【2014映画の総括】
かなり私情が入ってるので、あくまで参考まで。
長文ご容赦です。
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『大脱出』70点
シュワちゃんとスタローンが難攻不落の監獄から脱走目論む。2人のファンならぜひ。
『ヌイグルマーZ』45点
主演中川翔子、原作大槻ケンヂ。内容はともかくオーケン節が轟く音楽が最高。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』70点
監督はマーティン・スコセッシ。ディカプリオの円熟味あふれる堕ち芸がこれでもかと味わえる。
『アメリカン・ハッスル』40点
途中で寝てしまった。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』60点
予想通りの展開、想定内の面白さ。日本人には既視感のない世界観だけに、新鮮な気持ちで見れる。数年後公開予定のアベンジャーズ2をより楽しむためには押さえときたい。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』65点
悪ノリ感が米国仕様なので、ちょっとウザい。面白いけど、前作が最高だっただけに、ちょっと弱火に感じた。
『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』30点
作品としては間違いなくつまらないけど、ファミコン直撃世代は涙無しには見れないかと。70~80年代前半生まれのための『ALLWAYS』。
『ホビット 竜に奪われた王国』50点
世界観は素晴らしいし、アクションもすごい。でもいい加減ワンパターンで飽きた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを一通り押さえて来た人はぜひ。
『LIFE!』65点
落ちぶれたサラリーマンが、旅で世界をめぐり、本当の自分を見つけ出すストーリー。ベン・ステイラーが良い味出してる。個人的に「自分探し」という概念が苦手なので、少し減点。ひとり旅をしたくなる映画。
『クローズEXPLODE』30点
なにもかもがスケールダウン。見る価値なし。
『アクト・オブ・キリング』90点
インドネシアで、過去政敵を大量に虐殺し、現在は英雄として生活している男達を追いかけたノンフィクション。最初のうちは自分が行った虐殺を嬉々として語る男だったけど、時とともに心境の変化が起きて行く。普通の人間が虐殺者になる事の簡単さ。明日は我が身と身震い。強烈。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』80点
面白かった。星条旗を背負った男が国の為に悪を倒す!と見せかけての、体制に対する皮肉たっぷりの展開も良い。船上での、UFCウェルター級絶対王者GSP(ジョルジュ・サン・ピエール)との対マンバトルは必見。
『アメイジング・スパイダーマン2』70点
可もなく不可もなく。このジャンルに抵抗がないなら、しっかりチケット代分は楽しませてくれる。事前に『1』は見とくべし。
『X-MEN: フューチャー&パスト』55点
シリーズは全部見ているけど、とってつけたような外伝的ストーリーにイマイチ乗れず。その設定、ハリウッドから見たら斬新なのかもしれないけど、我々は漫画やアニメでとっくの昔に見飽きてるんだよね。シリーズをあらかた見て来たなら見て損はないかと。
『300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~』60点
二番煎じ。前作の絶望的な兵力差も感じられず、爽快感が弱い。マッチョが「オゥ!オゥ!」と吠えてるだけの映画。逆に言えば、そういう作品が好きなら見たらいいんじゃねーの。
『トランセンデンス』70点
ジョニデ演じる超天才科学者が、死後に記憶をコンピューターに移植されたことから、ネットワークを手中に収め人類を脅かす存在になって行く。ハデなアクションはないけど、面白い。そもそも人格ってなんだろう。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』70点
トム・クルーズ主演。原作は日本のライトノベル。死ぬ度に時間がリセットされるループ現象に陥った主人公が、その特性と近未来の装備を駆使して、人類を滅ぼそうとするモンスターと戦う。オチがアメリカンな感じに改変 されててアレだけど、設定の使い方が面白い。
