透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

札幌学院大学へと

2024-12-10 19:26:28 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-6.7℃、最高気温2.4℃。

今季一番の冷え込みとなった今日、我家から徒歩10分の札幌学院大学へ。

「ミュージアムカフェ&体験コーナー」では学生さん達が縄文土器の文様に用いられる縄作りの仕方を教えてくれました。縄といっても、ここではティッシュペーパーと綿(わた)の2種類を使っての糸作りです。

先ずもって、糸を一定の太さで綺麗に仕上げるのが難しく、学生さんに手伝ってもらうことに・・・。

それはともかく、こうした体験と合わせて、先生による説明もあり、縄文土器の縄目の文様が気になってきました。

縄文時代の人々が日々の暮らしや祈祷やその他のなんらかの目的のために作った土器が今に伝えるものの意味はロマンでもあり、先人の知恵を見出すことでもあります。

何が導き出されるのか、研究のこれからに注目です。

「人と繋がることから逃げずに、人と繋がることから生まれる学びや楽しさを感じ取ってほしい」と学芸員を目指す学生さん達への先生の言葉が印象に残っています。

6時07分

7時02分

そして、本日の北のうた暦の掲歌です。

網走刑務所の囚人が椅子を組み立てている姿をイメージしているのだろうと解説にあります。

網走出身のワタクシの姉が独身時代に、網走刑務所の囚人が作った高さ1mほどの整理ダンスを持っていたことを思い出しました。その整理ダンスは今も物置にあり、小物を入れています。

頑丈という言葉がぴったりの整理ダンスで、引き出す時に力が要るもののまだまだ使えそうです。

そのようなことを思い出しながら、解説を踏まえてこの歌を読み返してみました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い日となりますように・・・・。

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ラジェント・ステイ新さっぽろ1F「ONIRICO」へ

2024-12-09 20:01:37 | 日記

雪時々曇り。最低気温-6.3℃、最高気温0.2℃。

おそらく、北キツネの足跡でしょう。

バスの車窓から

以上、一人分です。

吹雪模様の中、バスで新札幌へ。

ボランティア同期の方たちとラジェント・ステイ新さっぽろ1Fのイタリアレストラン「ONIRICO(おにりこ)」へ。

ワタクシはホタテとほうれん草のジェノベーゼスパゲティをメインディッシュに頂きました。

本日のデザートプレートはチョコとオレンジのクレープです。

BUFFETCORNERは新鮮野菜のサラダ、オリジナルカレーや自家製グラタンetcと多彩で、これだけでも、お腹いっぱいになりそうでした。

DRINKも品ぞろえが豊富で、カフェラテ、紅茶(アールグレイ)を頂き大満足です。

以下はこのお店のコンセプトです。


道内各地の生産者とつながるレストラン

道の駅や直売所などが増えたことで、
食材の都市と地方の境界線がなくなりつつある今日。
多くの人たちがローカルの持つ魅力に目を向ける一方で、
実はまだまだ発掘されていない、
その土地ならではの味わいがあるのかもしれません。

当店では、道内各地の生産者と対話しながら、
旬の道産食材をふんだんに取り入れた
朝食ビュッフェ 「Farmers’ Breakfast」
ランチタイムには、独自の飼育法で育てた豚・鶏などを
じっくりと石窯で焼き上げるイタリアンビュッフェ 「Grigliata」を堪能して頂けます。

日々、生産者とやりとりする中でこそ”ひらめく”
当店ならではの味わいをお楽しみください。                 

「ONIRICO」のホームページより


 

1年ぶりに再会した方とも、ランチを共にしながらブランクを感じることなく過ごせたのでした。

これも同期の馴染みなのかと、活動を共にした時間の重みを実感するひとときともなったのです。

散会した後、帰りのバスの車窓から冬景色を眺めながら我家へ。

最高気温0.2℃と冷え込んだ日でしたが、人との繋がりから生まれる温もりのようなものを感じられた気がしています。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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真冬日の日の卓上四季と新北のうた暦と

