透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

金子みすゞ童謡集から「あわ雪」を。

2016-11-09 20:49:36 | 

晴れ時々雪。最低気温-2.5℃、最高気温1.9℃。

最高気温が夜中に1.9℃で、日中はほとんど氷点下の冷凍庫のような一日となりました。

このように冬将軍の配下で暮らしていても、心はふわっとした温かさで包まれていたいものです。

何となく金子みすゞさんの童謡集『明るいほうへ』を手に取り、読み始めました。その中の「あわ雪」を・・・・・。

みすゞさんの手にかかると、雪はぬかるみになりにおもしろそうにまいながら降るのですね。こういう感性に惹かれて、みすゞワールドを時折のぞいてみたくなるのだろうと思います。

「あわ雪」

雪がふる、

雪がふる。


落ちては消えて

どろどろな、 

ぬかるみになりに 

雪がふる。


兄から、姉から、 

おととにいもと、

あとから、あとから

雪がふる。


おもしろそうに 

まいながら、

ぬかるみになりに

雪がふる。

 

 11:04撮影 今日のコスモスの姿です。

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積雪の朝

2016-11-05 10:16:07 | 

雪。最低気温-0.7℃、最高気温0.2℃。

朝、カーテンを開けると、雪景色が広がっていました。

積雪は今日が初めてかと思います。

我家のコスモスも雪帽子をかぶってしまいました。

冬将軍のお出ましがこのコスモスの未来をどう変えていくのでしょう。

まだ生命力を失っていないので、この後も花を咲かせてくれることを願っているのですが・・・・。

6時52分撮影

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「ホクレン 食と農のふれあいファーム・くるるの杜」へ

2016-10-02 20:45:21 | 

晴れ。最低気温5.7℃、最高気温24.3℃。

今日は家人と我家から車で約40分の、「くるるの杜」に行ってきました。

大勢の家族連れでにぎわう敷地内を一回りしたのち、「もりのかふぇ」にてソフトクリームとクッキーで一休み。明るい秋の日差しを浴びながら、開放的な気分を味わうことができました。

 

この「くるるの杜」こと「ホクレン 食と農のふれあいファーム・くるるの杜」は2010年にオープンしたのだそうです。

背景にはこの国の食料自給率が4割となった状況があり、食料基地・北海道の役割を改めて認識し、北海道の農業に貢献し続けることの一環としての取り組みだったとのことです。 

ホクレンが「くるるの杜」でめざすことは、消費者と生産者を結ぶ「食と農のふれあい広場」を実現すること。

「くるるの杜」のネーミングにもその思いが込められています。

「くるる」とは、ここに〝来る″ことでかなう、育てる・作る・食べる・感じる・つながるをイメージし、「杜」は、人の営みの近くにあり、温かく迎えてくれる場所であることから、農業を通じて、さまざまな体験や感動が広がる、「杜」のような場所であることを表しているのだそうです。

こういう広場という構想は、賢治さんの思いと重なるような気がして、この地がにぎわいを見せていたことに明るい兆しを感じたのでした。

 

農村レストラン

多目的ハウス

多目的ハウス内の「もりのかふぇ」

 

ソフトクリームとクッキー(てんさい糖)の組み合わせが美味しさをより引き立てるとのこと。

 

広がりのある空気感と農村風景にホッとさせられます。

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中秋の名月2016

2016-09-15 21:49:50 | 

晴れ時々曇り時々雨。

中秋の名月。しばし、月をながめ、日ごろの自分の行いを振り返ると足りないことばかりが思い浮かびました。

満ち足りたお顔の月をみながら、足りない自分を思う・・・・・、これもまた、一興かと思います。

雲間から顔をのぞかせては隠れ、雨が降り始めた時にはどうなるのかと思いはしたのですが、なぜか、また顔を見せるにちがいないと妙な確信がありました。

いまこの時も、空の中ほどで輝きを放っています。中秋の名月、本当に美しいです。

 