『リアリティのダンス』?点
採点不可能。不条理かつシュール。「好き」か「嫌いか」まっぷたつに別れるかと。フィーリングが合った時のえぐられる感はヤバイ。ミニシアター系好きにはオススメ。
『GODZILLA』60点
ハリウッドもやればできるじゃん、と合格点を出してあげたい日本向け完成度。ツッコみ所は多いけど、それを含めて楽しめる。主人公の無力さ、存在感のなさは、狙ってるんだろうなあ。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』75点
キャラの造形美やリアルさは文句無しにスゴイ。展開が大味なのも、逆に頭を空っぽにして見れて良い感じ。新三部作の初回なので、前作を見てなくてもなんとかなるかと(見とくに越した事はない)。
『イントゥ・ザ・ストーム』75点
竜巻の猛威と、それを追いかけて撮影しようとするハンター達を大迫力で描く。…劇場で見るべき作品だよな、これ。
『LUCY/ルーシー』65点
通常3割しか使えていない脳を、あるきっかけから覚醒し100%使用できるようになった女性。サイコキネシスなどの超能力を駆使して追っ手と対決。あまつさえは人間を超越し始める。人類未体験の領域を映像に落とし込んでるのは見てて面白い。…まあ「3割しか使えてない」てのはどうやら違うらしいと、最近発表されたばかりだけどね。
『フライト・ゲーム』70点
最近リーアム・ニーソンがセガール化して来てるような。飛行機の中で、罠にはまりハイジャック犯に仕立て上げられた刑事が、真犯人を探すべく奮闘するライトサスペンス。まあ、このテーマで面白くなくなる事はないよね。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』65点
イケメンやエリートでなく、いわゆるオチコボレが大活躍するってのはとても好感が持てるのだけど、あんまり活かせてない。良い意味でユルいSFなので、肩の力を抜いて楽しく見れる。マーヴェル作品なので、アベンジャーズと世界観を共有してるシーンあり。
『ヘラクレス』50点
ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。マッチョアクションファンタジー。画に迫力はあるし、キャラも立ってる。案外親子で見るのが良いかも。
『イコライザー』75点
もしもデンゼル・ワシントンがシティーハンターだったら。パっと見さえないオジサンが、悪人を圧倒的戦力差で追いつめて行く姿は爽快。ちょっと冗長気味だけど、面白い。
『ドラキュラZERO』70点
イケメンおやじが不幸になって行く様を傍観して楽しむ作品。女性ってこんなん好きやろ?(偏見)ダークファンタジーな世界観がよくできてる。見る作品がない時の谷間として重宝しそう。
『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』95点
ブルース・ウィリスが降板したのは残念。あと無名の若手が大量に起用されているので、前作程のゴージャス感はない。なのにこの点数。どうせ好きな人しか見ねーよ!メル・ギブソンとバンデラスが素敵。
『インターステラー』80点
少しでも宇宙に興味があるならオススメ。ブラックホールやワームホール、多次元世界などの人類未踏の空間を、現在解明されている姿に想像を加えて視覚化している。逆に、その手に全く疎いような人は、さっぱり意味がわかんないと思う。
『フューリー』75点
戦争を通して、悲劇、恐怖、痛快さ、友情、感動など、重厚な人間ドラマを楽しめる。特に戦車戦のリアルさは胸アツ。それでいて、しっかり「戦争はクソだ」と思える作品。確かに戦時中は色んなドラマが起こるけど、それは単に人間がそこにいるからで、けして戦争がドラマチックなわけではないよね。
『ゴーンガール』75点
二転三転するストーリーが面白い。伏線も絶妙に配置され、今後どうなるか想像するのがとても楽しい。巷の評価では「カップルや夫婦で見ると、女性は面白かったと言い、男性は絶望の底に落とされる」というのが主流だけど、これはある意味ひとつの結婚生活の完成形なのだと、個人的には思ってる。
『ホビット 決戦のゆくえ』55点
大作感はさすがだけど、なんかちぐはぐ。この手のハリウッドファンタジーって、合戦シーン大好きだよな…(しかもワンパターン)。前作『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる伏線が多々あるので、ファンならもっと楽しめるはず。
