GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

【漫画】コンシェルジュ。

2010年07月01日 | マンガ
以前から気になっていた漫画『コンシェルジュ』の1、2巻を買ってきました。

週刊コミックバンチで連載しているのをチラチラ読んでたんですが、最近特に面白い話が続いていたので、思い切ってコミックスをこつこつ揃えることにしました。

高級ホテルのコンシェルジュ(客の要望に応えて観光の手配や案内を行うスタッフ)という、ある種特殊な職業にスポットをあてたこの作品ですが、ところどころに垣間見える、主人公たちの仕事へのプライド、葛藤、やりがい、楽しみ、苦労、一家言などは、あらゆる仕事に通じるものが多く、つい自分の仕事に重ねてしまうこともしばし。

自分が本当にやりたい事をやれているのか、日々の仕事に満足できているのか。そんな迷いがある方にオススメできる内容です。解決にはつながらなくても、ささやかなヒントくらいは見つけられると思いますよ。

俺がオススメする作品にしては、一般の方々にも胸張ってご紹介できる内容なのもポイント高し。

基本的に1話完結のエピソードが多いので、どの巻から読んでも、問題なくサクサク楽しめます。

【漫画】西遊妖猿伝。

2010年06月25日 | マンガ
漫画『西遊妖猿伝-西域篇-』2巻を買ってきました。

1983年に連載開始以来、掲載誌を転々としながら27年。現在は週刊モーニングで連載中の、西遊記を異端にアレンジした歴史伝奇物語です。

作品の特長は、唯一無二のセンスを持つ、作者諸星大二郎が描く世界観。

今回も、その例にもれず、ゾロアスター教、羊頭のモンスター、ソグド人騎兵隊、双子の見習いシャーマンなどの個性的な面々と、悟空一行が激突します。

リアルタイムに読んでる中では、『シグルイ』と並んでマイフェイバリットコミックです。

親父が、ちょうど今の俺と同じくらいの歳の時に、連載開始の頃の今作品を、コミックス買って読んでたみたいです。

親子二代で読んで、未だ連載中な作品ってそうそうないよな。

カラモランの大空。

2010年06月07日 | マンガ
学生時代、『月刊コミックトム』という漫画雑誌を愛読してました。

出版元の素性はちょっとアレですが(各自調査)、誌面自体には宗教色はほとんど見えず、横山光輝の『三国志』『項羽と劉邦』『水滸伝』や、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』、みなもとたろうの『風雲児たち』、手塚治虫の『ブッダ』、安彦良和の『虹色のトロツキー』、某マイミクさんの読み切り作品などなど、良質の漫画を次々と生み出していた雑誌です。

(他にも、藤子F不二雄、藤子不二雄A、山岸涼子、たがみよしひさ、星野之宣、石ノ森章太郎らが連載)

結局時代の波に埋もれてしまい、廃刊になっておよそ10年。

なんとなく心に引っかかっていた作品がひとつあったんですが、この度ようやくコミックスを発見。思わず衝動買いしてしまいました。

神坂智子の『カラモランの大空』全6巻。

『当方見聞録』でお馴染みのマルコ・ポーロの生涯を描いた伝記ロマンです。

子供の頃から、どうも少女マンガ風の絵柄は好きになれなかったんですが、ストーリーの面白さも手伝ってか、この作品に関してはすんなり受け入れることができました。

独特の解釈や、オリジナルのキャラ&展開が多く見え、史実派にはオススメしませんが、マルコ・ポーロが触れたであろう、当時の空気感はしっかり感じられます。

女性作家らしく、そこかしこにラブロマンスを挟んで来ますが、イヤミはなく、程よいスパイスとなって物語を盛り上げてくれます。

なかなかの隠れた名作ですよ。

ただ、1つだけ難点が。

古本屋での保存状態がよくなかったのか、ちょっとカビ臭い…。←作品関係ねえっ

Gロボ。

2010年05月24日 | マンガ
『ジャイアントロボ~地球が燃え尽きる日~』7巻を買ってきました。

豹子頭林沖と白昼の残月を中心に繰り広げられた【カナーリの牢獄編】も終わり、いよいよ新展開【激闘!梁山泊編】が開幕。

韓信、草間大作、ディック牧、伊賀の影丸、暴れ天童ら横山光輝キャラが、梁山泊首領の座をかけ1vs1で火花を散らすバトル編です。…なんか昔のジャンプみたい(?)。

第1試合は影丸vs天童。昭和の忍者漫画ブームの先駆け『伊賀の影丸』と、横山漫画最初で最後の硬派学園漫画『暴れ天童』が、超能力バトルで激突!

横山漫画ファン垂涎の展開です。

アニメ版の人気キャラ、神行太保載宗のアニキもついに登場。ただし、扱いがスゴい事になってるのでファンの方は要注意。

アニメ版のパラレルワールドが舞台ですし、かなり設定が違います。

ともあれ、半年ぶりの新刊、じっくり読むとします。

ドラえもん3巻。

2010年05月16日 | マンガ
藤子F不二雄大全集『ドラえもん』3巻を買ってきました。

この巻も、単行本初収録の話が目白押しです。

特に、今まで幻と言われていた、ドラえもんのライバルキャラお助けロボのガチャ子の勇姿が堪能できるのは嬉しい所。ガースッ!←ガチャ子の鳴き声

タバコが一箱100円だったり、スネ夫がのび太にカラーテレビを自慢したりと、時代性の違いを垣間見れるのも、なかなか興味深いです。

没エピソードの中で目を引いたのは『おかしなでんぱ』の回。ガチャ子が使った道具のせいで、町中の人間が「あたまもからだもようちに」なってしまいます。

今だったら絶対苦情が殺到しそうな、アッパラパーな描写に苦笑い。

のび太のパパが、会社の余興でホームレスの物乞いを演じてるシーンもヤバいでしょうね。

ドラえもんのキャラも定まってなかったのか、のび太に貸すはずの道具を試しているうちに自分がハマってしまい、悪用を繰り返し近隣の住民に追われるダークサイドなドラえもんも新鮮です。

噂の“地球破壊爆弾”も登場しますよ。