2024-12-08 19:48:03 | 日記

雪時々晴れ。最低気温-5.1℃、最低気温-0.3℃。

83年前の今日だったのかと改めて思いました。

何事もないことの有難さを感じている今日この頃です。

「『何ごともなき』ことの尊さ、安堵、憤りがないまぜになった祈りが感じられる。」との解説になるほどと思いました。

重い内容が端的な言葉で詠まれている句だと思います。

「十二月八日朝」の「朝」に切っ先のような鋭さがあり、心に刺さる気がしました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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初めての真冬日と新北のうた暦と

2024-12-07 16:22:38 | 日記

晴れ。最低気温-6.2℃、最高気温-0.7℃。

初めて真冬日となった当地。所用で新札幌へ。

新札幌駅から「BIVI PARK」へ行ってみました。

暖房がゆき渡っていて暖かく、特に冬場に寛げる場所のように思います。

新札幌界隈の開発が注目されていましたが、改めてこの地の伸びしろを実感しました。

「冬の朝の透き通った陽射しのなかで輝くのは、熟成までの長い時間を通して果肉に蓄えられた生命の光なのかもしれない。」との解説にそういうことなのかと思いました。

「うまれてみれば朝だと」が謎ではありますが、それはそれで・・・。

リンゴは母の実家がリンゴ農家でその縁で我家にも十数本あり、もらってきたものや収穫したもので、ほぼ一年中、食べていた記憶があります。リンゴを買うものだという実感がなかったなと。

今や1個300円前後で、リンゴは実なのに、高値の花になりつつあるなと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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北海道立図書館と新北のうた暦と   

2024-12-06 18:11:46 | 日記

晴れ。最低気温-5.2℃、最高気温0.3℃。

北海道立文書館の玄関から「ゴールデンカムイ」の本が並ぶ図書館内の北方資料室へ。

午前、北海道立図書館で「ゴールデンカムイ」の5巻、6巻を読了。

 

12月に入ってから氷点下の日が多くなっています。

今日は最低気温-5.2℃で日中も気温は上がらず最高気温ですら0.3℃冷え込んだ1日となりました。

「初氷は目の前の現実のものではなく、作者の胸中に生き続けた美しく繊細なものではない

か」と解説にあります。

続けて、「ふとその感覚をとり戻して、そっとコップを置いたのだ」と。

「初氷」にはこわれやすそうなイメージもあり、「音忍ばせてコップ置く」という所作には        

丁寧さと奥ゆかしさを感じました。

   

 

それでは今日はこのへんで。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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晴れのち雪の師走の日に

2024-12-05 17:37:17 | 日記

晴れのち雪。最低気温-6.3℃、最高気温3.0℃。

最低気温-6.3℃と今季、一番の冷え込んだ朝です。

午前、北海道立図書館へ。

「ゴールデンカムイ」3冊、4冊を読了。読み進めていくうちに、改めて面白さに気づき始めています。

1つは開拓の村の建物がどこで登場し、どう用いられているかが楽しみなこと。

2つ目はアイヌの人々の暮らしが身の回りの自然と無理なく調和しながら整えられていること。

例えば、野生の植物が食べ物や薬として無駄なく、大切に扱われていること。動物も同じように、必要な分だけ頂くという考えのもとに狩猟していること。

また、暮らしの道具も自然から調達した材料に工夫を凝らして作り上げていること。

これらの要素がちりばめられているからか、読むごとに妙な力が湧いてくるのです。持続可能な暮らしに思え、安心して受け止められるということかと。 

ふと、アフガニスタンに赴き、医療や用水路を作ってきれいな水を普及するなどの活動中、銃弾に倒れた中村哲医師の、今となっては遺言のような言葉と重なるような気がしました。

私たちが己の分限を知り、誠実である限り、天の恵みと人のまごころは信頼に足る

5年ほど前、徳島県を旅したことがありました。

柚子の収穫量が多い土地だったようです。

疲れた時などには柑橘類の香りや酸味に助けられた記憶があります。

柚湯につかったことはまだないのですが・・・・。

この作品はゆずを畳み掛けて生まれるリズムにより、「作者の弾む心がよく伝わる」と解説にあります。なるほどと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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卓上四季と新北のうた暦と

