GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

横道坊主 in 名古屋ハートランド

2019年03月31日 | 横道坊主
2週間、場合によっては3週間連勤の真っ只中。

正直行くかどうか迷った。数年前なら、迷ったら行かなきゃ!だったのに、最近(遠征に)行くと翌日必ず体調を崩すので、本当に迷った。

最後は心の声に従った。

仕事を終え、地下鉄に飛び乗り、新幹線に駆け込んだ。行き先は名古屋ハートランドスタジオ。

陳腐な物言いだけど、横道坊主のライブは、いちいち五感に刺さる。刺さり方が違う。

例えば、各曲の締め方ひとつにしても、巷でよく見かけるドラム乱打からのみんなでジャーン!には違いないのに、聴こえ方がまるで違う。

一音一音に、デビュー依頼35年の歳月がギュッと詰まっているのだと思う。

そのブレなさの体現を目の当たりにする度に、年齢とともに薄れ、消えて行きがちなあの感覚が、腹の底からよみがえり、バリバリと電流のように身体中を駆け抜ける。血がたぎって来る。

「信じ続けているのか」

「逃げてはいないだろうか」

彼らの歌詞は、自問のきっかけをくれ、音は自答の後押しをしてくれる。

(以下、横道坊主『breach』より引用)

頭で考えんな
一瞬足りとも怯むな

心が動く方へ
迷いながらでも怯むな

(引用ここまで)

…帰路の新幹線の中。言葉にならない何かが、心の中をグルグルと回り続けている。

形は曖昧で、未だ定まらないけれど、きっと明日からの力になってくれるだろう。

行って良かった。

横道坊主という偉大なバンドと、その35年間の全てに感謝です。



スキマノザラシ 磔磔ワンマン

2019年03月22日 | スキマノザラシ
スキマノザラシ、約1年ぶり、67回目の『ONE BAND STAND』in磔磔。

まずは、アンボイさん、Peeweeさんの、音の圧がすごかった。その圧にミズカミさんの歌がかき消されそうになった、かと思ったその刹那、こちらの想定以上にギアの上がった歌声が、びっくりするくらい気持ち良く磔磔中に響き渡った。

俯瞰で見た時のかたまり感。やはり少し輪廓が変わった?いやいやちょっと待て、既視感が感じられないライブこそ彼らの真骨頂。輪廓が毎回違うのは、あの頃も同じ。踏まえた所で、違和感なく自然に口をついて出た「お帰りなさい」。

『風の歌』で、アンボイさんが奏でる「あのギター」に顔を近づけ叫ぶミズカミさん。

最後は、ユダさんを迎えて『ギターギター』。

寄り添い、歌い、奏で、受け止め、踊り、叫ぶ。一時はもう二度と叶わないのかもと覚悟していたこの場所が帰って来てくれた。戻って来れた。

ファン、メンバー、磔磔。全部引っくるめて「スキマノザラシ」。

欠けた何かを埋めたのは、みんなの思い。そこに現出したのは、いつもの調子のあのライブ。

これからも、ずっと追いかけ続ける。