イネ科 イヌムギ
花のようについているものをイネ科では小穂(しょうすい)といいます。この形でいろいろに分類されます。イヌムギの小穂はぺったんこ!調べると扁平と書いてありますが、それよりペッタンコという言葉が合ってる感じです。ペッタンコって方言かしら?なんかで押しつぶしたの?と聞きたくなるくらい!キヌサヤエンドウぐらいでしょうか?
ネズミムギ
この形なので遠くから見てもすぐ分かるのですが、ネズミムギかどうかはよく見ないと分からないんです。ツノのようにと飛び出ている芒(のぎ)と呼ばれるものが1センチくらいあればネズミムギです。
ホソムギ
ネズミムギにそっくりですが、芒がありません。こちらはホソムギです。
並べてみると
左がネズミムギ、明らかに芒があります。右がホソムギ、芒がありません。どっちがどっちだったかすぐに分からなくなるので、ネズミの尻尾みたいな芒があるのがネズミムギと今年覚えた次第です。とは言え、両種は交雑しやすいそうでネズミホソムギと呼ばれるものもあるそうです。見て回ると微妙な長さの芒だったり、芒のあるのとないのが混ざったみたいなのがあったりでなかなか大変です。
シナダレスズメガヤ
道路法面の緑化や砂防工事などに利用するためアメリカから導入されたのですが、現在では要注意外来生物に指定されています。道路脇に揺れているのを見ることも多いです。冬場に枯れたようになっていても風で揺れているんですよ。年中姿を見ているような気がします。
この時期は黒っぽくなっています。車で走っていると気になって止まってよく見たいと思うのですが、たいていすぐに停車できるところがなくて通り過ぎてしまいます。
カニツリグサ
フサフサした感じで垂れている、芒が長くて曲がっている感じです。似た種類があるそうですが、平地ではまずカニツリグサだという事です。子供がこの草をカニの穴に入れて釣ったのでこの名前になったそうです。海岸でやるのでしょうか?