問題を取り上げましたが、政治も司法も、大きく取り上げるような事はしません。 
 金融業者は、違法な過払いをさせている案件は全て容易にチェック出来るのです。 行政が、積極的に取組めば、NHKで取り上げたような弁護士や司法書士による返還請求トラブルも起きないのです。 
 こう言った、曖昧な解釈や、杜撰な対応の為に、問題が生じている事件は沢山あります。
口では、コンプライアンスを唱えながら、見えないようにして不法な行為を繰返している業者は山ほど居ます。 金融に限らず、証券、不動産、医療というようなあらゆる方面に介在しています。 役所や行政の横着から生じたトラブルです。

菅、野田の駄目ライン。

2010-09-04 11:29:23 | 日記
 現実に政権に就いて見ないと、見えない部分が多いですね。 菅さんが総理の器でない事が見えてきて、野田財務相が菅さんに輪をかけた口先で取り繕う事に熱心で、財官の犬である事を覆い隠すのに必死な状態だという本音が透けて見えます。
 小沢さんになったら、また干されるから必死に菅さんを守ろうとしているだけで、典型的なエゴタイプですね。 政権を取って、何処まで期待に応える実力があるかと言えば、この2人は全く見せかけだけで誤魔化そうとする、自民党の政治タイプの人間です。
 小泉時代の掛け声だけの改革で世論を引き付けようとして、本当は何をすれば良いのか解っていないタイプです。
 余り賢くない部類の政治家です。 国民は、見誤らないようにしないと、後々後悔する事になります。

法曹界の職務怠慢

2010-09-04 10:55:32 | 日記
 審査会に対して、素人と言うのが不見識というなら、密室で重大な判断を下す審査員は、堂々と名乗り出るべきです。
 結論は重大でも、下した判断に責任は無いと言うのは、明らかに変でしょう。 表に出たら違った判断をする審査員も多いでしょう。
 レベルの低い法曹界が、自分達の怠慢を正当化する為と、ガス抜きに利用した検察審査会なんかに、法的権限を与えること自体が問題です。
 社会に対する責任は大きいのに、やる事は密室というアンバランスが理解できないメディアや法曹界。 顔を洗って出直したらどうですか?
 

個人権利の偏重

2010-09-04 06:31:35 | 日記
 現在では相続の権利が無限に近い形で波及しています。 特に不動産(土地)について言えば、この権利が残ったままで、利用、活用の弊害になっているケースが非常に多いのです。 共産主義国家ではないから、国家が認める限り私有財産の所有者としての権利ですが、無限に有るというのは間違いです。
 しかし、一旦、相続として土地の名義が順調に変更されないと、その土地の利用や売買等の手続きに大変な困難が生じます。
 人間は社会性を有した生き物でありますから、個人の権利とのバランスを考えれば、一定の条件を超えてまで、過大に重く扱われるのは問題なのです。
 その意味で、土地の相続する権利は、精々祖父母、孫の部分までに制限すべきだと思います。 何かの事情で、相続段階に名義の変更が為されず、いざ権利を明らかにする為に名義を変えようとすると、波及した権利者の数が数十人になる事が多いのです。
 その為に、時間もお金も要し、場合によっては利用、活用、売却を諦めざるを得なくなります。 この権利を制限して、簡素化する必要があります。
 三親等以上の人の権利は無くするとかして、自動的に国庫に入る形にするとかすれば、相当に土地が生かされることになるのです。 
 日本には、本籍という制度が今も残っていますが、実際的に殆ど必要ありませんし、こういった相続や権利と言う点でずっと残しておく記録としての価値しか在りません。
 戸籍については、かつては個人情報の秘密の部分を管理、監督する手段に利用されてきましたが、個人の秘密を守ると言いながら、その情報を知り得る側の特権を守るという逆の意味で悪用もされて来ました。
 はっきり言って、本籍は不要です。 権利の過ぎた拡大も不要です。 日本では、不要な手続きや、無用で複雑な制度が取捨されず、残されたままに新たな制度が重複されて来た為に無駄な時間とお金を要するシステムが出来上がっていて、その意味で海外企業が日本での仕事に困難さを感じているのです。
 国民の社会生活上にも大いに支障がでています。 不要、無用な法や制度を無くしたり、是正しないと、経済も機能出来ないのです。 政治家も、こんな簡単で重要な部分さえ見直せない、情け無い烏合の衆ばかりです。