2016年9月15日、20時50分撮影

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「平和について考える本」のコーナー

2016-08-07 15:11:34 | 

晴れ。最低気温16.5℃、最高気温28.5℃。

北海道立図書館では「平和について考える本」のコーナーが設けられていました。その棚から「8月6日のこと」(文・中川ひろたか、絵・長谷川義史)という絵本を借りてきました。

昨日は広島に原爆が投下されてから71年目の「原爆の日」でした。これまでに記帳された被ばく死没者は30万3195人と新聞は報じていました。

「祈りの声を聞きましたか」(北海道新聞・日刊紙・本日付)というコラムには原民喜や峠三吉の詩が引用されていました。地獄図となった地上のようすをしぼりだすような言葉で綴られていて、文字をなぞるだけで頭の芯が凍り付くようでした。

オバマ大統領の原爆慰霊碑前でのスピーチについては、日本で随筆や翻訳などで活動されている、アーサー・ビナード氏の「・・・実体は『広島持ち込まれ既製品スピーチ』だった」(「原爆詩集」解説)との言葉が引用されていました。大統領自身が現地で感じた事や思ったことは何も語られなかったと。

原爆一発でも奪われる命は老若男女を問わず30万3195。これからもこの数字は増え続けるのです。

その核弾頭の数が長崎大学核兵器廃絶研究センターの調べによると、6月現在で、ロシア7300、米国7千、フランス300、中国260、英国215などで合計1万5350発もあるとのこと。

 

現実の核弾頭(ミサイルの先端部に装備した核爆発装置「広辞苑」)の数は正直私の予想をはるかに超えるものでした。平和を考えるということは、一つでも現実を知ること。そこから自分で見極めていくことかと思い至りました。 

 

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「楽しい回文」

2016-07-24 17:03:37 | 

晴れ。最低気温15.9℃、最高気温22.6℃。

「楽しい回文」(せとちとせ著)を読んで、頭の血のめぐりを良くしようと思ったのですが、そうは問屋がおろさないでしょうね。

「はじめにー嘘見透かす霞草」とあり、「この白い小さな花の前では、罪深き人々も自分の気持ちに素直になれるのではないか」と、書かれていました。

昔からこの白い霞草は好きでした。先日頂いた花束の中にも入っていて、バラとの相性は抜群だと思っています。

「嘘見透かす霞草」(うそみすかすかすみそう)という回文、なるほどです。

そして、「うまくかくまう」、「まさかさかさま」、「素手です」なども。

さらに、「完全安心安全か」(かんぜんあんしんあんぜんか)や

いかん、原子炉、炉心限界」(いかんげんしろろしんげんかい)、

人災大惨事」(じんさいだいさんじ)などに、したたかさを感じ、言葉の底力を見直したところです。

 

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「街のリス、田舎のリス」のコラム

2016-07-22 21:22:50 | 

曇りのち晴れ。最低気温16.7℃、最高気温23.3℃。

午後、野幌森林コースを散歩してきました。ふれあいコースでは今日もウグイスが美声を響かせていたのですが、姿を見ることはできませんでした。

本日の北海道新聞夕刊に興味深いコラムが掲載されていました。「街のリス、田舎のリス」という童話のような題名のコラムです。

動物の都市化というテーマで北大生を中心に共同研究をされているそうで、その研究の成果が記されていました。

調べ方は「比較的シンプルな調査」で、どのくらいの距離で相手(リス)が逃げるか?を調べるのだそうです。面白いなーと惹きつけられました。シンプルイズザベストかと。

結果、街のリスは6m、田舎のリスは19mくらいで逃げ出したとありました。

他に、季節性にも注目されていて、田舎のリスは繁殖期の春に強くなり、餌を食べたり、ためたりすることに集中する秋に警戒心が弱くなる傾向が見られそうですが、街のリスにはこうした季節による変化は見られなかったということです。

こういう傾向は、キツネやカラス、それ以外の野鳥類、ヒトにも見られ、「なんとなく似たり寄ったりの都市化が進んでいるような気がする。」と結ばれていました。

我家の庭にやってきたキツネやリスなどを見ていると警戒心が薄れていると思わざるを得ません。いちおう、この辺りは札幌市から電車で15分くらいなので、都市か?

