GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

スリラジワンマンin吉祥寺ROCK JOINT GB

2019年12月22日 | スリルラウンジ
20191221
スリルラウンジワンマン
吉祥寺ROCK JOINT GB

●全曲感想文

※セトリなど、おぼろげな記憶を元に綴っていますので、実際と異なる場合があるかもです。また、1ファンの目線による偏った内容である事を、あらかじめご了承ください。

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0.オープニング
開演待ち時のBGMが、いつものモノクロームセットのでなく、CMだかテレビ番組だかで良く耳にする、クラシックっぽい穏やかな曲。クリスマス仕様かな。

場内暗転。楽屋から一度後方に回り込み、客席をかき分けてマント姿の3人が登場。

ステージ上で、客席に背を向け、マントを翻し、ペンライトを掲げ決めポーズ。あらわになった衣装は、お揃いのオリジナルHIGH-NOISE(今井さんの手掛けるアパレルブランド)。

やだ、カッコいい。

1.DRY
前にも書いたけど、ライブ終盤の疾走感あふれる『DRY』も良いけど、序盤の期待感に包まれる中、ややゆっくり目、重く深いドラムとベースに合わせて、ゆらゆら揺れるのがたまらなく好き。

2.THRILL GO ROUND
ゆらゆらしてた体が、反射的に強制スイッチオン。この曲とも長い付き合いだけど、月日と回数を経る毎に、血が湧き肉が躍り出す度合いが増している。

3.HELLO
ここまでの三曲、「頭に持って来られると否が応でもテンションがアガる曲」の私的ベスト3が勢揃い。アゲ方も三曲三様。背を押され、肩を担がれ、腕を引かれ、全方位からなので抗えない。

4.SANDAE
そしてこの曲である。とどめに尻を蹴り上げられ、心と魂は後戻りのできない遥かな高みへ。ようこそ、底が丸見えの底無し沼ロックンロールへ。

--レイコの部屋--

5.未来を憂うのは僕たち(僕ら?)の仕事じゃない
レイコさん曰く、スリラジ結成から程ない頃に作られ、諸所の事情でお蔵入りしてた曲。確かに、当時のラインナップの中では少し異色かも。でも“今”にはとてもしっくり。歌詞はまだ覚えてないけど、ラララを一緒に歌うと気持ち良い。

6.BABYCHUCK
スリラジのインスト曲はロック的に気持ち良い物が多い中、この曲は不穏さがじわり。心地良さをまとった不協和音の、二律背反に胸がざわつく。

7.チョコレートナイフ
リアタイで育ってるのを見届けて来た愛着ある曲。最初は名前違ったしね。聴くと心がフワッと優しくなれる歌詞と曲。

8.コココ
チョコレートナイフの優しい余韻をぶった切るのでなく、絶妙な角度から滑り込んで来る鮮やかさと気持ち良さ。『背と腹』のイントロだとこうは行かない笑。怒涛のサビを口パクで、噛まずにハモれた時の達成感。

9.LOW LOW LOW
カラオケで100回くらい歌ってる歌。今井さんがライブで歌ってる回数より沢山歌ってるかも。…だから何だというわけでもなく、それくらい好きな曲。※DAMで歌えますよ。
なんたって、今井さんによる冒頭のタイトルコールシャウトが超カッチョええんです。

10.コーリング
最初に聴いた時は、とても染みて、すごく好きな曲だと思ったけど、まさか半封印状態だったとは。そんな紆余曲折から復活した深みと味わい、そして思いが加味され、ますます染みる曲になったと思います。人生、大概の事は結果オーライなのかもなあ。

11.TIME FLIES
本日の「久々に聴けて“おおっ!”となった曲大賞」グランプリに輝いた曲。この曲をやるかやらないかで、セトリ全体の雰囲気も一変していた気がする。

12.'N'
この曲もカラオケ(JOYSOUND)で歌えるけど、ラストのサビは1人で歌うと少し寂しい。誰か今度一緒に歌って下さい。笑

13.クラッシュ
東京でこの曲を聴くと、6年前高円寺スキマラウンジでの、スリラジ勢にミズカミさんとItoigawaさんが加わってのセッションを思い出す。

14.ハッピーアワー
最前列からチラリ振り向くと、すごい数の両手が上がってた。スリラジが積み重ねて来た物が可視化されてた気がした。

15. No.1(by骨と脂身)
リズム隊のお2人によるユニット「ボーン&セル」、改め(?)「骨と脂身」による、TRYでWHATなインスト曲。ギター不在なのに、逆にスリラジの三位一体感が強調される不思議。

16. No.3(by骨と脂身)
ドラムとベースの凄みが“接触”スレスレな新曲。この吉祥寺で初投入の予定だったのが、2週間前の京都で、打倒CODED(地獄の季節カミグチさんとZINさんのインストバンド)の為に急遽フライング投入された経緯。最後の「ヴァァァーーーッッ!」は、慣れて来たら客席も含めてみんなで叫びたいものです。※ちなみにNo.2は今回はやらずでした。

17.タイトル不明
イブラジの風物詩になりそうな、メンバーごとのソロコーナー。まずはヒデオさんから。ベースを置き、今井さんのギターに合わせて歌ったこの曲は、2013~14年頃のライブで数回に渡り演奏された後、しばらく封印されていた。当時はバンドバージョンだったけど、今宵はバラード調アレンジにて。剥き出しのヒデオさんが垣間見えた気がします。

18.新曲1
今井さんソロコーナーにて、弾語りでスタートしたのは、優しく繊細なバラード。染みる音と刺さる詞が、今井さんの歌声にぴったりと寄り添う。後半にリズム隊が合流、そこからの盛り上がりが特に凄く、眼前にぱあっと情景が広がった。

19.新曲2
激しくロックなインスト曲。スリラジのインストに外れなし!

