ふれあいの森特派員

ながら川ふれあいの森で見つけた生き物たちや風景など盛りだくさんの情報をお届けします!ときどきチェックしてね(^_-)~♪

美しすぎると薄命で・・・

2021-06-20 18:54:44 | 昆虫

                                                           ヤママユガ科 オオミズアオ

一度見たら忘れられないくらいキレイな蛾です。大きくて、この色と形!憧れのオオミズアオです。漢字では「大水青」余計に印象が強くなりますよね!!

草丈20cmくらいのミツバにつかまっています。踏みそうなところです。接近しても、葉っぱを動かしても飛び立つこともなくジッとしています。翅もキレイなので羽化したばかりなのかな?と思いました。けれど、よく考えると今までオオミズアオが飛んでいるのを見たことがありません。絶命した個体か止まっているところだけです。夜行性なので昼間は動かないからでしょうか!

羽毛のように広がった触角なのでオスです。ウサギの耳のようとよく言われます。メスは隙間がある櫛の歯のようです。大きな黒い目のイケメンです。オオミズアオの成虫は口が退化しています。成虫になってからは食べることも飲むこともできません。幼虫の時に蓄えた栄養だけで子孫を残し短い命を終えていくのです。けなげな美しい姿を見つけたらそっとしておいてあげてください。

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ガのようなチョウから戦闘機のようなチョウまで

2021-06-19 18:17:23 | 昆虫

                セセリチョウ科 キマダラセセリ

いつもこのチョウを見かけるとミグ戦闘機を思い浮かべてしまうのですが、私が可笑しいのでしょうか?

複眼がとっても可愛いチョウです。

オオチャバネセセリ

こちらはセセリチョウで形も似ているのですが見かけるのは珍しいです。林縁に住んでいるのかな?どちらかというと林の近くで見かけます。

シジミチョウ科 アカシジミ

こちらも林に住んでいるチョウでどこにでもいる訳ではありません。見かけるのは私が知っている限り今のところ一か所だけです。

ベニシジミ

このシジミチョウは普通種ですね。河川敷から林縁まで住んでいます。

鱗粉が見えますか。まるで小さな瓦が重なり合っているような・・・これだから雨が降っても染み込まないんですね。

複眼の前の角のような突起がオシャレです。

ツバメシジミ

メスが居るところにオスが飛んできましたが、見事に振られていました。どうもメスが羽化直後に交尾をするらしくこんな状態の時はほとんど振られるのだとか?厳しい!!

こちらも男やもめのようですが瑠璃色がとても奇麗でした。

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一寸珍しい虫を・・・

2021-06-18 17:04:06 | 昆虫

                カニムシ目 トゲヤドリカニムシ

そう言えばこの虫を数年見ていないな~~?と思い立ち側にあった杉の木の皮を2枚ほどめくってみました。なんと居たではないですか。大きさ約3mm暑さ2mm無いかもしれませんね。とても扁平な虫です。考えてみれば杉の皮の間で生活しているのですから肥満では身動きできませんよね。

こんな感じで杉の皮の間に逃げ込みます。この虫について研究している方もいらっしゃらないようで生態については不明な点が多いようです。

これで大きければかなり迫力が有るのですが如何せん3mmととても小さいので材木にかかわっている方でも結構ご存じないかが多い虫です。

お手て繋いでいるようですが多分左がメスでしょうね。オスが口説きに掛かっていたところだと思うのですが!(^^)!トビムシやダニの類を食べているようです。大きな杉の木にしか見られません。多分皮の隙間が出来やすいからだと思うのですが?

