GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

2014年見た映画全部レビュー

2014年12月30日 | 映画
【2014映画の総括】

かなり私情が入ってるので、あくまで参考まで。

長文ご容赦です。

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『大脱出』70点
シュワちゃんとスタローンが難攻不落の監獄から脱走目論む。2人のファンならぜひ。

『ヌイグルマーZ』45点
主演中川翔子、原作大槻ケンヂ。内容はともかくオーケン節が轟く音楽が最高。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』70点
監督はマーティン・スコセッシ。ディカプリオの円熟味あふれる堕ち芸がこれでもかと味わえる。

『アメリカン・ハッスル』40点
途中で寝てしまった。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』60点
予想通りの展開、想定内の面白さ。日本人には既視感のない世界観だけに、新鮮な気持ちで見れる。数年後公開予定のアベンジャーズ2をより楽しむためには押さえときたい。

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』65点
悪ノリ感が米国仕様なので、ちょっとウザい。面白いけど、前作が最高だっただけに、ちょっと弱火に感じた。

『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』30点
作品としては間違いなくつまらないけど、ファミコン直撃世代は涙無しには見れないかと。70~80年代前半生まれのための『ALLWAYS』。

『ホビット 竜に奪われた王国』50点
世界観は素晴らしいし、アクションもすごい。でもいい加減ワンパターンで飽きた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを一通り押さえて来た人はぜひ。

『LIFE!』65点
落ちぶれたサラリーマンが、旅で世界をめぐり、本当の自分を見つけ出すストーリー。ベン・ステイラーが良い味出してる。個人的に「自分探し」という概念が苦手なので、少し減点。ひとり旅をしたくなる映画。

『クローズEXPLODE』30点
なにもかもがスケールダウン。見る価値なし。

『アクト・オブ・キリング』90点
インドネシアで、過去政敵を大量に虐殺し、現在は英雄として生活している男達を追いかけたノンフィクション。最初のうちは自分が行った虐殺を嬉々として語る男だったけど、時とともに心境の変化が起きて行く。普通の人間が虐殺者になる事の簡単さ。明日は我が身と身震い。強烈。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』80点
面白かった。星条旗を背負った男が国の為に悪を倒す!と見せかけての、体制に対する皮肉たっぷりの展開も良い。船上での、UFCウェルター級絶対王者GSP(ジョルジュ・サン・ピエール)との対マンバトルは必見。

『アメイジング・スパイダーマン2』70点
可もなく不可もなく。このジャンルに抵抗がないなら、しっかりチケット代分は楽しませてくれる。事前に『1』は見とくべし。

『X-MEN: フューチャー&パスト』55点
シリーズは全部見ているけど、とってつけたような外伝的ストーリーにイマイチ乗れず。その設定、ハリウッドから見たら斬新なのかもしれないけど、我々は漫画やアニメでとっくの昔に見飽きてるんだよね。シリーズをあらかた見て来たなら見て損はないかと。

『300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~』60点
二番煎じ。前作の絶望的な兵力差も感じられず、爽快感が弱い。マッチョが「オゥ!オゥ!」と吠えてるだけの映画。逆に言えば、そういう作品が好きなら見たらいいんじゃねーの。

『トランセンデンス』70点
ジョニデ演じる超天才科学者が、死後に記憶をコンピューターに移植されたことから、ネットワークを手中に収め人類を脅かす存在になって行く。ハデなアクションはないけど、面白い。そもそも人格ってなんだろう。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』70点
トム・クルーズ主演。原作は日本のライトノベル。死ぬ度に時間がリセットされるループ現象に陥った主人公が、その特性と近未来の装備を駆使して、人類を滅ぼそうとするモンスターと戦う。オチがアメリカンな感じに改変 されててアレだけど、設定の使い方が面白い。

『リアリティのダンス』?点
採点不可能。不条理かつシュール。「好き」か「嫌いか」まっぷたつに別れるかと。フィーリングが合った時のえぐられる感はヤバイ。ミニシアター系好きにはオススメ。

『GODZILLA』60点
ハリウッドもやればできるじゃん、と合格点を出してあげたい日本向け完成度。ツッコみ所は多いけど、それを含めて楽しめる。主人公の無力さ、存在感のなさは、狙ってるんだろうなあ。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』75点
キャラの造形美やリアルさは文句無しにスゴイ。展開が大味なのも、逆に頭を空っぽにして見れて良い感じ。新三部作の初回なので、前作を見てなくてもなんとかなるかと(見とくに越した事はない)。

『イントゥ・ザ・ストーム』75点
竜巻の猛威と、それを追いかけて撮影しようとするハンター達を大迫力で描く。…劇場で見るべき作品だよな、これ。

『LUCY/ルーシー』65点
通常3割しか使えていない脳を、あるきっかけから覚醒し100%使用できるようになった女性。サイコキネシスなどの超能力を駆使して追っ手と対決。あまつさえは人間を超越し始める。人類未体験の領域を映像に落とし込んでるのは見てて面白い。…まあ「3割しか使えてない」てのはどうやら違うらしいと、最近発表されたばかりだけどね。