2024-12-04 20:09:44 | 日記

雪時々曇り。最低気温-4.8℃、最高気温2.4℃。

本日も北海道立図書館へ。「ゴールデンカムイ」2冊目を読んできました。

そして、文書館へ通じる階段の壁に張られていた興味深い資料の一部を。

開拓期を見える化してくれる写真は貴重な資料で、有難いものです。

当時の写真師もまた、情報を発信するという北海道開拓の一翼を担っていたのだと思います。

中村医師の功績は日本人としての誇りです。このような方が居たことは奇跡のように思えます。

中村医師が記した「私たちが己の分限を知り、誠実である限り、天の恵みと人のまごころは信頼に足る」との言葉に希望のきらめきが感じられました。

馬の瞳は澄んでいて、二重で綺麗だという印象があります。

その馬の瞳に枯野が映り込んでいるというのです。馬の瞳に映る風景は自分が見ているものでもあるなと作者は感じているようです。

その風景の中に入り込んでいく人影とは誰なのでしょうか。

「冬に向かって迷い込んでいく自分自身の影であったのかもしれない」と解説は結ばれています。

深い意味を秘めている句なのだと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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師走の空と新北のうた暦と

2024-12-03 19:11:00 | 日記

雨時々晴れ。最低気温2.8℃、最高気温7.1℃。

師走3日の朝と夕方の空です。

何かと気ぜわしい下界とは別世界の空を見上げると、ホッとします。

なんとなく時間の流れがゆっくりのような気がして・・・・・。

本日の新北のうた暦の掲歌です。

この歌のように「冬くれば冬を装ふ北のまち」なのだと頷いてしまいました。

解説には「・・・・街はそんなふうに準備を整えて冬らしさをまとっていくのだろう。」とあります。

「いよいよ冬がやって来る、そんな気構えが結句に感じられる」と解説は結ばれていました。

冬が来れば厳しい寒さに見舞われるのでしょうが、作者の気持ちは「息白く吐き顔あげてゆく」と前向きです。

冬に向き合う姿勢に少なからず共感を覚えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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野幌森林公園と新北のうた暦と

2024-12-02 15:44:11 | 日記

晴れ。最低気温-4.6℃、最高気温5.8℃。

午後から野幌森林公園へ。

日が差さない間の公園はうつむき加減の人をみているような感じです。

でも、日が差した瞬間、パっと明るくなったのでした。

太陽の力は古(いにしえ)から今に至っても変わらなく大きなものです。

これから、太陽の力が弱まっていく日々となり、大地は冷やされていき、根雪となります。

それが、明日ならば、今日のこの風景が晩秋の見納めかと。

「死ぬ」と「亡くなる」の使い分けが報道用語では為されているとのこと。

それを踏まえて掲句を読むと、愛犬に対する作者の気持ちの深さが伝わってくる気がします。

犬はペットとして飼われ、長く傍らで過ごすうちにペット以上の情を飼い主に抱かせるのだろうと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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北海道立図書館と新北のうた暦と

2024-12-01 20:22:57 | 日記

晴れ。最低気温-0.5℃、最高気温4.3℃。

長寿命化工事が終わり、今日から開館となった北海道立図書館へ。

しばらくぶりの開館でしたが、混みあっていることもなく静かな図書館です。

2024年5月14日から11月30日まで長寿命化工事のため一部サービスが制限されていました。

2階では「しばれる北海道~冬をのりきる~」の展示コーナーが開催されています。

カッヘルストーブの設計図や江別屯田兵屋に備え付けられたストーブの設計図がありものすごく興味深かったです。

前者は安政3年、後者は「開拓使公文録 本庁伺 明治十年」の記載が見えます。

気温が氷点下二けたになる北海道の冬を過ごすために、ストーブの設置を促したのはホーレス・ケプロンだったようです。江別の屯田兵屋はストーブ備え付きだったと知り、少しホッとしました。