かなり私情が入ってるので、あくまで参考まで。
長文ご容赦です。
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『大脱出』70点
シュワちゃんとスタローンが難攻不落の監獄から脱走目論む。2人のファンならぜひ。
『ヌイグルマーZ』45点
主演中川翔子、原作大槻ケンヂ。内容はともかくオーケン節が轟く音楽が最高。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』70点
監督はマーティン・スコセッシ。ディカプリオの円熟味あふれる堕ち芸がこれでもかと味わえる。
『アメリカン・ハッスル』40点
途中で寝てしまった。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』60点
予想通りの展開、想定内の面白さ。日本人には既視感のない世界観だけに、新鮮な気持ちで見れる。数年後公開予定のアベンジャーズ2をより楽しむためには押さえときたい。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』65点
悪ノリ感が米国仕様なので、ちょっとウザい。面白いけど、前作が最高だっただけに、ちょっと弱火に感じた。
『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』30点
作品としては間違いなくつまらないけど、ファミコン直撃世代は涙無しには見れないかと。70~80年代前半生まれのための『ALLWAYS』。
『ホビット 竜に奪われた王国』50点
世界観は素晴らしいし、アクションもすごい。でもいい加減ワンパターンで飽きた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを一通り押さえて来た人はぜひ。
『LIFE!』65点
落ちぶれたサラリーマンが、旅で世界をめぐり、本当の自分を見つけ出すストーリー。ベン・ステイラーが良い味出してる。個人的に「自分探し」という概念が苦手なので、少し減点。ひとり旅をしたくなる映画。
『クローズEXPLODE』30点
なにもかもがスケールダウン。見る価値なし。
『アクト・オブ・キリング』90点
インドネシアで、過去政敵を大量に虐殺し、現在は英雄として生活している男達を追いかけたノンフィクション。最初のうちは自分が行った虐殺を嬉々として語る男だったけど、時とともに心境の変化が起きて行く。普通の人間が虐殺者になる事の簡単さ。明日は我が身と身震い。強烈。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』80点
面白かった。星条旗を背負った男が国の為に悪を倒す!と見せかけての、体制に対する皮肉たっぷりの展開も良い。船上での、UFCウェルター級絶対王者GSP(ジョルジュ・サン・ピエール)との対マンバトルは必見。
『アメイジング・スパイダーマン2』70点
可もなく不可もなく。このジャンルに抵抗がないなら、しっかりチケット代分は楽しませてくれる。事前に『1』は見とくべし。
『X-MEN: フューチャー&パスト』55点
シリーズは全部見ているけど、とってつけたような外伝的ストーリーにイマイチ乗れず。その設定、ハリウッドから見たら斬新なのかもしれないけど、我々は漫画やアニメでとっくの昔に見飽きてるんだよね。シリーズをあらかた見て来たなら見て損はないかと。
『300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~』60点
二番煎じ。前作の絶望的な兵力差も感じられず、爽快感が弱い。マッチョが「オゥ!オゥ!」と吠えてるだけの映画。逆に言えば、そういう作品が好きなら見たらいいんじゃねーの。
『トランセンデンス』70点
ジョニデ演じる超天才科学者が、死後に記憶をコンピューターに移植されたことから、ネットワークを手中に収め人類を脅かす存在になって行く。ハデなアクションはないけど、面白い。そもそも人格ってなんだろう。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』70点
トム・クルーズ主演。原作は日本のライトノベル。死ぬ度に時間がリセットされるループ現象に陥った主人公が、その特性と近未来の装備を駆使して、人類を滅ぼそうとするモンスターと戦う。オチがアメリカンな感じに改変 されててアレだけど、設定の使い方が面白い。