『フライト・ゲーム』70点
最近リーアム・ニーソンがセガール化して来てるような。飛行機の中で、罠にはまりハイジャック犯に仕立て上げられた刑事が、真犯人を探すべく奮闘するライトサスペンス。まあ、このテーマで面白くなくなる事はないよね。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』65点
イケメンやエリートでなく、いわゆるオチコボレが大活躍するってのはとても好感が持てるのだけど、あんまり活かせてない。良い意味でユルいSFなので、肩の力を抜いて楽しく見れる。マーヴェル作品なので、アベンジャーズと世界観を共有してるシーンあり。

『ヘラクレス』50点
ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。マッチョアクションファンタジー。画に迫力はあるし、キャラも立ってる。案外親子で見るのが良いかも。

『イコライザー』75点
もしもデンゼル・ワシントンがシティーハンターだったら。パっと見さえないオジサンが、悪人を圧倒的戦力差で追いつめて行く姿は爽快。ちょっと冗長気味だけど、面白い。

『ドラキュラZERO』70点
イケメンおやじが不幸になって行く様を傍観して楽しむ作品。女性ってこんなん好きやろ?(偏見)ダークファンタジーな世界観がよくできてる。見る作品がない時の谷間として重宝しそう。

『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』95点
ブルース・ウィリスが降板したのは残念。あと無名の若手が大量に起用されているので、前作程のゴージャス感はない。なのにこの点数。どうせ好きな人しか見ねーよ!メル・ギブソンとバンデラスが素敵。

『インターステラー』80点
少しでも宇宙に興味があるならオススメ。ブラックホールやワームホール、多次元世界などの人類未踏の空間を、現在解明されている姿に想像を加えて視覚化している。逆に、その手に全く疎いような人は、さっぱり意味がわかんないと思う。

『フューリー』75点
戦争を通して、悲劇、恐怖、痛快さ、友情、感動など、重厚な人間ドラマを楽しめる。特に戦車戦のリアルさは胸アツ。それでいて、しっかり「戦争はクソだ」と思える作品。確かに戦時中は色んなドラマが起こるけど、それは単に人間がそこにいるからで、けして戦争がドラマチックなわけではないよね。

『ゴーンガール』75点
二転三転するストーリーが面白い。伏線も絶妙に配置され、今後どうなるか想像するのがとても楽しい。巷の評価では「カップルや夫婦で見ると、女性は面白かったと言い、男性は絶望の底に落とされる」というのが主流だけど、これはある意味ひとつの結婚生活の完成形なのだと、個人的には思ってる。

『ホビット 決戦のゆくえ』55点
大作感はさすがだけど、なんかちぐはぐ。この手のハリウッドファンタジーって、合戦シーン大好きだよな…(しかもワンパターン)。前作『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる伏線が多々あるので、ファンならもっと楽しめるはず。


スキマノザラシ磔磔ワンマン50回目

2014年12月22日 | スキマノザラシ
今宵のスキマノザラシは、通算50回目の磔磔ワンマンライブ!

磔磔という場所で、それだけの回数を積み重ねて来たバンドの凄味。たっぷり味わいましたよ。

特に終盤にかけての怒涛のセトリは、流れも繋ぎも圧巻過ぎて口あんぐり!すげえ!すげえ!

『トンビ』の後奏が新バージョンだったり(かなりカッコ良い)、磔磔のボス水島さんのゲスト参戦があったり、某爆音ハカイダー三人衆からのメッセージもありと、もりもり盛りだくさんの夜でした。

オーディエンスも、俺の知る限りでは一番多く入ってましたし、盛り上がりもすごかった。ほんと楽しかったなあ。関東から、九州から、東海から、各地からスキマノザラシファンが集結してましたよ。

Jさんの近くにそっと貼られたあの人の写真も、心なしかとても楽しそうに見えました(^o^)。



地獄の季節in京都夜想

2014年12月20日 | 地獄の季節
今年の(俺にとっての)地獄の季節おさめ。

このバンドの夜想ライブは、やっぱり格別だな。

技術的な事はさっぱりわからないけど、すっごい好きな音。

特に今夜はZINさんのギターがとても心地良く響いてた。『シロップ』のイントロギターの、力強さの中にじんわり染みるあの感じ。CDじゃ中々再現できないと思う。

カミグチさんのドラムもすごい。西部警察のカースタント並のやりたい放題なのに、なぜか公道で一般車に混じっても安心して見てられる安定感の二律背反というか(←もうちょっとわかりやすい例えはないのか)。

あ、ミズカミさん、髪の毛バッサリ切ってました。キリストがクレオパトラになってました。←髪の毛の長さの話です

ちょっと気が早いけど、来年の地獄ラウンジが今から楽しみである(^o^)