また、私はいちおうヒトなので、警戒心がなくなるとどうなるのかなと想像してみました。適度な警戒心というか緊張感は生物の繁栄に必要な気もするので、それがなくなるとどうなるのでしょう。

研究の行方が楽しみになりました。

 

 

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六月の夕空・2016

2016-06-30 20:48:20 | 

晴れ。最低気温13.9℃、最高気温23.8℃。

夏日にはならなかったまでも、昨日の暑さが残る一日となりました。

六月最後の夕日は真っ赤に燃えていました。

我家に戻り、何となく手にした

金子みすゞさんの童謡集『わたしと小鳥とすずと』(JURA出版局)から

日の光

おてんと様のお使いが

そろって空をたちました。

みちで出会ったみなみ風、

(何しに、どこへ。)とききました。

 

ひとりは答えていいました。

(この「明るさ」を地にまくの、

みんながお仕事できるよう。)

 

ひとりはさもさもうれしそう。

(わたしはお花をさかせるの、

世界をたのしくするために。)

 

ひとりはやさしく、おとなしく、

(わたしはきよいたましいの、

のぼるそり橋かけるのよ。)

 

のこったひとりはさみしそう。

(わたしは「かげ」をつくるため、

やっぱり一しょにまいります。)  

18時56分

18時58分

19時11分

19時18分

  

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「サロマ湖100㎞ウルトラマラソン」のサポート

2016-06-26 22:41:36 | 

湧別~常呂までの通過時の天候。曇りのち雨。

最低気温14.0℃、最高気温17.7℃(江別)最低気温8.1℃、最高気温12.9℃。(生田原)

午前3時08分に生田原の借家を出て、スタート地点付近の湧別総合支所に駐車したのは午前4時前。

徐々に明るくなってきた空。午前5時の号砲が鳴り響くと、選手の皆さんは一斉にスタートしていった。湧別から常呂まで、サロマ湖をほぼ一周する100㎞のマラソンの始まりだ。

家人を見送った後、私は休憩地点となっている湧別町のアイランドユーへ車を走らせる。細かい雨が降り始めていた。

雨は断続的に強弱を繰り返しながら降り続けていた。ゴール地点の常呂では9℃と肌寒さを感じる気温となった。そんな中、家人は、午後5時45分頃ゴールすることができ、サポーターとしてはホッとしたところだ。

ゴールまでの詳しい経過については後程。

午前3時30分

午前3時46分

午前4時01分 カラスは高みの見物

午前4時21分

午前4時55分、スタート5分前

 

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生田原へ水無月2016

2016-06-25 18:27:10 | 

雨。最低気温12.8℃、最高気温19.6℃。(江別)最低気温8.9℃、最高気温15.7℃(生田原)

江別の我家を出て生田原へ。出発時から雨が激しく降っていて、その後もワイパーをせわしく動かしながらの走行となりました。

雨は北見峠を過ぎると小降りになり、生田原の借家へ着くころには晴れ間がのぞき始め、荷物を降ろして一息つくころには日が差してきました。

総距離250㎞を、休憩を挟みながら、約4時間かけて無事本日もたどり着いたのでした。

明日は家人が「サロマ湖100Kウルトラマラソン」に参加するので、朝早くからサポーターとして同行する予定です。

 

  

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『ワルトラワラ・第40号』届く

2016-06-24 20:53:11 | 

曇り時々晴れ。最低気温13.6℃、最高気温19.1℃。

本日、『ワルトラワラ・第40号』が届きました。松田司郎氏が編集・発行されている宮沢賢治関連の研究誌です。執筆されている方々は多彩で、皆さま多才の持ち主。

明日から生田原へ出かける予定なので、持参しようと思っています。

松田司郎氏プロフィール・研究誌から

 

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野幌森林公園桂コースから大沢コースへ

2016-06-23 20:43:22 | 

曇り時々晴れ。最低気温13.3℃、最高気温22.1℃。

久しぶりに野幌森林公園ふれあいコース、桂コース、大沢コースを歩きました。

相変わらず蝉の声が響き渡っていて、今が夏だったことを思い出させてくれました。六月に入ってからは気温も上がらず、日照時間も少なかったようで、緑がまだ瑞々しさを保っていました。