検察審査会の重責

2010-09-03 22:16:23 | 日記
 検察審査会から出てくる結論が、この小沢さんによる事件の場合は、途轍もなく大きな責任があるものです。 何処の誰だか解らない状況にしてあるのは、審査員が資格者ではない、つまり素人だからであるのです。
 この度の審査は、小沢さんが総理大臣になるかも知れない事を考えれば、大変重大な判断であると言えます。 これほど大きな責任のある判断を下す場が、素人の集まりだから、全て秘密裏に為され、この審査に携わった審査員が、今後の日本にどれほどの責任を感じ、結果に対して責任を負う、覚悟を持ちうるのでしょうか?
 こんな、重大な判断を下す人は本来、自分の判断に自信と責任を持って、表面に出るべきで、少なくともその責任を負う事が無い前提で、下すような判断であってはならないはずです。 堂々と、私が下した判断ですと言える人が審査員であるべきです。
 役人や、官僚の怠慢の裏返しに作り出された、こういった制度が国を劣化させるのです。
 裁判員制度も似たり寄ったりです。 専門職の責任は大きくて当然です。 素人と専門職の垣根をとって、怠けを選択する官公庁の役人や専門職者の責任逃れの方策でしかありません。 検察審査会も裁判員も全く、無用の長物です。

日テレ、高校生クイズ

2010-09-03 21:03:37 | 日記
 テレビで高校生クイズを観ていて、日本の教育が記憶力に頼った競争で順位を決めるという受験で、この記憶の競争力では、世界に勝てないと感じます。
 最も大切な事は、絶えず新しい発明や発見に結び付く学習である事。 教えられた事を真似、事実を記憶する能力に加えて、記憶や知識を発展させる力を身に付ける教育に切り替える必要性を感じるのです。
 確かに受験の大半は記憶力で勝ち負けが決まります。 数学と言っても、公式や法則を記憶して、点取り競争に長けていれば、より優秀と言われる大学に進学できます。
 しかし、国内で優秀と言われる大学や学院の卒業生である、官僚、政治家、学者を見ても少しも優秀と思えないのが、何故だか解った気がします。
 大学に合格するには、記憶に頼って、点取りゲームの点の取り方の上手、下手で合格、不合格が決まってしまいます。 テレビを見ている人も、単にその術に長けている人が優秀だと感じてしまうところに、日本人の国際的な学力の低下の原因があるようです。

合いも変わらず、NHKと相撲協会の茶番

2010-09-03 16:33:17 | 日記
 予想通りの秋場所開催と、放映再開。 これで、手打ちなら、ヤクザにも笑われそうです。 国民や視聴者を馬鹿にするのもいい加減にして欲しいですね。 
 これでお仕舞いなら、警視庁も笑いものです。 何処まで行っても、臭い物に蓋の処理で決着ですか? NHKも視聴料を強制的に徴収する資格はありませんね。
 民主党の菅政治も似たり依ったりですから、呆れて物も言えません。 メディア界にもテレビ局にも、少しくらい骨のある人間は居ないのですか? 哀れなものですね!

小沢さんの持論

2010-09-03 16:05:26 | 日記
 今朝のテレビで、小沢さんが、大企業の利益配分のバランスについて語っていられましたが、財界に対して、こういう主張が出来る政治家がとても少ない事が問題です。
 まして、菅さんでは総理としての立場を守るには、逆に財界に泣き付かなければ持ち堪えれません。 法人税についても、実質的な率は、それほど高くないなんて菅さんには言えないでしょう。 官財界に協力をお願いしないと、務まらないようでは国民の方に向いた政治が為せません。
 現在の経済が立ち行かないのは、すべて、利益と富の配分のバランスが、富裕層に偏っているからに他なりません。 デフレの傾向や、消費が伸びないのは当然の結果です。
 時代が時代なら、富裕層から没収して、国民に再配分するくらいの強行策が必要ですが、こんな時代にそこまで暴挙は出来ないでしょう。
 しかし、それ位、配分の偏りが酷いから、格差は拡がり、一部の国民以外は皆、貧乏になっている状態です。
 強いものに靡くのではなく、立ち向かってこそ人間の価値なんです。 今の日本人は、皆骨抜きで、長いものに巻かれて、慰めあうのが常です。
 メディアに便乗して、遠吠えするのが最大の抵抗です。 そんな腰砕けで、世の中が変わるはずありません。
 今のところ、小沢さんの意見が、私の主張に近いので、是非頑張って欲しいものです。