コーヒーは江戸時代には、「寒気を防ぎ、湿邪を払う」薬として飲まれたようです。なるほど、お茶と同じく煎じて飲む淹れ方をしているなと思いました。

函館奉行所の運上所に防寒用の熊皮を置いてほしいと勤務職員が願い出て、奉行所が許可したという文書もあり、幕末の頃に熊皮が重宝されていたことが伺えます。

熊は毛皮や熊の胆などを提供してくれていたのだなと。

館内北方資料室では禁帯出の「ゴールデンカムイ」の1冊目を読んできました。

読み返そうと思っているところです。

やはり、本という時空間を超えられる資料がある図書館は素晴らしい所、「まほろば」なのだと思いました。

そして、今日から師走。

新北のうた暦の掲句は解説により深く味わうことができました。

さて、師走風は追い風になるやら、向かい風になるやら様々でしょうが、一日一日、一歩一歩です。

 

それでは今日はこの辺で。

明日からの毎日が皆様にとって良い事で満たされますように・・・・。

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11月最後の日の野幌森林公園と卓上四季から

2024-11-30 19:18:17 | 日記

雪時々晴れ。最低気温-1.6℃、最高気温3.0℃。

11月の最終日を迎えています。

積雪の朝でしたが、夕方に散歩した時にはほとんど解けていました。

ところで、昨日の卓上四季に取り上げられていた話題に興味津々です。

「すずらん印」の日本根菜製糖が「ビートで空を飛ぶ」というおとぎ話のような研究を進めているのだそうです。

ビートから砂糖を精製するとき、副産物として糖蜜ができ、これで特殊な酵母や藻類を培養すると、油脂を生むとのこと。これから、植物由来の持続可能な航空燃料(SAF)ができるのではないかが研究の動機のようです。

ジェット燃料が現在の原油からではなく、ビートという植物からという点が魅力的です。

「北の大地が育んだビートで羽ばたく。楽しみに待っていよう。」と卓上四季は結ばれています。

いつか枯渇する原油からではなく、持続可能な燃料として植物から作ることができるかもと思うだけで、希望が湧いてきました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日からの師走が皆様にとって心残りのない月となりますように・・・・・。

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「カフェテラス四季」と「都市公園写真展」へ

2024-11-29 20:07:45 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-1.1℃、最高気温3.1℃。

野幌森林公園を散歩した後、12月20日で閉店となる「カフェテラス四季」へ。

日替りランチメニューの「豚肉の味噌焼き」を頂くことにし、セットの飲み物は紅茶にしました。このボリュームで定価900円は良心的だと思います。

大麻の中町商店街の一角にあるこのお店は、近くに体育館や公民館があるので、サークル仲間で立ち寄るのに便利だったことと思われます。

このお店が閉店の後、店主が代わって新しい姿でお店が開かれると聞いて、この空間が寂しくならなくて良かったと思いました。

その後、野幌公民館で開催中の「2024 都市公園写真展」へ。

この写真展は江別環境整備事業協同組合によるものです。

高校写真部の生徒さんによる市内の公園の写真、計118点と市内在住のフォトグラファー坂井春香さんの作品が展示されています。

ワタクシも公園の遊具などを撮ったことがあり、高校生たちの目線で捉えた写真はとても興味深かったです。

若い感性で捉えられた遊具や公園が新鮮に感じられ、素敵でした。

また、坂井氏の作品は格別の味わいがあると思いました。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

裸木と白馬との対比が図抜けていて、仰天しながら味わうことになりました。

解説の結びは「作者は想像の世界へ心を放つ」と。

このように詠める作者の感性にあやかれはしないけれど、あやかれたらなと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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北海道開拓の村へ

2024-11-28 21:09:41 | 日記

雨時々晴れ時々曇り。最低気温0.9℃、最高気温7.2℃。

オーラ7歳馬(人間に換算すると28歳)