『リアリティのダンス』?点
採点不可能。不条理かつシュール。「好き」か「嫌いか」まっぷたつに別れるかと。フィーリングが合った時のえぐられる感はヤバイ。ミニシアター系好きにはオススメ。
『GODZILLA』60点
ハリウッドもやればできるじゃん、と合格点を出してあげたい日本向け完成度。ツッコみ所は多いけど、それを含めて楽しめる。主人公の無力さ、存在感のなさは、狙ってるんだろうなあ。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』75点
キャラの造形美やリアルさは文句無しにスゴイ。展開が大味なのも、逆に頭を空っぽにして見れて良い感じ。新三部作の初回なので、前作を見てなくてもなんとかなるかと(見とくに越した事はない)。
『イントゥ・ザ・ストーム』75点
竜巻の猛威と、それを追いかけて撮影しようとするハンター達を大迫力で描く。…劇場で見るべき作品だよな、これ。
『LUCY/ルーシー』65点
通常3割しか使えていない脳を、あるきっかけから覚醒し100%使用できるようになった女性。サイコキネシスなどの超能力を駆使して追っ手と対決。あまつさえは人間を超越し始める。人類未体験の領域を映像に落とし込んでるのは見てて面白い。…まあ「3割しか使えてない」てのはどうやら違うらしいと、最近発表されたばかりだけどね。
『フライト・ゲーム』70点
最近リーアム・ニーソンがセガール化して来てるような。飛行機の中で、罠にはまりハイジャック犯に仕立て上げられた刑事が、真犯人を探すべく奮闘するライトサスペンス。まあ、このテーマで面白くなくなる事はないよね。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』65点
イケメンやエリートでなく、いわゆるオチコボレが大活躍するってのはとても好感が持てるのだけど、あんまり活かせてない。良い意味でユルいSFなので、肩の力を抜いて楽しく見れる。マーヴェル作品なので、アベンジャーズと世界観を共有してるシーンあり。
『ヘラクレス』50点
ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。マッチョアクションファンタジー。画に迫力はあるし、キャラも立ってる。案外親子で見るのが良いかも。
『イコライザー』75点
もしもデンゼル・ワシントンがシティーハンターだったら。パっと見さえないオジサンが、悪人を圧倒的戦力差で追いつめて行く姿は爽快。ちょっと冗長気味だけど、面白い。
『ドラキュラZERO』70点
イケメンおやじが不幸になって行く様を傍観して楽しむ作品。女性ってこんなん好きやろ?(偏見)ダークファンタジーな世界観がよくできてる。見る作品がない時の谷間として重宝しそう。
『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』95点
ブルース・ウィリスが降板したのは残念。あと無名の若手が大量に起用されているので、前作程のゴージャス感はない。なのにこの点数。どうせ好きな人しか見ねーよ!メル・ギブソンとバンデラスが素敵。
『インターステラー』80点
少しでも宇宙に興味があるならオススメ。ブラックホールやワームホール、多次元世界などの人類未踏の空間を、現在解明されている姿に想像を加えて視覚化している。逆に、その手に全く疎いような人は、さっぱり意味がわかんないと思う。
『フューリー』75点
戦争を通して、悲劇、恐怖、痛快さ、友情、感動など、重厚な人間ドラマを楽しめる。特に戦車戦のリアルさは胸アツ。それでいて、しっかり「戦争はクソだ」と思える作品。確かに戦時中は色んなドラマが起こるけど、それは単に人間がそこにいるからで、けして戦争がドラマチックなわけではないよね。
『ゴーンガール』75点
二転三転するストーリーが面白い。伏線も絶妙に配置され、今後どうなるか想像するのがとても楽しい。巷の評価では「カップルや夫婦で見ると、女性は面白かったと言い、男性は絶望の底に落とされる」というのが主流だけど、これはある意味ひとつの結婚生活の完成形なのだと、個人的には思ってる。
『ホビット 決戦のゆくえ』55点
大作感はさすがだけど、なんかちぐはぐ。この手のハリウッドファンタジーって、合戦シーン大好きだよな…(しかもワンパターン)。前作『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる伏線が多々あるので、ファンならもっと楽しめるはず。