スベザトウムシ科 アカサビザトウムシ

何時も見かけるゴホントゲザトウムシと比べると歩脚が非常に細くザトウムシっぽい動きをします。ゴホントゲザトウムシは歩脚もしっかりしているので歩き方がザトウムシっぽくないです。

目が不自由な方が使う白杖の動きに歩脚の動きが似ているのでこの名が付きました。最初に座頭という言葉を知ったのは今は亡き勝新太郎さんの当たり役「座頭市」でした。その時に初めて座頭とは何ぞやと?中世から近世にかけて保護政策で盲目の方たちを支援するため女の人は三味線を弾いて角付けをして生業をし、男はあんまや針を生業とする政策が有ったのだとか。その盲目の人達の位で一番上の検校(ケンギョウ)・別当(ベットウ)・勾当(コウトウ)そして一番下の位が座頭(ザトウ)というランクが存在していたようです。で、映画の座頭市は名前が市さんと言う人の物語なんです。この虫の動きを見ていると亡き勝新太郎さんを思い出します。

ナガカメムシ科 オオメナガカメムシ

大きさ約5mm。一見ハムシか?と思えるようないでたちです。この画像は丁度獲物の虫を刺して体液を吸おうとしているところです。

結構目にするのですが獲物を捕まえているところはそんなに見られるのでもないので貴重な画像になりました。

サシガメ科 アカサシガメ

こちらは見たまんまの名前です。サシガメの中でこんなに全身が赤いのはこの子しかいないのでは?

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この時期の花や実・・・色々

2021-06-17 19:28:45 | 植物

                サクラソウ科 オカトラノオ

これからどんどん咲いていきますね。トラの尻尾のようなのでこの名がついているようです。

こんな小さな花が寄り集まって1塊の尻尾を作っています。

雌蕊、雄蕊の接写ですが雌蕊の元がこんな色間とは初めて知りました。

キク科 ヒメジョオン

毎シーズン思うのですが知らない間にヒメジョオンと置き換わっていますね・・・混生している時期も有るのでしょうけれど気が付かないうちにこの状況です。来シーズンは一緒の所を写したいと思っているところです。

バラ科 ヤブヘビイチゴ

大きなヤブヘビイチゴがなっていました。見るからに美味そうですが甘さが薄いので見た以上にはうまくないです。

ヘビイチゴとの違いはソウ果に艶があり先の棘が目立たないです。

ウコギ科 ヒメウコギ

春先に菜飯で何回もお世話になりました。果実が出来ています。

ウコギだけあって独特の香りがあり大好きな菜飯の材料です。

スイカズラ科 スイカズラ

スイカズラの種の出始めです。経過観察が必要ですね。花が終わった直ぐの状態はこんな風です。

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河川敷アラカルト・・・パート1

2021-06-16 16:26:04 | 昆虫

                グンバイムシ科 アワダチソウグンバイ

いつもコメントを頂くさんぽさんのブログにアップされていたので忘れていましたが捜しに行くことに・・・河川敷に足し来たと思い捜すと直ぐ見つけることが出来ました。

戦国時代に総大将が持っている様な軍配に似ているところからの命名です。セイタカアワダチソウなどの植物の葉裏に群れています。日本では野菜などに被害を与えることも少なく害虫扱いでもないのでしょうか?良いことですが、あまりメジャーな虫ではありません。

ナナフシ目 ナナフシモドキ

ススキの葉脈に沿って止まっていました。モドキはたまに見るのですがそのもののナナフシはなかなか見る事叶わずです。

モドキとナナフシの一番の違いはこの触覚の長さです。モドキはご覧のように短い触覚ですがナナフシは前足と同じくらい触角が長いので直ぐに見分けがつきます。

コガネムシ科 コガネムシ

ピッカピカの体です。♬コガネムシは金持ちだ♬の唱歌で私たちには馴染みが有りますが今の子供は歌わないのでしょうね・・・

正面顔も愛くるしい顔ですね。

タテハチョウ科 アサマイチモンジ

この場所に来ると必ず居るというところが有ります。その場所に出かけたら案の定居てくれました。何だか嬉しい瞬間です。

幼虫の食草がスイカズラですからここの河川敷には沢山自生しています。ところが見かける場所は私が知っている限りこの場所だけです。多分知らないだけでしょうね~?

キク科 キツネアザミ

キツネアザミのその後です。完全に花は終わり種の旅立ちが始まっています。

風が吹いたら一斉に飛び出すのでしょうね・・・

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