時給が200円というニュースがあった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150827-OYT1T50154.html
本当に、雇い主というのは、労働者を機械とでも思っているのか。
江戸時代頃に、「生かさず、殺さず」とか「貧乏人は麦(稗)を食え」などの、およそ人権無視の言葉が
現代にも伝わっているが、伝わっているのは言葉だけでなないようだ。
今は、内職という言葉もすたれ気味のようだが、
外へ仕事にいっくのがはばかられたころは、内職は多かったように思う。
侍の内職も結構あったと聞く。
貧しい家庭は、内職をしたりして、何とか家計を支えていたのだ。
今でも、内職的の仕事はあるし、細々とした収入にならない仕事は多い。
アルバイトやパートの他に、内職の部類の仕事をしたことも、あった。
DM発送とかミニストラップ作りとか。
DM発送の時は、名簿を自分で調達ということと、申し込みがあったら報酬がいくらか入るという仕組みと聞いて、手元の封筒分だけ送って、その後は追加せずに即やめた。
案の定、1円のお金にもならなかった。
ミニマスコットというのは、「簡単にできる、一個いくらでお金になるという話だった。
しかし、部品がいつも途中でなくなり、会社まで取りに行かなければならなかった。
封筒貼りよりはお金になるかと思ったが、それは、やはり甘かった。
せっせと作っても1個1円だったか100で10円だったか、一日中作っても一日500円にもならなかったように記憶している。
その頃、巷の時給相場は800円くらいだったか。
とにかく内職関連は、酷かった。
今では、どうなのか、知らないけれど、バイトやパートより高いとは思えない。
日本の労働者は大企業だと少し低め(なぜ低いかというと、名前で労働者は殺到してくれるから、これは今でも似たようなものだと思う。人気のある企業には応募者が殺到するでしょ)、中規模企業だとちょっと高め、小企業は福利もすくなく、賃金も少ない。
家庭内労働は、そこの経営者の気持ちで多くも少なくもなる。
法律の保護もない内職、日雇い関係は、いかに低賃金にするかが経営者の腕。
弱者には、とことん冷たいお国です。
生活保護の仕組みをみてもわかります。
総務省統計局のデータ
http://www.stat.go.jp/data/nihon/g3916.htm
アルバイト・パートの時給の推移
http://www.garbagenews.net/archives/2228492.html