透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

卓上四季と新北のうた暦と

2025-01-09 18:49:04 | 日記

晴れ。最低気温-8.9℃、最高気温-2.1℃。

本日の卓上四季には堀口大学が取り上げられています。

文学史に登場する方々の中で、大学という名前が印象的だったためか、記憶に残っていました。

その大学という名は東大の赤門前で生まれたからというのは初耳です。また、父親が外交官だったことも。

「月下の一群」という訳詩集の名称はロマンを感じさせるなと思い、〈私の耳は貝のから 海の響をなつかしむ〉というジャン・コクトーの詩は暗記していました。

1892年(明治25年)の昨日が堀口大学の誕生日だったとのこと。

89歳で亡くなるまで言葉の達人として生きる」と綴られています。

さらに「〈文語に口語のやさしさを 口語に文語のきびしさを〉。今なお日本語の奥深さへの案内者である。」と。

文学史で名前だけ記憶にあった方の功績の一端を知ることとなった、本日のコラムでした。

そして、こちらは本日の新北のうた暦です。

鹿たちが冬の陽だまりに群れている様子から自身の家族に思いを馳せて詠まれた句のようです。

冬には白斑が消えて灰褐色になり、どこかわびしさが漂う鹿。

冬の鹿を目にして、作者は「夢で見た家族だんらんの光景を思い浮かべているのであろう。」と解説は結ばれています。

いつの頃からか、家族だんらんはお盆やお正月に限定されてきたなとこの句を読んで思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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