カニグモ科 アズチグモ♀
いつも私たちが見ているクモの殆どがメスです。この待ち伏せタイプのアズチグモも目にするのはこのメスです。仮面舞踏会の仮面の様な眼鏡をしているのが特徴です。
真後ろからでも特徴ある姿です。このクモのオスを発見してから分かったことですが、今までオスを見ていなかったということに・・・オスが居るのだということすら忘れていたほどです。
アズチグモ♂
ウバユリが咲いていたのでカメラに収めようと近づいたら花弁の下に何か居ます。取り敢えずウバユリを写しその得体のしれないものを更に写し取りました。これです・・・
拡大するとこうなります。見た事のないクモなので家に帰って調べました。なかなかヒットしません。二日にわたり調べ上げた結果アズチグモのオスだと分かりました。
不思議なもので目が出来ると違う場所でも発見できるようになりました。こちらは左足2本が欠損しています。顔の部分がほんの少しアズチグモの仮面になっているのが分かりますか?初見でした。
ヒメグモ科 フタオイソウロウグモ卵嚢
左奥にぼんやりと映り込んでいるのがこの卵嚢の親です。植栽されたヒメコブシの苗木に何だかゴミが付いているなと?少しゴミを取ったらこの卵嚢でした。卵嚢が有るということは親が居るのか??側を探すと居たんですよ。これも初見なので何だこのクモは???
耳のようになっている所がお尻の部分に当たります。二尾です。クサグモやヒメグモの網に居候をするクモだとか。3~4mm程の大きさです。卵嚢を見かけなければ未だに気が付いていないでしょうね・・・
刺激を受けると二尾の突起が無くなるんだそうでだから最初は尖がっていたのに最後の方はこんなになだらかになったのだと後で調べて分かったことでした。
ヒメグモ科 キヒメグモ??
こちらもヒメコブシの苗木に潜んでいました。これも初見でした。何と小さな赤いクモなのだろうと、体長4~5mm程で何故かしら小さな枯れ枝や葉の切れ端などのごみのある所に居ました。たまたまフタオイソウロウグモの隣の苗木でしたのでじっくり見ることに慣れた所だったので発見できました。
ニホンヒメグモかもしれませんが未だ決めかねている所です。しかしこんなに派手なクモに何故気が付かなかったのだろうとこの赤色を見て不思議な気がしました。
このクモがまた小さいのです。上のクモとチョット違うように思うのですが若しかしたら同じクモなのかも???3mm有るかどうかです。でも名前に有るように赤いのですから今まで気が付いていても良い様なものですが「物は目で見るのでなく脳で認識する!」って事だとつくづく思いました。今まででも多分目にはしていたのでしょう。でも脳が認識していないから頭に記憶として入ってないのでしょうね。反省です!!
ウンカの幼虫をゲットしたようです。これも目が出来ると違う所に居るものも見えるようになるんですよ・・・
今シーズン雨ばかり続いていて昆虫も出会いが少なかったのですがここふれあいの森は本当に不思議な森です。クモでもいろいろな種類が居て飽きが来ませんね~~。有難い事です。