スリラジレコ発ワンマンin吉祥寺

2014年12月14日 | スリルラウンジ
我らがスリルラウンジの、レコ発ワンマンin吉祥寺ROCK JOINT GBに行って来ました。

新旧の混ぜ方が絶妙なセトリがやけに味わい深くコク深く。ほんのりかすかに香り出ていたのは、バンドの円熟味ってやつですかね。

MC『レイコの部屋』は相変わらずの舌好調。「この回はオチを考えてなかった…」と、どの回でもおっしゃってたレイコさん、ロックでした。ロックちゃんでした。

その『ロックちゃん(仮)』を聴くのは今夜で5回目くらいかな。楽しいメロディなんだけど、歌詞は程々にえぐって来て、そのギャップの感じがとてもスリラジらしいというか。今夜購入した新譜に入ってなくてガッカリしてた人もいたので、早急な音源化を希望。

今宵初お目見えの新曲『コーリング(CALLINGかな?)』は、壮大なバラード。優しいだけでなくハードさが所々に見えてとてもスリラジらしかった。『MIKA』みたいに、これからどう育って行くのか見守り甲斐がある曲。

『Flow friction』を聴いたのは2度目。無条件で元気と勇気が湧いてくる、太陽のようなメロディ。ドラムの跳ね方が好きだなあ。歌詞がまだ把握できていないので、今後じっくり聴きこんでみたい。

ほかにも、途中「今井の部屋」が、「イマイノフェア」に聴こえてしまい、一体何が始まるのか予想できずドキドキしてしまうなど見所満載の夜。

『バナナマニア』の時に、ステージ袖で一緒にピョンピョン跳んでた某社長様。そして撮影そっちのけでピンクアフロを被られていた某カメラマン様。素敵だと思いました。

ぶっちゃけると、オーディエンスサイドの爆発力がいつもより抑え目で、もちろんめちゃくちゃ盛り上がったものの、ごく一部に若干まったりした空気も。ワンマンでアンコール一回だけだったのは初めてかも?

でもこれ、ネガティブな感じではなく、新
しいファンの方がググッと増えたからじゃないかと(立場をわきまえずに)分析します。まったり感も、アットホームさから来てた気がしますし。

きっと来年中には、俺みたいな自称ディープファンのご機嫌をうまく手のひらに乗せてキープしつつ、かたやまったり勢のハートをがっちりキャッチしてしっかり揺さぶり大爆発させ、世間で言う「マニアの壁」を軽々突破して、さらなるステージに突き進む爆音ハカイダー三人衆の姿が見れると思います。

妄言多謝(^_^;)



スキマノザラシin十三FANDANGO

2014年12月04日 | スキマノザラシ
12/4スキマノザラシ十三FANDANGOライブの全曲感想文。

セトリ間違えてたらごめんなさい。

1.『ランブル(Short ver.)』~『サイレン』

最近お馴染みになりつつある、『ランブル』のインストショートバージョンで開幕。一気上がったテンションの余韻を切り裂くように『サイレン』へ。うーん、鉄板。

2.『蒼白の子供』

比較的終盤で聴くことが多い曲なので、この段階での投入には体の準備ができておらず、思わずアワアワしてしまったけど、テンションはより上がってしまった。スキマの手の平の上で転がされてる感。

3.『レンズ』

上がりきったテンションを、程よくクールダウン。抽象的な歌詞なのに情景がありありと浮かんで来る、ミズカミワールドの真骨頂が味わえる曲。染みる。

4.『月光』

スキマノザラシって、演奏の呼吸はこの上なくバッチリ合ってるのに、個々の体を動かすリズムや動作はそれぞれバラバラで、そのギャップを俯瞰で眺めるのが楽しいのだけど、『月光』はそれが一番色濃く見える曲。各自こんなに好き勝手に動くのに、目を閉じるた時のなんたる一体感。そのバラバラ動作も、最後の手拍子のとこでピタッとシンクロ。面白い(^o^)

5.スネークリバージャンプ

『月光』のアウトロからこの曲へ繋ぐ流れはスキマノザラシライブの定番。ただ、いつもなら『月光』の勢いのまま『スネーク~』に行くのだけど、今回は切り替わる瞬間に、わずかな溜めを感じた。まあ、こっちの思い込みで、たまたまかもしれないけど、その間(ま)のおかげで、『スネーク~』にいつもと違う重厚感が感じられ、たまらなかった。

6.『ミルキィウェイ』

間奏と後奏の緩急の付け方が圧巻で、特にラストの楽器隊の3人がすごいテンションで音を鳴らしまくるあたり、普通のバンドなら音と音がぶつかりあって、カッコよさと引き換えに少々耳が痛くなるのだけど、スキマの場合ノイズにすら一体感があって心地良い不思議。

7.『千人の神様が死んで、三匹の獣が走る』

イントロが鳴り始めた瞬間から、無条件でハッピーになれる曲。今回、妖精アミイタスはお休みだったのか登場しなかった(^o^)←わかる人だけわかって

アンコール『アイアイ』

『千人~』が無条件でハッピーになれる曲なら、こちらは無条件で体が踊り出す曲。バラードで締めるのも好きだけど、持ち時間少な目の時はこういう勢いのある曲で、下手な余韻を残さずジャジャン!と迎える大団円がしっくり来る。

うん、22日磔磔50回目ワンマンに向けて死角なし!

明日からの西日本ツアー、参加される方々は、目一杯の期待を胸にお待ちください。きっとそれを軽々と飛び越えるステージを見せてくれると思いますよ(^o^)