桂コースではアジサイに似た白い花が咲いていました。フタリシズカも十数本見かけました。

目当てのサイハイランは見えませんでしたが、咲き終わったのかもしれません。

雨が乾ききっていなかった森のあちこちにはカタツムリの姿もありました。カタツムリの生き方もまた誰も真似ができないのでしょうね。

ふれあいコース

大沢口

桂コース

  ?(桂コース)

フタリシズカ(桂コース)

 

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3つの椅子

2016-06-22 21:17:11 | 

晴れ。最低気温13.1℃、最高気温23.4℃。

ヘンリーソローの『森暮らしの家-全スタイル』(田淵義雄著 小学館 2002年5.1初版)を8年前に手に取ったことがあった。

 

その本は北見の郊外の丘の上のレストラン「遊木民族」(「牧」ではなく「木」がミソのようで)に置いてあったものだ。このレストランは私のお気に入りだったのだが、風の便りによると今はもう営業をやめたらしい。

けっこうな重さの本で、毎回、このレストランを訪ねた際によく眺めていたものだ。

先日探し物をしていた際に出てきたのが、⒑cm×7cmの小さな手帳だった。この中にソローの次の言葉がメモしてあった。2008年3月6日の日付とともに。

「ぼくはぼくの家に3つの椅子を持っている。ひとつめは孤独のために。ふたつめは友情のため、3つめは社交用に。」

この本の中に引用されていたものだと思う。訳によって、言葉使いがそれぞれなので、ネットで検索して原文と思われるものを。

「I have three chairs in my house: one for solitude, two for my friendship, and three for society. Henry David Thoreau」

さて、参院選が公示となり、北海道では3つの椅子をめぐる戦いとなった。3つの椅子には、平和と正義と誠実に座ってもらいたいものだ。

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『ゆらぎの不思議』

2016-06-20 21:19:50 | 

雨時々曇り。最低気温14.8℃、最高気温21.2℃。

雨の一日。午後から、佐治晴夫先生の著書を探し出して、読み始めました。『宇宙創造の物語 ゆらぎの不思議』(PHP文庫 1997年9月15日 第1版第1刷)です。

この本は「ゆらぎ」を通して、宇宙から原子、そして人間までを概観するために大学で行ってきた1年間の宇宙論講義をまとめたものだと「はじめに」に書かれていました。

1月から12月まで、各月ごとに金子みすゞさんの詩を配しつつ、「1/fゆらぎ」の理論から宇宙創造の謎について、美しい言葉で語られています。

金子みすゞさんの詩も、「1/fゆらぎ」にも惹かれて購入した本でした。

今は六月ということで、「6月のお話」から。

( 「言葉は聖なる沈黙にもとづく」というゲーテの日記からの言葉を引き、以下のように綴られていました。)

ほんとうの言葉の魅力とは、まさに言葉は沈黙をやぶってやってきて、ふたたび沈黙の中に沈潜していくという音の「ゆらぎ」の中にあるといってはいいすぎでしょうか。私たちの生もまた、沈黙において、過去、未来とつながっている「ゆらぎ」のような気がします。

沖縄の玉城愛さんのスピーチの要旨が本日付北海道新聞(日刊紙)に掲載されていました。

「安倍晋三さん、日本本土のみなさん、今回の事件の『第二の加害者』はあなたたちだ。しっかり沖縄に向き合ってもらえませんか。」との言葉が胸に突き刺さりました。

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ハトが餌台にやってきました。

2016-06-19 20:53:14 | 

曇り時々晴れ。最低気温10.3℃、最高気温18.5℃。

我家の小さな餌台に、ハトがやってきました。スズメの数倍の大きさなので、食べづらそうでしたが、根気よく?向きを変えながらついばんでいるようでした。

ハトは「平和の象徴とされる」と広辞苑にありました。ハトが息を止められないように、いつまでも元気でいられるようにと思います。

 

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