GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

横道坊主配信ライブを見て

2020年07月05日 | 横道坊主
昨夜は餃子を作りながら、横道坊主の配信ライブ見てました。

やはり生で見るのとは違い、迫力や臨場感は目減りしていましたが、その分音のクリアさは抜群で、今井さんのハモりや、いつも聴こえにくかったリズム隊のコーラスなど、たくさんの発見や新鮮さがあり、しっかり楽しめました。

ただし、その点だけでこれからも配信ライブを毎回買う気になれそうかというと、少々疑問符が。

発見や新鮮さは、一度出会ってしまったら、既視の出来事になるのです。

「今までのライブ」の「代用品」で満足するのか、配信ライブ自体をひとつの商品として完成度を上げて行くのか。

先日、磔磔でスキマノザラシが2度目の配信ライブを行いました。1度目も2度目も配信でなく現場に居ましたが、磔磔サイドの「2回目だからこその飽きさせない工夫」に、思わず唸らされました。細かいところでは一部カメラにタイヤを付けて機動性を確保したり、目立つ所では映写機?を使い、曲に合わせて様々な映像をステージに照射したところなど。

コロナの影響で、ゆっくりですが配信ライブがじわじわとスタンダードさを増して来ました。日本全国のどこからでも、どのバンドも見れるだけあって、正直見たいライブを全部見てたら財布が幾らあっても足りない現状になりつつあります。

逆を言えば、こちらの財布の中身が残ってるうちに、しっかりエンターテインメントとしての商品の価値を担保していただきたいなと、言える立場でもないし、言う権利もないけれど、今回終始発生していた映像と音のズレにより、集中力の途切れた頭の中でグルグルなっていたわけです。

例えば、幕間に録画してたインタビュー映像を流すとか、今回出来なかったコメント機能をつけるとか…。そこまで考えちゃうのは消費者としての謁見行為かもしれないのでやめときますが。

…つまり今回の配信ライブはイマイチだったのか?

俺、今回2度ほど泣いてますからね。一度はあまりのカッコ良さに、もう一回は感謝の気持ちで。思わず声も出ちゃって、お隣さんに対して慌てたりとか。そんなの他の配信ライブではなかった事です。

最高に決まってるじゃないですか!

これからも財布の口紐をしっかり開けて、次回配信ライブを全力でドキドキしながら、心待ちにしてます。



スキマノザラシ磔磔ワンマン72nd

2020年07月02日 | スキマノザラシ
約1ヶ月ぶりの、スキマノザラシ磔磔ワンマンライブ。前回同様、入場制限有り、ステージと客席は間隔を空けるなど、コロナ対策はバッチリ。

ツイキャスによる有料中継が同時進行のため、大人の事情でいつものSEは封印され、アンボイさんのギターソロによりライブが開幕した。
結論から書くと、今回は長めのバラードが少なく、その分曲数が多くなっていて、曲順の予想や意図を妄想するのが楽しかった。

空気の入れ替えのための途中休憩に、友人との話題になったのは、アンボイさんが加入してから唯一演奏していないあの曲。最後に聴いたのはおよそ4年前、4人ノザラシの頃のFANDANGOだったかな…。※うろ覚え

まあ、どうせ今夜もやらんのだろけど。

第二部が始まり、その事も意識の外へ。ソーシャルディスタンスを堅持しつつ、右へ左へゆらりゆらり。

そしてお約束の『月光』へ。アウトロから他の曲にメドレー的に繋げられる事が多い曲なので、毎回予想と妄想が捗る。

ジェットとスネークは序盤でやったから、あとは蒼白かアイアイかな、と考えていた時点で、すでに彼らの掌で転がされていたのだな。

アウトロに手拍子を合わせながら飛び込んだ先には、「まさか」の前述のあの曲。4人の頃は、少なくなった楽器をカバーすべく、色んな工夫が味わい深くてドキドキしたものだけど、やはり5人用にガラッと変わったアレンジ。そう来たか!

頭ではそう感じたけど、腹の底では同時に懐かしさもこみ上げてて、一瞬あの頃がフラッシュバックして、涙腺がじわり。

…この「ドッキリ」のためにジェットとスネークを序盤でやったのだとしたら、スキマノザラシ、なんて恐ろしい子。

なお、終演後に聴いた話では、やはり「長い事やらな過ぎてメンバー全員どんな曲か忘れてた」らしく、自然とアレンジが変わって行ったそうな…。逆に考えると、これからどんな曲に仕上がって行くのか、俄然楽しみになって来た。

スキマノザラシのライブに通い始めて、およそ8年の間、1度も新曲が披露される瞬間に出会えてない(そもそも発表してない)のだけど、それなのに毎回違ったザワザワを提供して、ドキドキさせてくれる。こんなバンド他にあるんかな。

…なさそうなので、次も、その次も、また次も、彼らに会いに磔磔に通うのです。

出会ったのが運の尽きだった、というお話。笑