今日は北海道開拓の村へ足を運んで来ました。

11月6日からボランティア冬季活動が始まり、その2回目となります。

ガイド担当でした。

東京から来られた女性で農村群を特に希望されていたので、希望に沿う形でお話しながら歩くことに。

心配していた空模様はガイド開始の10時半頃から晴れ間が広がり、この時期としては暖かかったです。

寒い北海道をイメージして、ダウンコートに登山靴の出で立ちでしたが、その予想は良い意味で外れたようです。

1時間20分ほどでしたが、年代も似通っていたせいか、旧友のような感覚でお話しできたことを有難く思います。

午後からは韓国からみえた50代の男性二人(日本語を話せる一人の方を通してのコミュニケーション)

に開拓使札幌本庁舎の屋根に掲げられている旗のマークは何か、赤いのは何故?と聞かれました。

北極星で開拓者精神(フロンティア精神)を表しているのだと答えました。北極星は北辰星とも言うので、この旗は北辰旗と呼ばれ、開拓使のシンボルとなったこと。それから、建物の裏側まで一緒に歩き、2階の窓がこの形になっていることを伝えたのです。

小学校からの親友同士で、信頼し合っていることがこちらにも伝わってきて、気持ちが和みました。

活動終了時刻が迫ってきた頃に来られた大阪の男女のお二人もまた、底抜けに明るくて、馬車鉄道発車まで数十分しかお話できなかったのですが、楽しかったです。

今年は雪が遅く、比較的暖かだった本年最後の解説担当のひとときでした。

開拓の村の、分からないことを分かるようになる楽しみは手放せそうにないなと・・・・。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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『札幌誕生』の作者の言葉と

2024-11-27 18:00:35 | 日記

雨時々曇り時々晴れ。最低気温8.5℃、最高気温13.0℃。

先日の北海道新聞に掲載されていた、門井慶喜氏の一文です。

タイトルの〈「人が住んで街になる」ではなく「人はいないが街をつくる」〉という表現に驚きを覚えました。

門井氏は北海道新聞に連載されていた『札幌誕生』の著者です。

18年に『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞。苫小牧で講演された時にはワタクシも足を運んできました。

その門井氏は「人はいないが街をつくる」などと、「こんな自然の理に反する、頭でっかちな発想を持ち込んで、いったいぜんたい、(どうなるんだろう)」と疑問に思ったそうです。

その疑問が『札幌誕生』を書かせたと断じています。

街というのは多面体で、政治、経済、教育、文化、土木等々、いろんな要素によって成立するもの。

そこで、門井氏は連載短編という小説の手法を選んだとのこと。

最後に「そもそもサッポロという名はアイヌ語が由来なのである。それを『誕生』と呼ぶ事の和人の傲慢さにもついても触れたことで、この物語はいっそう奥行を加えられたのではないかと思う。」と綴っています。

ご明察だと思いました。


ネットで札幌の地名の由来を辿ると

アイヌ語の「サッ・ポロ」は「乾いた広いところ」、「サリ・ポロ・ペッ」は「大きな湿地のあるところ」を意味します。札幌市は豊平川が形成する扇状地に建設された都市で、豊平川の乾いた扇状地の方を指して「サッ・ポロ」、下流の湿地の方を指して「サリ・ポロ・ペッ」という説があります。


門井氏のエッセーと本日の新北のうた暦の掲句に何となく繋がりを感じました。

寒さが厳しくなり、雪に埋もれて閉塞感が強まる北海道の冬。

しかしながら、開拓に命を削った先人たちの想いをかみ締める時間にもなるのかなと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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冷え込んだ朝

2024-11-26 20:29:41 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-4.4℃、最高気温7.5℃。

今季、一番の冷え込みになった当地です。

日中は日が射して、ストーブのスィッチを切っていた時間帯もありました。

夜を迎えて、ぐんぐん冷え込みが厳しくなっていく感じがします。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

感覚を研ぎ澄ませて、東京の道路に触れ、雪が降るのを予想してみたのでしょうか。

あたかも、遠く離れた北国の札幌で雪が降る時のように。

解説は「そうして札幌ならば自らを埋めてゆく雪を幻想のなかに呼んでいるのだろう」と結ばれています。

なんと深い読みなのだろうと解説を読んで思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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