「5類」移行で水際対策も見直し 松野官房長官
2023/01/20 18:13
松野博一官房長官は20日午後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を、今春に現在の「2類」相当から「5類」に引き下げるのに合わせて水際対策も見直す考えを示した。「国内外の感染状況、主要国の水際対策の状況などを踏まえながら適切に判断していく」と述べた。
現在、日本への入国にはワクチン接種証明書の提示などが必要となる。中国に対しては中国国内の感染急拡大を受けて、入国時にウイルス検査を実施するなど水際対策を強化している。松野氏は中国に対する水際対策について「当面、今回の措置を行いながら、中国の感染状況などを見つつ、柔軟に対応していく」と話した。
一方、5類への引き下げについては「今後、オミクロン株とは異なる変異株が登場するなど科学的な前提が異なる状況になれば対応を見直すこととなる」と説明した。