今年で24年目のパンクロックバンド、横道坊主のライブに行ってきました。今年最初の大阪ライブ。
朝から大阪に出張、夕方まで仕事をして、予約していたホテルに移動。私服(横道Tシャツにジーンズ、横道リストバンド)に着替えて腹ごしらえ。開演5分前くらいにゆっくり入場しました。
ミーハーファン皆無(?)の客層のためか、そんだけゆっくりしてても前から3列目をゲット。周りを見渡せば、刺青姿の若者、スカジャン姿のレディース(死語?)、バンダナ姿のアキバ系、ほのぼのとした家族連れ、ストレートの黒髪に眼鏡のお嬢様風、といったバラエティに富んだ客層が。年齢幅も広そうでした。
例年よりも2,3ヶ月遅いライブ始めのため、ファンの鬱憤も溜まりまくっていたわけで、入場テーマ(?)の「ブランクジェネレーション」が鳴り響くとそれだけで場内はアドレナリンにまみれ、1曲目の「Throw The Dice」(激ヤバにかっちょええ試聴ムービーはこちら)で最早爆発。「ミサイル」「がむしゃらのブルース」ではもうエライことに。アドレナリン通り越して、セブンセンシズまで行ってたね、実際。
最後は「情熱」でシメ。バンド、音楽、会場と一体になって、自分の所在がおぼろげになったような、プチ幽体離脱したような、トリップ感。ああ、クセになるぜ。いや、けして爆音に三半規管をやられてフラフラ朦朧してたわけじゃないのです。・・・ああ、耳鳴りがまだ取れねえ。
気になったのはボーカル中村義人のひとこと。「秋ごろにおもしろいことができそう。24年目になって追い風が吹いてきた」。普通に予想するなら、映画『CROWS(※)』がらみだろうけど、果たして。
とりあえず、今年に起こったいくつかの嫌な事は、この日の1回のライブで全て吹き飛びました。現在製作中の新曲も、およそ18曲ほどあるみたいだし、もうノリにノリまくってる感を紛々に撒き散らす横道坊主に、今年も恐らく何度となく助けられるんだろうなあ。
※『CROWS』<単行本全26巻が計3200万部の売上を記録したヤンキー漫画。07年秋に実写映画化。作者の高橋ヒロシが横道の大ファンで、主人公・坊屋晴道の名前も横道からとった。