…新曲はどちらもタイトルを教えてくれなかったけど(俺が知らないだけで、そもそも新曲じゃなかったりして)、きっとそのうち歌詞とともにアップしてくれるでしょう笑

20.背と腹
ひとつ前のインスト新曲から、ヤバイくらいスムーズにこの曲に移行したので、冒頭からテンションMAX。恒例のドラムとベースの駆け引きのやり合いは、とうとうドラムと関係ない言葉による攻撃を駆使したレイコさんに軍配。←笑

※以下21曲目と22曲目、どちらが先かあやふやです。違ってたらごめんなさい。

21.ピンクアフロパンクス
近年稀に見る、客席のアフロ装着率の低さ。結婚を機に関東への遠征も控えようと思ってたけど、やっぱり俺が行かないとダメなようですね🙄。※ファンの行き過ぎた妄想に基づく戯言なので、そっとしてあげて下さい。

22.ロックちゃん(仮)
これも久々に聴けた!レイコさんの貴重なボーカルが堪能できるキラーチューン。なにげに、ラスサビ前にヒデオさんが何と叫ぶのかも毎回気になっている。※もしかしたら毎回同じかもしれないけれど、毎回聴き取れないのです笑

23.FLOW FRICTION
演奏中は振り返る余裕がなくて確認できなかったけれど、アンコール再登場時のレイコさん曰く、場内のほとんどがサビで両手を掲げてたと感激されてた。ハッピーアワーと同じく、スリラジが積み重ねて来た物の可視化なんだと思えて、1ファンの立場だけど嬉しくなってしまう。

---アンコール---

24.バナナマニア
恒例のバナナジャンプの直前に、ヒデオさんから「今気付きましたが、どうやら足の指を骨折しているようです」と、どこから突っ込めばいいのかわからない、衝撃の告白。それでも全力で跳んだヒデオさん。回を重ねる毎に、ジャンプへのカウンドダウンがぎこちなくなって行ったから、相当痛かったのだと思います。

25.誰が光に闇を落とした
ここか、ここでダレヤミをやるのか!アンコール2曲目という流れに虚を突かれたけど、終わって振り返ってみると、とてもしっくり。

26.rebellion
『FLOW FRICTION』が演奏済みだったので、オーラスは何が来るかな、『バタフライ』かな、などと予想を楽しんでいたけれど、やはり2019年のスリラジを象徴するこの曲だった。タイトルを訳すと「反乱」。結成から14年を経て円熟味という言葉もチラつく中、安定に抗い、これからも新たなチャレンジを続けて行くんだという、スリルラウンジからの意思表明だと、1ファンは勝手に受け取った次第であります。

以上。これにて全曲感想文は終わりです。長文、妄言、妄想、曲順違い、的外れ、御容赦下さい。御清読ありがとうございました。



スリルラウンジとThe Coffee & CigarettesとCODED

2019年12月08日 | スリルラウンジ
12月7日土曜日
音まかすレポ

先発はCODED。長年の研鑽を経た職人によって、丁寧に、細やかに、じっくり練られた音が織り成す、ロックンロールの暴力。例えるならロード・ウォリアーズ?いや、スタイナーブラザーズか。

言語で説明する術に窮するハードコアクラフトマンシップ。一度は体感すべし。

2番手は、我らがスリルラウンジ。

初っ端から、リズム隊ユニット「骨と脂(身)」が久々の京都降臨で新曲投入。初披露の新曲なのに「ヴァァァぁぁ!」を一緒に叫べるのは、アレがアレしてアレだから。

インスト曲の多さや、2曲目イントロの芯に響くバスドラ音など、対バンを意識しまくりなのが、ビンビンかつポジティブに伝わって来た。

口数がけして多くないスリラジ。音の行間を読んで、妄想して、時に外し、時に当たった時の喜びは、もはや我がライフワーク。

依存はすまい、けれど人生の彩りとして必要不可欠の存在。それがスリルラウンジ。これからもずっと。

トリはThe Coffee & Cigarettes。

珍しく最前、上田さん前でかぶり付き。

ギター、えげつなかった。

記憶が確かなら、スリラジと絡んだ最後は3年前の吉祥寺。その時披露された『真夜中のビート』『孤独とピストル』『月光』『ゼロのワルツ』が今宵も聴けたからか、ふと強烈なフラッシュバック。

2年間途絶えていた両者が、最高の形で再開を果たした。さあ、これからだ。過去5回の対バン全てを目撃できている事に感謝。見届けよう、これからも。